作品紹介
『氷の世界』は、1999年10月から12月までフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送された竹野内豊・松嶋菜々子主演の心理サスペンスドラマです。野沢尚のオリジナル脚本による、連続殺人事件の謎と、事件に関わる男女の歪んだ愛を描いた意欲作。平均視聴率15.5%を記録し、野沢尚脚本作品の代表作の一つとして高く評価されています。
女性を狙う連続絞殺事件が発生する中、事件を追う刑事・三上壮介(竹野内豊)は、被害者の一人と接点のあった謎めいた美女・五十鈴舞花(松嶋菜々子)と出会う。舞花は絞殺事件の真犯人を知っているかのような言動を見せるが、その真意は謎のまま。壮介は舞花に惹かれながらも、彼女が事件に深く関わっているのではないかという疑念を抱く——。愛と憎しみ、疑いと信頼の狭間で揺れる二人の関係が、冷たく美しい映像で描かれていきます。
タイトル通り、冷たく凍りついた"氷の世界"のような映像美と、野沢尚ならではの緻密な心理描写が光る傑作サスペンス。松嶋菜々子のミステリアスな魅力が遺憾なく発揮された代表作です。
話題になったポイント
松嶋菜々子のミステリアス美女
『救命病棟24時』とはまた違う、影のある謎めいた美女を松嶋菜々子が熱演。冷たく美しい佇まいと、時折見せる深い感情のギャップが視聴者を魅了しました。
野沢尚の脚本
『眠れる森』『青い鳥』に続く野沢尚作品として、緻密な心理描写とサスペンス構成が絶賛されました。"愛と狂気"というテーマが野沢尚らしく深く掘り下げられています。
竹野内豊のクール刑事
竹野内豊が、感情を抑えて事件を追う刑事を好演。松嶋菜々子とのサスペンスフルな対峙シーンが、緊張感あふれる映像として記憶されています。
ロケ地ガイド
東京・湾岸エリア
都会的な冷たい雰囲気を演出する湾岸エリアが物語の主要舞台。
- 天王洲アイル:近代的な湾岸エリア。
- 天王洲セントラルタワー:天王洲の高層ビル。
- 天王洲アイルの緑の広場:湾岸の憩いの広場。
- 品川NFビル:品川のオフィスビル。
- 六本木トンネル:都会の地下道。
東京・都心エリア
- ルーテル学院大学:三鷹の大学キャンパス。
- WISE・WISE:青山のインテリアショップ。
- リビエラスポーツクラブ南青山:高級スポーツクラブ。
- カフェ・ブラジリエ:都内のカフェ。
- 東京警察病院:医療施設。
- ホワイトドア青山店:青山のおしゃれ店。
- 珈琲ロン:老舗喫茶店。
神奈川・横須賀エリア
- 鶴見川の河原:鶴見川沿いのシーン。
- シティーマリーナ ヴェラシス:横浜のマリーナ。
- 地中海レストラン「コスタデルソル」:神奈川のレストラン。
- 燈明崎:三浦の岬。
- 横浜美術大学:横浜の美大。
- 新石川公園:横浜の公園。
- 走水の町並み:横須賀の町並み。
- 横須賀パーキングエリア:横須賀のPA。
石川・金沢エリア
金沢の冷たく美しい雰囲気が物語の後半に登場します。
聖地巡礼のおすすめルート
天王洲サスペンスルート(半日コース)
天王洲アイルから天王洲セントラルタワー、緑の広場を巡る、冷たく近代的な湾岸を歩くコース。
金沢ミステリールート
浅野川の浅野川大橋から旧観音町通り、松魚亭を巡る、金沢の情緒ある町歩き。
視聴者の声・評判
評価スコア
平均視聴率15.5%を記録。野沢尚脚本作品として高く評価される90年代サスペンスの代表作です。
好評だったポイント
「松嶋菜々子のミステリアスな美しさに引き込まれる」「竹野内豊の抑えた演技がカッコいい」「野沢尚脚本の完成度が高い」「金沢のロケが美しい」という声が寄せられています。