作品紹介
『嫌われる勇気』は、2017年1月から3月までフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送された、香里奈主演の刑事ドラマです。岸見一郎・古賀史健による大ベストセラー『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を原案に、アドラー心理学の教えを刑事ドラマにアレンジした異色の作品です。
警視庁捜査一課の刑事・庵堂蘭子(香里奈)は、他人の目を気にせず、自分の信念に従って行動する「嫌われる勇気」を持つ女性。新人刑事の青山年雄(加藤シゲアキ)が蘭子と組むことになり、彼女の型破りな捜査スタイルに戸惑いながらも、アドラー心理学の哲学を学んでいきます。椎名桔平、升毅、飯豊まりえなど実力派キャストが脇を固めています。
話題になったポイント
200万部超ベストセラーの実写ドラマ化
累計200万部を超えるベストセラー『嫌われる勇気』の実写ドラマ化は、発表時から大きな注目を集めました。自己啓発書を刑事ドラマにアレンジするという大胆な試みが話題となり、原作ファンの間でも賛否両論を呼びました。
アドラー心理学の普及に貢献
毎回のエピソードでアドラー心理学の教えが事件解決に活かされる構成により、ドラマを通じてアドラー心理学を知った視聴者が多数。「課題の分離」「目的論」などの概念がSNSで話題になり、原作本の売上増加にも繋がりました。
香里奈のクールな演技
他人に媚びず、自分の道を貫く庵堂蘭子を演じた香里奈のクールな演技が注目されました。従来の刑事ドラマのヒロインとは異なる、独立した女性像を体現した演技は一定の評価を受けています。
ロケ地ガイド
東京・都心エリア
- パレスサイドビル:警察関連の施設として登場する竹橋のビル。捜査シーンで繰り返し使われています。
- 新宿モノリス:新宿の超高層ビル。事件関係者のオフィスとして登場します。
- 東京スクエアガーデン:京橋のオフィスビル。近代的なビジネスシーンで使われています。
公園・文化施設
- 北区中央公園:捜査の過程で訪れる公園。聞き込みや張り込みのシーンが撮影されました。
- 北区立中央公園文化センター(旧陸軍東京第一造兵廠):歴史的な建造物が重厚な雰囲気を醸し出す施設。事件に関わるシーンで登場します。
- 千鳥ヶ淵公園:皇居の堀沿いに広がる公園。蘭子が一人で考えを巡らせるシーンなどで使われています。
その他のロケ地
- 東京農工大学府中キャンパス:大学関連のシーンで使用されたキャンパスです。
- 朝霞市立武道館:蘭子の格闘技トレーニングシーンなどで登場する武道館です。
- 山野美容専門学校:事件関係者が通う施設として登場しています。
聖地巡礼のおすすめルート
竹橋・皇居周辺捜査コース
パレスサイドビルからスタートし、皇居東御苑を散策した後、千鳥ヶ淵公園へ。蘭子のように「他人の目を気にせず」自分のペースで歩くのがポイント。桜の季節は千鳥ヶ淵の美しい景色も楽しめます。所要時間は約2.5時間です。
北区・文化センターコース
北区中央公園を散策し、旧陸軍東京第一造兵廠の歴史的建造物を見学。近くの飛鳥山公園まで足を延ばせば、渋沢栄一の旧邸宅なども見学でき、歴史散策として楽しめます。所要時間は約2時間です。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは3.2点(5点満点)、レビュー数は1,015件。原作ファンからは賛否分かれましたが、一定の支持を集めました。
好評だったポイント
「アドラー心理学を分かりやすく学べる」「香里奈のクールな演技がかっこいい」「毎回の事件とアドラー心理学の結びつきが面白い」といった評価がある一方、「原作とは異なるアプローチ」という声も。ドラマをきっかけにアドラー心理学に興味を持ち、原作を読んだという視聴者が多く、自己啓発書のドラマ化という新しい試みとして意義のある作品と評価されています。