作品紹介
『LEADERS リーダーズ』は2014年3月22日・23日にTBS系で2夜連続放送されたスペシャルドラマ。トヨタ自動車創業者・豊田喜一郎をモデルに、戦前・戦中・戦後にかけて国産自動車開発に人生をかけた人々を描いた骨太なビジネスドラマ。主演は佐藤浩市(愛知佐一郎役)、共演に山口智子(愛知晴子役)、香川照之、吉田栄作、宮沢りえ、萩原聖人、高橋和也、えなりかずき、伊東四朗、溝端淳平、前田敦子、橋爪功(石山又造役)、市村正親など豪華キャスト。脚本は橋本裕志、演出は福澤克雄。視聴率は前編13.7%・後編15.4%(名古屋地区では22.2%、瞬間最高24.9%)の大ヒット。Filmarks★3.9と高評価。日本のモノづくり魂を讃える、戦後日本産業史の名作ドラマです。
昭和初期。愛知佐一郎(佐藤浩市)は、父・佐助が発明した自動織機の製造を手掛ける愛知自動織機の常務を務めていました。アメリカの自動車産業の隆盛を目にした佐一郎は、「これからは日本にも車の時代が来る」と確信し、国産自動車の開発を推し進めようとします。しかし、社長・石山又造(橋爪功)はこれに猛反対。日本での自動車製造はまだ夢物語に近かったのです。
反対を押し切って自動車部門を立ち上げた佐一郎と仲間たちは、ついに試作車第1号を完成させ、ついに乗用車「AA型」を完成させます。しかし、5年の歳月を費やして乗用車を完成させた時には、皮肉にも戦争の足音が迫っていました。戦争から戦後復興、占領下のGHQ、朝鮮戦争による特需――時代の荒波に翻弄されながら、佐一郎と仲間たちは「日本の自動車を世界一に」という夢を諦めず、戦後日本の高度経済成長を牽引していきます。豊郷小学校(滋賀)、豊橋市公会堂、トヨタ産業技術記念館、本庄サーキット、上海影視楽園など全国・海外でロケを敢行した、ビジネスドラマ屈指の大作です。
話題になったポイント
佐藤浩市の重厚な経営者演技
主演・佐藤浩市が、トヨタ創業者・豊田喜一郎をモデルとする愛知佐一郎を、信念と苦悩を併せ持つ経営者像として重厚に演じ切り、第30回ATP賞テレビグランプリ最優秀賞を受賞するなど、業界からも高く評価された名演となりました。
戦前・戦中・戦後を描く大スケール
昭和初期から戦後復興、高度経済成長期まで、約30年の時代を縦断する大スケール構成。戦争による試練、GHQ占領下の苦難、朝鮮戦争特需――日本の現代史をビジネスドラマの視点で描いた重厚な脚本が話題を呼びました。
名古屋地区驚異の22.2%視聴率
関東地区平均14.6%(前後編)に対し、名古屋地区では2日目22.2%、瞬間最高24.9%を記録。トヨタ創業地の名古屋市民が熱狂した「ご当地ドラマ」としても記憶される作品です。
ロケ地ガイド
愛知・名古屋・豊橋・豊田エリア
トヨタの故郷・愛知。
- 旧ユニチカ豊橋営業所:豊橋市曙町松並、明治期の建築。
- トヨタ産業技術記念館:名古屋市西区則武新町、トヨタの歴史博物館。
- 豊橋市公会堂:豊橋市八町通、GHQ庁舎のロケ地。
- 名古屋市役所:名古屋市中区三の丸、戦前建築の名建築。
- トヨタ自動車元町工場:豊田市元町、現役工場。
- 愛知県立時習館高等学校:豊橋市富本町、佐一郎の母校シーン。
関東・東京中心部エリア
東京の名建築。
- 東京大学:文京区本郷7丁目、戦前の重厚な建築。
- 臨江閣:群馬県前橋市大手町、明治期の迎賓館。
- 日本銀行本店:中央区日本橋本石町、戦前金融街。
- 銀座和光:中央区銀座4丁目、戦前ハイカラの象徴。
- 本庄サーキット:埼玉県児玉郡児玉町、自動車テスト走行シーン。
関西・島根・山口エリア
地方ロケ地。
- 旧豊郷小学校:滋賀県豊郷町、ヴォーリズ建築。
- グンゼ記念館:京都府綾部市、繊維産業の博物館。
- 日本毛織印南工場:兵庫県加古川市米田町、繊維工場。
- 糸原記念館:島根県奥出雲町、明治期の豪商邸。
- 山口銀行 やまぎん史料館:山口県下関市観音崎町、明治期銀行建築。
横浜・千葉・上海シーン
関連シーン。
- 氷川丸:横浜市中区山下町、太平洋戦争を生き抜いた豪華客船。
- 乙浜漁港:千葉県南房総市白浜町乙浜。
- 上海影視楽園の撮影用セット:中国上海市、戦中・戦後の海外シーン。
聖地巡礼のおすすめルート
トヨタの故郷・名古屋ルート
トヨタ産業技術記念館でトヨタの歴史を学び、名古屋市役所とトヨタ自動車元町工場を巡る、トヨタ聖地巡礼コース。
豊郷小学校・ヴォーリズ建築ルート
旧豊郷小学校を訪ね、ヴォーリズ建築の名校舎を体感する文化財コース。
東京戦前建築ルート
東京大学から日本銀行本店、銀座和光を巡る、戦前東京の名建築巡り。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★3.9。前後編平均視聴率14.6%(名古屋地区22.2%)の大ヒット。第30回ATP賞テレビグランプリ最優秀賞受賞、日本ビジネスドラマの金字塔として記憶されています。
好評だったポイント
「佐藤浩市の重厚な演技」「香川照之の存在感」「橋爪功の頑固社長役が秀逸」「日本のモノづくり魂への讃歌」「戦前・戦中・戦後の歴史描写」「トヨタの歴史を学べる」「ご当地・名古屋の高視聴率」「ATP賞最優秀賞受賞作」――TBSスペシャルドラマ屈指の大作として、現在も再評価されている名作です。