作品紹介
『小早川伸木の恋』は、2006年1月から3月にかけてフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送された全11話の恋愛ドラマです。柴門ふみの同名漫画(小学館「ビッグコミック」連載)を原作とし、主演は唐沢寿明が務めました。
大学病院に勤務する優秀な外科医・小早川伸木(唐沢寿明)は、技術も人望もある誠実な35歳。しかし、医局内の複雑な人間関係に疲弊し、家庭では嫉妬深く情緒不安定な妻・妙子(片瀬那奈)に翻弄される日々を送っていました。そんなある日、旧友が開く盆栽教室で謎めいた女性・作田カナ(紺野まひる)と出会い、心が揺らぎ始めます。
「白い巨塔」で冷徹な野心家を演じた唐沢寿明が一転、温厚で不器用な男を好演。藤木直人、大泉洋、谷原章介といった豪華キャストも脇を固め、30代の男が直面する仕事・家庭・恋愛の葛藤をリアルに描いた大人のラブストーリーです。
話題になったポイント
唐沢寿明の新たな魅力
「白い巨塔」の財前五郎役で圧倒的な存在感を見せた唐沢寿明が、本作では正反対のキャラクターに挑戦。誠実で優しいがゆえに悩む等身大の男性像を見事に演じ、視聴者から「こんな唐沢さんも素敵」と新たな評価を受けました。
柴門ふみ原作の大人の恋愛模様
『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』など数々の名作恋愛漫画を生み出した柴門ふみが原作。結婚後の男女のリアルな心理描写が特徴で、「恋愛は結婚で終わりではない」というテーマが30代以上の視聴者の共感を呼びました。
豪華キャストの共演
藤木直人が伸木のライバル的な存在を、大泉洋がコミカルな同僚医師を演じるなど、個性豊かなキャスト陣の掛け合いが見どころ。特に大泉洋の絶妙なコメディリリーフが、重くなりがちな物語に程よい軽さを与えています。
ロケ地ガイド
北区・病院エリア(東京都・埼玉県)
伸木が勤務する大学病院のロケが行われた医療施設周辺です。
- 東京北医療センター:伸木が勤務する大学病院の外観として使用されました。北区赤羽台にある実在の医療機関です。
- 川口市立医療センター:病院内のシーンや手術シーンなどの撮影に使用されました。
丸の内・日比谷エリア(東京都)
都心部での印象的なシーンが撮影されたエリアです。東京駅周辺の洗練された街並みが、登場人物の心情を引き立てます。
- JR東海道本線東京駅丸の内口:重要な待ち合わせや別れのシーンに使用された象徴的なロケ地です。
- 日比谷シティ:都会的な雰囲気の中での会話シーンなどに登場しました。
- 青山ダイヤモンドホール:パーティーや式典のシーンで使用された格式ある会場です。
大田区・池上エリア(東京都)
下町の趣が残るエリアで、登場人物のプライベートなシーンが撮影されました。
- 池上本門寺:日蓮宗の大本山として知られる名刹。登場人物が心の整理をつけるシーンや散策シーンで使用されました。
早稲田・新宿エリア(東京都)
ホテルでの重要なシーンが撮影されたエリアです。
- リーガロイヤルホテル東京:ラグジュアリーなホテルでの食事シーンや密会シーンに使用されました。
埼玉・レジャーエリア
家族でのお出かけシーンなどが撮影された埼玉県のスポットです。
- 東武動物公園:伸木が娘と訪れるシーンに使用。動物園と遊園地が一体となった大型レジャー施設です。
国分寺・多摩エリア(東京都)
自然豊かな武蔵野の風景が印象的なエリアです。
- お鷹の道・真姿の池湧水群:国分寺市にある名水百選にも選ばれた湧水群。心が洗われるような清涼な風景の中で、伸木が自分を見つめ直すシーンに使用されました。
箱根・湘南エリア(神奈川県)
都会を離れた場所でのシーンが撮影されました。
- フィオーレの森:神奈川県茅ヶ崎市にある中世ヨーロッパ風の商業施設。非日常的な雰囲気の中で、印象的なデートシーンが撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
東京駅・丸の内大人デートルート
JR東京駅丸の内口を出発点に、赤レンガ駅舎を背景に写真撮影を楽しんだ後、日比谷シティ周辺を散策。ランチは丸の内エリアのレストランで優雅に。午後は池上本門寺まで足を伸ばし、五重塔や広大な境内を参拝するコースがおすすめです。所要時間は約4時間。
武蔵野の自然癒しルート
JR国分寺駅からお鷹の道・真姿の池湧水群へ。湧水の清らかな流れに沿って散策を楽しみ、殿ヶ谷戸庭園も合わせて訪問すると充実した半日コースになります。ドラマの世界観に浸りながら、武蔵野の豊かな自然を堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks評価:★3.3(212件のレビュー)。木曜劇場枠の作品として安定した視聴率を獲得しました。
好評だったポイント
「唐沢寿明の白い巨塔とは全く違う優しい演技に引き込まれた」「大泉洋のコミカルな演技が良いアクセントになっている」「柴門ふみ原作らしく、大人のリアルな恋愛が描かれていて共感できた」といった声が寄せられています。一方で「展開がもどかしい」という意見もありますが、それこそが本作の持ち味である誠実に生きようともがく男の姿をリアルに表現していると評価されています。