作品紹介
『笑うマトリョーシカ』は2024年7月から9月までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された全9話のヒューマン政治サスペンスです。主演は水川あさみ、共演は玉山鉄二、櫻井翔。原作は早見和真の同名小説で、日本推理作家協会賞など多数の文学賞を受賞した話題作です。第1話のTVer再生数は100万回を突破し、夏クールの注目作品となりました。
2022年4月、新内閣の発足で厚生労働大臣として若手初入閣を果たした清家一郎(櫻井翔)。リベラルな発言が国民の支持を集め、未来の総理候補と目される彼の自叙伝の紹介記事取材のため、東都新聞文芸部の道上香苗(水川あさみ)は愛媛県松山市の彼の母校を訪れます。そこで見え隠れする、清家と長年彼を支える政務秘書官・鈴木俊哉(玉山鉄二)の不気味な関係。正義感の強い道上は、彼らの過去を探り始めます。
調査を進めるなかで発覚する不審な死亡事故の連鎖、そして道上の父の事故死との意外な繋がり──。政治の闇、若き総理候補の正体、秘書の真意。三重四重に絡み合うマトリョーシカのような構造が、視聴者を最終話まで離さない傑作政治サスペンスです。
話題になったポイント
櫻井翔の初政治家役
嵐の櫻井翔が初めて挑む政治家役。若き総理候補の清廉なイメージの裏に隠された恐ろしさを、彼の知的な存在感で演じ切り、新たな演技の幅を提示しました。
水川あさみ×玉山鉄二の対峙
真実を追う記者と、政治家を守る秘書という対決構図を、水川あさみと玉山鉄二が緊迫感たっぷりに演じます。言葉の裏にある含みを感じさせる会話劇が見どころです。
原作との大胆な構成違い
原作は時系列で進むのに対し、ドラマ版は過去の回想を交えた構成に大幅アレンジ。疾走感を重視した改変が賛否を呼びつつ、ドラマ単独でも完成度の高い作品に仕上がりました。
ロケ地ガイド
東京の政界舞台
国会議事堂、新聞社など政治サスペンスの舞台は、都内の本物の施設で撮影されました。
清家一郎の故郷・松山
清家の故郷として重要な舞台である愛媛県松山市は、実際の観光地で撮影されました。
- 松山城:清家の故郷・松山にある城
- 伊予鉄道県庁前電停:松山の路面電車
- 伊予鉄道市役所前電停:第2話の松山の道路
- 旧茨城県立土浦中学校本館:清家の母校・私立福音学園高等学校
重要な交渉・密談の場
政治の裏側で交わされる会話のシーンは、都内の老舗料亭や喫茶店で撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
永田町政治サスペンスルート
国会議事堂→衆議院第一議員会館→首相官邸と、政治サスペンスの舞台を歩く半日コース。見学ツアーも活用できます。
松山2日聖地ルート
松山城→伊予鉄道市役所前電停→県庁前電停と、清家の故郷を訪れる1泊2日の愛媛コース。道後温泉とセットで楽しめます。
視聴者の声・評判
評価スコア
TVer再生数100万回突破、最終話までの高評価を維持。原作ファン・政治サスペンスファン双方からの評価が高い作品。
好評だったポイント
水川あさみのジャーナリスト像、玉山鉄二の含みのある秘書芝居、櫻井翔の意外な政治家像、そして緻密な脚本構成。2024年夏クール屈指の政治サスペンスとして記憶される一本です。