作品紹介
『ラストチャンス 再生請負人』は、2018年7月から9月にかけてテレビ東京系「ドラマBiz」枠で放送された本格ビジネスドラマです。仲村トオルがテレビ東京ドラマ初主演を務め、企業再生の世界に身を投じる元銀行マンの奮闘を描きました。原作は江上剛の同名小説で、リアルなビジネスの裏側が見どころです。
大手都市銀行に22年間勤めてきた樫村徹(仲村トオル)は、突然発表された財閥系銀行との合併により、人生の岐路に立たされます。左遷やリストラで行き場を失う同僚たちを見送る日々の中、彼が選んだ新たな道は「企業再生」でした。倒産寸前の老舗企業を立て直すため、裏切りや陰謀が渦巻くビジネスの修羅場に飛び込んでいきます。
「人生の七味」——うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ——を乗り越え、何度でも再起を図る主人公の姿は、働く大人たちに深い共感を呼びました。
話題になったポイント
仲村トオルの重厚な演技
アクション俳優のイメージが強い仲村トオルが、知的で冷静な企業再生のプロフェッショナルを演じたことが話題になりました。キャリアを重ねた俳優ならではの渋い魅力と、ビジネスシーンでの説得力ある演技が視聴者から高く評価されています。
リアルな企業再建ストーリー
テレビ東京の「ドラマBiz」枠第2弾として、大人の視聴者をターゲットにした硬派なビジネスドラマが制作されました。銀行の合併、企業買収、事業再生といったビジネスの現場がリアルに描かれ、「半沢直樹」とはまた違った切り口の社会派ドラマとして注目を集めました。
豪華キャストの競演
仲村トオルを主演に、椎名桔平、和久井映見、松田龍平、杉本哲太ら実力派俳優が脇を固め、重厚な人間ドラマを展開しました。各キャラクターの思惑が交錯する群像劇としても見応えがあると評判でした。
ロケ地ガイド
東京都心エリア(ビジネス街)
- 泉ガーデンタワー:樫村が勤める企業再生ファンドのオフィスとして使用されたビジネスタワー。六本木一丁目の洗練されたビル群が物語の舞台です。
- 品川シーズンテラス:取引先企業との打ち合わせシーンなどで登場した品川の大型複合施設です。
- 大手町ファーストスクエア:銀行時代の回想シーンなどで使われた大手町のオフィスビルです。
- 御茶ノ水ソラシティ:ビジネスミーティングのシーンで登場した御茶ノ水エリアのランドマーク。
東京・飲食店エリア
- アポロ:登場人物たちが集う印象的なシーンで使われた店舗です。
- クルーズクルーズ THE GINZA:銀座のレストランで重要な会食シーンが撮影されました。
- 牛鍋アイロン白金:キャラクター同士の親密な会話シーンで登場した白金エリアの飲食店です。
- ふくの鳥 茅場町店:仕事帰りの一杯シーンなど、日常的なビジネスマンの姿が描かれた居酒屋です。
栃木県宇都宮エリア
- オリオン餃子本店:地方出張シーンで登場した宇都宮の名店。再建対象企業の地元として印象的に使われました。
- サンクレールバス 本社営業所:再建対象となる地方企業のロケ地として使用されました。
- 東武宇都宮線の黒川橋梁:地方の風景を印象づけるカットで登場した鉄道橋梁です。
東京・街並みエリア
- 神宮外苑のイチョウ並木:ドラマチックなシーンの背景として使われた東京を代表する美しい並木道です。
- 目黒川沿いの道:登場人物の心情を映す印象的な散歩シーンで使用されました。
- 春海橋公園:湾岸エリアの開放感ある風景が広がるロケ地です。
聖地巡礼のおすすめルート
ビジネス街コース(半日)
六本木一丁目駅から泉ガーデンタワーをスタートし、赤坂・銀座エリアのレストランロケ地を巡りながら品川シーズンテラスへ。都心のビジネス街を歩くことで、樫村が駆け回った企業再生の舞台を体感できます。ランチは銀座エリアのクルーズクルーズ THE GINZAで、ドラマの会食シーンを追体験するのもおすすめです。
宇都宮日帰りコース
東京から新幹線で約50分の宇都宮へ。オリオン餃子本店で名物の餃子を堪能した後、東武宇都宮線の黒川橋梁周辺を散策。地方企業の再建に奔走する樫村の苦悩を感じながら、宇都宮の街並みを楽しめるルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでのレビュー数は307件、平均スコアは5点中3.5点です。テレビ東京のビジネスドラマとしては安定した評価を得ており、大人向けの硬派なドラマとして一定のファン層を獲得しました。
好評だったポイント
「演技派俳優が大集結で見応えがある」「こういうサクセスストーリーはやっぱりいい」「大人が安心して観れるドラマ」という声が多く聞かれました。仲村トオルの知的で力強い演技、椎名桔平との緊迫感あるやりとり、和久井映見の繊細な演技など、キャスト陣の実力が高く評価されています。一方で「脚本にもう少し深みがほしかった」「最終回の展開が駆け足」という指摘もありましたが、テレビ東京のドラマ枠の新たな可能性を示した意欲作として記憶されています。