作品紹介
『コタキ兄弟と四苦八苦』は2020年1月から3月までテレビ東京「ドラマ24」枠で放送された全12話のヒューマンコメディです。主演は古舘寛治と滝藤賢一のW主演、共演は芳根京子、宮藤官九郎、岡本麗、黒田大輔、六平直政ら。脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』『MIU404』で知られる野木亜紀子のオリジナル脚本、監督は『リンダリンダリンダ』『もらとりあむタマ子』の山下敦弘。野木×山下という2020年代屈指のクリエイターコンビが組んだ、ドラマ24らしい大人の人情コメディです。
主人公は"コタキ兄弟"——真面目すぎてうまく生きられない兄・古滝一路(古舘寛治)と、ちゃらんぽらんな弟・古滝二路(滝藤賢一)。どちらも独身、どちらも定職なし、どちらも先のない60代のおじさん二人が、ひょんなことから"レンタルおやじ"を始めることに。さっちゃん(芳根京子)が店主の喫茶店「シャバダバ」を拠点に、依頼内容は「定年退職した夫の様子がおかしい」「友達が孤独死しているのではないか」「3か月後に世界が終わる」など、ひとクセある案件ばかり。
ちゃらんぽらんな兄弟と孤独な依頼人たちの交流を通じて、人生の"四苦八苦"を軽妙に描く。野木亜紀子らしい優しい視点と、山下敦弘らしいゆったりとしたテンポが融合した、"おじさんたちのお仕事コメディ"という稀有な作品です。
話題になったポイント
野木亜紀子×山下敦弘の初タッグ
『アンナチュラル』の野木亜紀子と『リンダリンダリンダ』の山下敦弘という、連ドラと映画で別々に評価を確立した二人が初タッグ。期待以上の化学反応で、深夜ドラマの代表作となりました。
古舘寛治×滝藤賢一のおじさんW主演
脇役として存在感を示してきたベテラン2人による、60代のダメ兄弟W主演という異色の配役。おじさんのリアルな生きづらさを優しく描くコメディの新境地を開拓しました。
"レンタルおやじ"という斬新な職業
レンタル彼氏でも彼女でもなく、"レンタルおやじ"という架空の職業を核に据えた発想が秀逸。相談者と兄弟の関係性から、人生観を問い直すドラマに仕上がりました。
ロケ地ガイド
喫茶シャバダバと生活圏
物語の拠点となる喫茶店と、コタキ兄弟の生活圏は、東京・西武池袋線沿いの下町で撮影されました。
- コーヒーハウス チロル:喫茶シャバダバ
- たまがわ・みらいパーク:有花の勤務先の学校
- 西武池袋線清瀬駅:第1話の静子の駅前
- 清瀬駅南口ふれあいどーり:第1話の商店街
- 交差点:第1話のムラタ自転車事故
依頼と捜索の各地
各話の依頼人との交流や捜索の舞台は、都内の様々な場所で撮影されました。
- サンサンロード:第2話の一路と有花を目撃
- akariバル:第3話のカフェ
- ル・シェル・ブルー:第4話のマネキン場所
- サンデー:第4話の島須弥子のカフェ
- LUPICIA(ルピシア)自由が丘本店:第4話の紅茶店
- 白山眼鏡店横のベンチ:第4話のベンチ
重要な転機のシーン
物語の節目となる場所は、関東各地の情感ある場所で撮影されました。
- カプリハウス:第4話の島のホスピス
- 朝潮運河親水公園:第6話の遊歩道
- 希望苑:第10話の介護施設
- 楓:第10話のさっちゃんの楓カフェ
- みゆき食堂:第10話の居酒屋
- 中小企業大学校東京校:第11話のミチル試験会場
聖地巡礼のおすすめルート
清瀬・西武池袋線ルート
西武池袋線清瀬駅→清瀬駅南口ふれあいどーり→コーヒーハウス チロルと、コタキ兄弟の日常拠点を巡る下町コース。
自由が丘探索ルート
LUPICIA(ルピシア)自由が丘本店→白山眼鏡店横のベンチ→cashmere cashmereと、第4話の自由が丘散歩を追体験するコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
ドラマ24らしい大人の深夜ドラマとして、批評家・視聴者双方から高評価。野木亜紀子ファン、山下敦弘ファンに加え、おじさんリアリティを好む層から支持されました。
好評だったポイント
古舘寛治・滝藤賢一のおじさんコンビの絶妙さ、芳根京子のさっちゃんの癒し、宮藤官九郎のムラタ役、野木亜紀子の温かい脚本、山下敦弘のゆっくりした演出。深夜ドラマの到達点の一つとして評価されています。