作品紹介
『東京ラブ・シネマ』は、2003年4月14日から6月30日までフジテレビ系「月9」枠で放送された全12話の連続ドラマです。脚本は藤本有紀・高橋美幸、主演は江口洋介。ミニシアター系の映画配給会社を舞台に、映画への情熱と大人の恋愛を描いたラブコメディです。
主人公の高杉真先(江口洋介)はミニシアター配給会社「ココモ」の創立者。大手映画配給会社「フェノミナン」のプロモーター・卯月晴子(財前直見)との出会いをきっかけに、ビジネスと恋が交差する日々が始まります。映画業界の裏側をリアルに描きながら、不器用な大人たちの恋模様を丁寧に紡いだ作品です。主題歌は大滝詠一の「恋するふたり」。
話題になったポイント
映画配給の世界を描いた異色の月9ドラマ
月9枠としては珍しく、ミニシアター系映画の配給・宣伝という業界をテーマに選んだ意欲作です。主人公・高杉真先のモデルは映画配給プロデューサーの叶井俊太郎といわれており、映画祭への出品や作品買い付けなど、配給ビジネスのリアルな側面が描かれました。一般的な恋愛ドラマとは一線を画す「大人の恋」路線が特徴です。
豪華キャストの共演
主演の江口洋介をはじめ、財前直見、竹中直人、宮迫博之といった実力派俳優が集結。さらに若き日の玉山鉄二も出演し、個性豊かなキャラクターたちが映画業界という舞台で繰り広げるドラマに深みを与えました。
大滝詠一の名曲「恋するふたり」
主題歌に起用された大滝詠一の「恋するふたり」は、ドラマの雰囲気にぴったりの洗練されたポップスで、作品の世界観を彩りました。大滝詠一にとって久々の新曲リリースとしても注目を集めた楽曲です。
ロケ地ガイド
横浜エリア
- シルクセンター国際貿易観光会館:劇中の映画配給会社「ココモ」「フェノミナン」やパブレストラン「絹」が入るビルとして使用されました。横浜・山下公園近くに建つ貿易観光の拠点です。
- 神奈川県庁:会社近くの歩道シーンで登場。「キングの塔」の愛称で親しまれる歴史的建造物です。
- ぷかり桟橋:第1話で卯月晴子と江戸川薫を乗せた船が停泊していた桟橋。みなとみらい地区の海上に浮かぶユニークな建物です。
- 横浜高島屋:最終話で「バザールで恋買います」の星空上映会があった屋上として撮影に使われました。
東京・都心エリア
- 都立芝公園:東京タワーが見えるブランコのある公園として繰り返し登場する重要なロケ地。登場人物たちの心情を映す象徴的な場所です。
- 銀座テアトルシネマ:第1話で「パリのラブラブショー」を上映していた映画館。銀座の映画文化を象徴するミニシアターでした。
- シネスイッチ銀座:第2話で「グリーンコーヒー」の上映が予定されていた映画館として登場。銀座の名門ミニシアターです。
- CINEMA RISE:第3話で卯月晴子が訪れた渋谷の映画館。ミニシアター文化の聖地として知られていました。
- シアター・イメージフォーラム:第4話に登場した渋谷のアート系映画館。実験映画やアート作品の上映で知られています。
- プルデンシャルタワー:第1話で卯月晴子が電話を掛けていた場所。赤坂のランドマーク的な高層ビルです。
- ウェスティンホテル東京:第1話で映画監督が宿泊しているホテルとして登場。恵比寿ガーデンプレイス内の高級ホテルです。
- トッパン小石川ビル:第3話でメトロテレビジョンとして撮影されたビル。
- 角川書店本社:第6話でタキノ出版として使用されました。
- 汐留シオサイト:第6話で卯月晴子と日向暎二が歩いていたオフィス街。再開発で生まれた近代的な都市空間です。
- 東京グローブ座:第8話に登場した劇場。新大久保にあるシェイクスピアをテーマにした劇場です。
- トルコ共和国大使館:第8話で高杉真先がトルコ映画にまつわる用件で訪れた大使館。
- 高島屋 新宿店:最終話で高杉真先が勤めていたデパート。
- タカシマヤタイムズスクエア:最終話で「バザールで恋買います」の星空上映会が行われた百貨店の入口。
東京・下町・湾岸エリア
- 清澄庭園:第4話で千葉吉成が園田麻子と過ごした庭園。明治の名園として知られる回遊式庭園です。
- 汐留シオサイトの歩道橋:第8話で園田麻子が歩いていた、ゆりかもめが見える歩道橋。
- 新芝運河沿いの遊歩道:第9話で東京モノレールの見える運河沿いのシーンで使用されました。
- 日本橋川の豊海橋:第11話で千葉吉成が電話をしていた趣のある橋。
- 越中島公園:第11話で千葉吉成と江戸川薫が川岸で語り合うシーンの撮影地。
- セントラルガーデン:第11話で高杉真先が卯月晴子にチケットを渡した公園。
東京・その他エリア
- かもめ座:園田麻子が住む映画館「かもめ座」として登場。映画への愛が詰まった劇中の象徴的な場所です。
- マンション:卯月晴子が住むマンション「ROSSO代官山」として撮影されました。
- JR山手線長者丸踏切:高杉真先の家の近くにある、埼京線の電車が走る踏切。
- 長池公園:第1話でトルコ映画のロケ地として登場した八王子市の自然豊かな公園。
- Top深大寺店:第1話で卯月晴子がリンゴを買ったスーパー。
- 都道416号線(駒沢通り):第3話で高杉真先が歩いていた東京メトロ日比谷線の見える歩道。
- 桜田通り:第5話で千葉吉成がティッシュをもらった東京タワーの見える道路。
- 拓殖大学本館:第5話に登場した歴史的な建物。
- 東海大学付属八王子病院:第6話で二階堂絹代が入院した桜文化大学病院として撮影されました。
- 東急二子玉川駅:第9話で二階堂絹世が電話を掛けていた駅のホーム。
- 新宿パークタワー:第10話で黒沢雄平が卯月晴子に電話していた噴水のある場所。
- 四谷見附橋:第10話で卯月晴子と黒沢雄平が別れた橋。物語の転換点となる印象的なシーンです。
川崎エリア
- LA CITTADELLA:第1話でPACIFIC FILM FESTIVALの会場として使われた川崎の複合商業施設。イタリアの街並みを模した外観が映画祭の雰囲気にマッチしていました。
伊豆エリア
- 伊豆箱根鉄道駿豆線大仁駅:第4話で湯けむり映画祭のあった温泉の最寄り駅として登場。
- 大仁公民館:第4話で湯けむり映画祭の会場として使われました。
- 大仁町民会館:第4話で湯けむり映画祭の本会場。
- 修善寺温泉ホテル滝亭:第4話の宿泊先ホテルとして登場。
- 桂川の虎渓橋:第4話で坂本理沙と堺照子が話をしていた赤い欄干の橋。修善寺温泉の風情ある景観が印象的です。
- 桂川の桂橋:第4話で高杉真先が湯けむり映画祭の担当者と話をしていた赤い欄干の橋。
その他のロケ地
- ラ・ブリーズ・ドゥ・ヴァレ:第2話で卯月晴子たちが話をしていた店。
- Cafe Serre:第5話で千葉吉成が三島博崇と話をしていたカフェ。
- hisio:第10話で高杉真先と江戸川薫と黒沢雄平が食事をしていたレストラン。
- CASA DI DUE:第10話で坂本理沙と日向暎二が入ったラブホテル。
- MODA POLITICA:第11話に登場。