作品紹介
『MARS~ただ、君を愛してる~』は、2016年6月18日に公開された日本映画です。惣領冬実の大ヒット少女漫画『MARS』を原作とし、同年1月から放送されたテレビドラマ版の劇場版として制作されました。藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と窪田正孝のダブル主演、ヒロインに飯豊まりえを迎え、激しい愛と友情、そして心の闇を描いた青春ラブストーリーです。
学園のスター的存在でありながら怒ると手がつけられない凶暴性を秘める高校生・樫野零(藤ヶ谷太輔)は、クラスメイトで誰にも心を開かず孤独に生きてきた麻生キラ(飯豊まりえ)と恋に落ちます。しかし、零の中学時代の同級生である桐島牧生(窪田正孝)が転入してきたことから、三人の運命は大きく狂い始めます。穏やかな仮面の下に狂気を隠した牧生の零への執着が明らかになるにつれ、物語は衝撃的なクライマックスへと向かいます。
話題になったポイント
窪田正孝の「怪演」
穏やかで優しい仮面の下に狂気を隠した牧生という難しい役どころを、窪田正孝が圧倒的な演技力で表現。零への狂おしいほどに切ない感情を変幻自在の芝居で演じ切り、スクリーンの中でひときわ強烈な存在感を放ちました。「窪田正孝の演技だけで映画の価値がある」という声が多数上がっています。
藤ヶ谷太輔のアクションとバイクシーン
原作の零はバイクレーサーという設定で、国道134号線を疾走するバイクシーンが映画の見どころの一つ。湘南の海沿いを駆け抜ける爽快な映像は、原作ファンも納得のスケール感です。藤ヶ谷太輔の体当たりの演技とワイルドなビジュアルも話題になりました。
湘南・横浜の美しいロケーション
由比ケ浜や新江ノ島水族館、横浜赤レンガ倉庫など、神奈川県の海沿いスポットを中心に撮影が行われ、青春映画にふさわしい爽やかな映像が実現。特に砂浜でのシーンや海沿いのバイクシーンは、原作の世界観を見事に映像化しています。
ロケ地ガイド
学園ロケ地
劇中の「泉ヶ丘学園高等学校」は複数の学校施設で撮影されました。
- 高崎商科大学:「泉ヶ丘学園高等学校」の外観として使用。広々としたキャンパスが学園の雰囲気を演出しています。
- 加藤学園御殿場キャンパス:美術部の内部シーンの撮影地。キラが絵を描く大切な場所として印象的に使われています。
湘南・鎌倉エリア
原作でも重要な舞台である湘南エリアは、映画の核となるロケ地が集中しています。海と青春の組み合わせが作品の魅力を最大限に引き出しています。
- 国道134号線:零がキラを乗せたバイクで走る海沿いの道。鎌倉市材木座から逗子市にかけての区間が使用され、湘南の象徴ともいえる爽快なシーンが撮影されました。
- 新江ノ島水族館:零とキラのデートシーンが撮影された水族館。幻想的な水槽の前での二人のシーンがロマンチックです。
- 由比ケ浜:零とキラが砂を使ってお城を作った砂浜。二人の無邪気で幸せなひとときを象徴する、映画屈指の名シーンの舞台です。
横浜エリア
- 横浜美術館:キラの芸術的感性に関連するシーンで使用された美術館。みなとみらいに位置する近代的な建築が印象的です。
- 横浜赤レンガ倉庫:零・キラ・晴美・達也の4人が訪れた、大きなクリスマスツリーのある場所。青春グループの楽しいひとときが描かれた印象的なシーンです。
- MOONEYES Area1:零が達也から牧生の子供時代の話を聞いた場所。アメリカンカスタムカルチャーの拠点として知られるユニークなスポットです。
横須賀エリア
- うみかぜ公園:零・キラ・晴美・達也がBBQをしていた海辺の公園。東京湾を望む開放的な公園で、青春の1ページを象徴するシーンが撮影されました。
- PARADISE:劇中で登場した神奈川県のスポット。海沿いの雰囲気が作品の世界観にマッチしています。
聖地巡礼のおすすめルート
湘南バイク&海デートコース(半日)
鎌倉駅をスタートに、国道134号線沿いを由比ケ浜へ。砂浜で映画の名シーンに浸った後は、江ノ島方面へ足を延ばして新江ノ島水族館でデート気分を満喫。134号線の海沿いドライブは、零のバイクシーンを追体験できる最高のルートです。
横浜アート&グルメコース(半日)
みなとみらいの横浜美術館でアート鑑賞からスタート。赤レンガ倉庫まで港沿いを散歩し、クリスマスシーズンならドラマと同じツリーを楽しめるかも。本牧方面のMOONEYES Area1まで足を延ばせば、アメリカンカルチャーの雰囲気も堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは2,593件のレビューで平均★2.8。映画.comでも賛否が分かれる評価となりました。原作ファンからは厳しい声もありましたが、キャストのビジュアルや演技力、特に窪田正孝の怪演は広く評価されています。
好評だったポイント
「窪田正孝の狂気の演技が圧巻」「藤ヶ谷太輔のビジュアルが原作の零そのもの」「湘南のロケーションが美しい」「飯豊まりえの透明感がキラにぴったり」という声が目立ちます。一方で「原作の壮大なストーリーを映画の尺に収めるのは難しかった」という意見もあり、原作未読の観客からは「純粋に映像と演技を楽しめた」という感想も寄せられています。