作品紹介
『小児救命』は、2008年10月16日から12月18日までテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された全10話の医療ドラマです。主演は小西真奈美。日本社会で深刻化する小児科医不足という社会問題を真正面から取り上げ、24時間診療の小児クリニックを立ち上げる若き女性院長の闘いを描いた骨太の社会派医療ドラマです。
大病院・啓翠会総合病院に勤める青山宇宙(小西真奈美)は、子どもたちの命を救うために寝食を忘れて尽力する熱心な小児科医。彼女は「子どものための医療の場が足りないなら、自分たちで作るしかない」という信念のもと、24時間診療の「青空こどもクリニック」を江戸川区・小松川エリアで開業することを決意する。集まった医師・看護師たちと衝突を繰り返しながら、宇宙は理想と現実の狭間で悩み、成長していく――。
共演は遠藤憲一、岸谷五朗、北乃きい、勝村政信、池田鉄洋など。脚本は浜田秀哉、演出は田村直己。視聴率は二桁を記録できず全話一桁完走となりましたが、Filmarks★3.2点(199件)と評価は高く、「重いテーマを骨太に描いた佳作」「医療ドラマ好きには刺さる」と再評価が進んでいる作品です。江戸川区小松川を中心に、新川・赤坂・日本橋など東京下町を活用したロケが特徴です。
話題になったポイント
小児科医不足という社会問題
2000年代後半に深刻化した「小児科医不足」「小児救急の崩壊」という社会問題を真正面から描いた骨太な医療ドラマ。フィクションとはいえ「青空こどもクリニック」のような24時間診療の小児クリニック設立は、当時の小児医療現場の願望を描き出していました。
小西真奈美の熱演
主演・小西真奈美が、理想に燃える若き女性院長を熱演。視聴率は二桁に届かなかったものの、「重い社会問題を演じきる骨太な演技」と業界・医療関係者から高評価を獲得しました。
江戸川区・小松川の徹底ロケ
江戸川区小松川エリアを舞台に、すずきクリニック(青空こどもクリニックのモデル)、旧中川のもみじ大橋・虹の大橋、荒川、大島小松川公園、小松川二丁目バス停前の道など、東京下町を徹底的にロケ地として活用した、地域密着の医療ドラマです。
ロケ地ガイド
青空こどもクリニック・啓翠会総合病院
本作の主要舞台。
江戸川区・小松川エリア
青空こどもクリニックの周辺風景。
- 旧中川のもみじ大橋:東京都江戸川区小松川1丁目、第1話で青山宇宙が拓実を探した河原。
- 荒川:東京都江戸川区小松川1丁目、第2話で拓実がおぼれた場所。
- 小松川二丁目バス停前の道:東京都江戸川区小松川1丁目、第2話の街風景を見ながら走った道。
- 道路:東京都江戸川区小松川2丁目、第5話で青山冬悟が歩いた場所。
- 旧中川の虹の大橋:東京都江戸川区小松川2丁目、第5話の屋台シーン。
- 大島小松川公園:東京都江戸川区小松川1丁目、第7話の青山冬悟&狩矢俊介の公園シーン。
東京・下町&都心エリア
登場人物の生活シーン。
- レストラン花:東京都中央区新川2丁目、第4話のレストラン。
- ちょっぷく日本橋宝町店:東京都中央区日本橋室町4丁目、第5話の名波大地の居酒屋。
- もつ福赤坂店:東京都港区赤坂6丁目、第5話の狩矢俊介&柾陽介の居酒屋。
- オーガニックカフェ メリッサ:東京都港区麻布台1丁目、最終話の看護師たち待ち合わせ。
- 富ヶ谷公園:東京都渋谷区富ヶ谷2丁目、第6話の名波大地の公園。
- 神田82ALE HOUSE:東京都千代田区内神田3丁目、第6話の狩矢俊介&樋口流衣のパブ。
- 蔵前橋通り:東京都江東区亀戸2丁目、第6話の腕を組んで渡った横断歩道。
- 豊島区役所西部区民事務所(旧平和小学校):東京都豊島区千早2丁目、第4話の小学校。
- 錦糸町商店街:東京都墨田区江東橋2丁目、第7話で純が走った繁華街。
- マンション:神奈川県川崎市麻生区片平7丁目、第3話で上原レイナが飛び降りようとしたマンション。
聖地巡礼のおすすめルート
江戸川区・小松川下町コース
都営新宿線東大島駅からすずきクリニックを出発点に、旧中川のもみじ大橋→虹の大橋→大島小松川公園と歩く半日コース。下町の医療ドラマの世界に浸れます。
都心の医療スタッフ夜コース
ちょっぷく日本橋宝町店ともつ福赤坂店を組み合わせる夜の聖地巡礼。医療スタッフが束の間の休息を取る街並みを体感できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks★3.2点(199件)。視聴率は一桁完走でしたが、「テーマの重さを骨太に描いた」「小西真奈美の演技が光る」と高評価。医療ドラマ好きの間では再評価が進んでいます。
好評だったポイント
「小西真奈美の熱演」「小児科医不足というテーマの社会的意義」「江戸川区小松川の下町ロケ」「重い問題を逃げずに描く骨太さ」「2000年代医療ドラマの隠れた佳作」といった感想が多く、再評価されつつある作品です。