作品紹介
『浅見光彦シリーズ22「首の女」殺人事件』は、2006年に放送された浅見光彦シリーズ第22弾です。内田康夫の同名小説を原作に、ルポライター浅見光彦(中村俊介)が福島県岳温泉と島根県江津で発生した連続殺人事件を解明していく長編トラベルミステリー。劇作家・宮田治夫が遺した戯曲『首の女』に隠された暗号と、高村光太郎・智恵子のロマンが交錯する重層的な構造が魅力の、シリーズの代表作のひとつです。
劇作家・宮田治夫が島根県江津の江の川の松川橋から落とされて殺害される。同じ頃、福島県岳温泉では宮田の知り合いだった真杉伸子の夫が高山温泉で死亡する。ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は、亡くなった宮田治夫の戯曲『首の女』に隠された暗号を読み解くべく、智恵子の生家がある福島県岳温泉、有福温泉、馬路の砂浜、仁摩サンドミュージアムなど、福島と島根を行き来しながら事件を追う。"首の女"とは何か、宮田が残したメッセージとは——浅見の推理が、高村光太郎・智恵子の「智恵子抄」のロマンと交錯する。
福島の岳温泉、智恵子の生家、高村光太郎記念館、島根の有福温泉、江の川の松川橋、JR山陰本線馬路駅、琴ヶ浜海岸、仁摩サンドミュージアム、鞆ヶ浦港など、福島と島根の風景豊かな名所をフル活用。浅見光彦シリーズの様式美と、戯曲の暗号という文学的要素、智恵子抄のロマンが融合した、シリーズの中でも特に詩情豊かな一作です。
話題になったポイント
戯曲『首の女』の暗号
劇作家・宮田治夫が遺した戯曲『首の女』に隠された暗号を読み解くというミステリー構造。文学的かつ知的な謎解きが、シリーズの中でも際立つ知的な一作です。
智恵子抄ロマンとの交錯
福島県の智恵子の生家、岳温泉など、高村光太郎・智恵子の「智恵子抄」のロマンが物語の重要なモチーフに。詩情豊かな展開がシリーズの抒情性を高めました。
福島と島根の地方ロケ対比
福島県岳温泉と島根県江津という2地方を対比的にロケ。仁摩サンドミュージアム、琴ヶ浜海岸、有福温泉など、島根の名所も魅力的に描かれました。
ロケ地ガイド
福島・岳温泉と智恵子抄シーン
福島県の智恵子抄関連のロケ地です。
島根・有福温泉と江津シーン
島根県江津の事件現場のロケ地です。
- 江の川の松川橋:宮田治夫が落とされた江の川の橋。
- 有福温泉旅館樋口:宮田治夫が宿泊した旅館。
- 有福温泉:有福温泉のシーン。
- 江津警察署:江津警察署。
- JR山陰本線馬路駅:浅見と野沢光子が訪れた駅。
- 琴ヶ浜海岸:浅見と野沢光子が訪れた砂浜。
- 江津本町の町並み:浅見と刑事が歩いた町並み。
- JR山陰本線江の川橋梁:浅見と刑事が歩いた鉄橋の見える堤防。
- 仁摩サンドミュージアム:浅見と野沢光子が訪れた仁摩サンドミュージアム。
- 鞆ヶ浦港:馬路の港。
- 馬路の家:馬路の久永工房。
東京・浅見家・捜査シーン
東京の浅見家と捜査関連のロケ地です。
- プリンセスガーデン:HOTEL PRINCESS GARDEN。
- 一軒家:浅見家。
- 平塚神社:浅見が刑事と話した神社。
- 滝野川公園:浅見と野沢光子が話した川。
- 警察庁:浅見陽一郎が働く警察庁。
- 日比谷公園西幸門:浅見光彦と陽一郎が話した噴水のある公園。
- 新宿アイランドタワー:真杉伸子が待ったカフェテラス。
- 一軒家:柴山亮吾の家。
- JR東海道本線東京駅丸の内口:浅見が東京に着いた駅。
- 白岡霊園:宮田治夫の墓。
聖地巡礼のおすすめルート
島根・江津の事件ルート
江の川の松川橋から有福温泉旅館樋口、仁摩サンドミュージアム、琴ヶ浜海岸を巡れば、島根の事件現場と山陰の名所を体感できます。
福島・智恵子抄ルート
高村光太郎記念館、智恵子の生家、岳温泉を巡ると、智恵子抄のロマンと事件の核心を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
戯曲『首の女』の暗号と、高村光太郎・智恵子のロマンが交錯する詩情豊かなトラベルミステリー。福島と島根の名所を網羅した本格ロケが、シリーズの代表作と評価される根拠です。
好評だったポイント
「智恵子抄のロマンが切ない」「仁摩サンドミュージアムが幻想的」「中村俊介の浅見光彦が凛々しい」「戯曲の暗号という設定が知的」「江の川の景色が美しい」といった感想が寄せられました。