作品紹介
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、2009年8月1日から9月26日まで毎週土曜日にTBS系列で放送されたテレビドラマです。秋本治による国民的漫画を実写化した作品で、主人公の両津勘吉を香取慎吾が演じました。
東京・下町の葛飾区亀有公園前の派出所に勤務する両津勘吉巡査長(香取慎吾)は、破天荒で豪快で型破り。やることなすことすべてがハチャメチャで、同じ派出所の後輩・秋本カトリーヌ麗子(香里奈)や中川圭一(速水もこみち)をヒヤヒヤさせ、上司の大原部長(伊武雅刀)にカミナリを落とされる毎日を送っています。
それでも人情味あふれる両さんは、下町の人々に愛される存在。怖いもの知らずのパワーで周囲を巻き込みながら、笑いと涙の人情ドラマが繰り広げられます。ドラマの好評を受けて、2011年には映画版『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』も公開されました。
話題になったポイント
国民的漫画の実写化
連載40年を超える国民的漫画の実写ドラマ化は、発表時から大きな注目を集めました。原作ファンの期待と不安が入り混じる中、香取慎吾がどのように両さんを演じるかが最大の関心事となりました。
亀有の街が全面協力
実際の亀有駅や亀有商店街でのロケが行われ、地元も全面的に協力。ドラマ放送後は亀有への聖地巡礼客が増加し、両さんの銅像めぐりなどが観光の目玉となりました。下町の温かい雰囲気がドラマの世界観をリアルに支えています。
豪華キャスティング
香取慎吾の両さん、香里奈の麗子、速水もこみちの中川という主要キャスト陣に加え、伊武雅刀の大原部長など、原作キャラクターのビジュアル再現度が話題に。毎回のゲスト出演者も豪華で、バラエティ豊かなエピソードが楽しめました。
ロケ地ガイド
東京都・亀有エリア
- JR常磐線亀有駅:両さんが毎日通勤する亀有駅。駅前の両さん銅像は今や亀有のシンボルです
- 亀有商店街ゆうろーど:下町の温かい雰囲気が漂う商店街で、両さんの日常シーンが数多く撮影されました
- 亀有食品市場:昔ながらの食品市場で、下町のリアルな生活感あふれるシーンに使われています
- 亀有香取神社:「両さん」の名前にも縁のある神社で、地域の風景として登場しました
- 亀有信用金庫本店:地元の金融機関として街の風景に溶け込むシーンで使われています
- 中川の堤防:両さんが散歩するシーンなど、川沿いの風景が印象的なロケ地です
東京都・葛飾区周辺
- テクノプラザかつしか:葛飾区の施設で、地域に根差したシーンの撮影に使われました
- 京成立石駅:下町グルメの聖地・立石の駅で、界隈の雰囲気がドラマに活かされています
- 曳舟川親水公園:葛飾区の水辺の公園で、のどかなシーンが撮影されました
- 国技館:相撲に関連するエピソードで登場した両国の名所です
千葉県
- 東葉高速鉄道八千代緑が丘駅:郊外のシーンで使用された駅です
- 船橋競馬場:両さんのギャンブル好きを表すシーンで登場した競馬場です
- 利根川の堤防:広大な河川敷の風景がドラマのスケール感を演出しています
山梨県
- 富士急ハイランド:遊園地でのドタバタエピソードの撮影に使われた人気テーマパークです
聖地巡礼のおすすめルート
亀有・両さんの街を歩くコース
JR亀有駅を降りたら、まず駅前の両さん銅像と記念撮影。亀有商店街ゆうろーどを歩いて下町の雰囲気を満喫し、亀有食品市場で昔ながらの買い物体験を楽しみましょう。亀有香取神社でお参りした後、中川の堤防沿いを散歩すれば、まさに両さんの日常を追体験できます。亀有信用金庫本店の前を通って駅に戻るルートがおすすめです。
葛飾下町グルメ&散策コース
京成立石駅で下車し、「呑兵衛の聖地」として知られる立石の飲み屋街を散策。その後、曳舟川親水公園で水辺の散歩を楽しみ、テクノプラザかつしかを見学。葛飾の下町情緒をたっぷり味わえるコースです。国技館まで足を伸ばせば、両国のちゃんこ鍋も楽しめます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは3.3点(レビュー数1,303件)。原作ファンと新規視聴者で評価が分かれる結果となりました。
好評だったポイント
「亀有の街並みがリアルに再現されていて嬉しい」「香取慎吾の体を張ったコメディ演技が面白い」という好評の声がある一方、原作ファンからは「原作のイメージとは違う」という意見も。しかし実写化の難しさを考慮すれば十分に健闘した作品との評価もあり、特に亀有の下町風景の描写と、ゲストを交えた人情話には定評があります。映画版にもつながる人気を獲得し、こち亀の実写化としては唯一の成功例として記憶されています。