作品紹介
『MOZU Season2 〜幻の翼〜』は2014年10月から12月までTBSとWOWOWの共同製作により放送・配信された全6話のハードボイルドサスペンスです。シリーズ1(2014年春放送)から半年後を舞台に、公安捜査官・倉木尚武(西島秀俊)が新たな巨悪に挑む姿を描きます。原作は逢坂剛の『幻の翼』、監督は『海猿』などで知られる羽住英一郎、脚本は仁志光佑、音楽は菅野祐悟。
シーズン1で妻子を失った真相の一端に触れた倉木は、引き続き公安・東京地検・警視庁捜査一課の協力者たちとともに、謎の組織「百舌の残党」と対峙。そこには新たなテロリスト集団や国際的な陰謀、そして前作で姿を消した新谷和彦(池松壮亮)の復活が絡み合い、事件はより深く大きなスケールへと広がっていきます。
日本ドラマの常識を覆す映画的映像美、本物の武器を使ったガンアクション、冷徹で美しい女工作員・明星美希(真木よう子)の存在感など、地上波ではあまり見られないダークトーンが徹底的に追求されています。
話題になったポイント
地上波とWOWOWの連動ドラマ
WOWOW版と地上波版で別エピソード・別シーンが用意されるという前例のない2局共同製作方式を採用。両方を視聴することで物語が完結する仕掛けが、映画ファン・ドラマファン双方の話題となりました。
圧倒的なスタッフワーク
監督は羽住英一郎、音楽は菅野祐悟、撮影は『るろうに剣心』シリーズなどを手掛けるスタッフが集結。邦画の第一線で活躍するチームによる重厚な映像表現が、シリーズの最大の魅力です。
池松壮亮の新谷復活
シーズン1のラストで退場した狂気の工作員・新谷和彦(池松壮亮)がシーズン2で再登場。彼の変貌ぶりと倉木との対峙は、ファンの間で大きな話題となりました。
ロケ地ガイド
東京・捜査の舞台
警視庁や都心の捜査シーンは、実在のビルや交差点で撮影されました。
- 警視庁:第1話に登場
- YUNIKA VISION:第1話でダルマが映し出された新宿のビジョン
- Royal Garden Cafe青山店:第1話でチェルコフが職務質問を受けた店
- 迎賓館:第1話で倉木尚武と名波汐里が話した場所
東京湾岸エリアの暗闘
闇取引や追跡シーンは、東京湾岸や品川エリアの工業地帯で撮影され、作品特有の冷たい質感を醸し出しています。
- 天王洲アイル:第2話・3話で倉木と名波が話した公園
- 都営地下鉄国立競技場駅:第2話のピエロ追跡クライマックス
- 伊澤造船:第3話の加藤らが踏み込んだ工場
- 白井太陽光発電所:第3話の殺害現場
福島・会津の原風景
倉木の過去と絡む重要シーンの舞台は、東北の風景をそのまま活用した叙情的なロケ地です。
- 田季野:第1話で倉木と明星が食事した店
- 会津鉄道の湯野上温泉駅:第3話に登場する駅舎
- 会津若松ワシントンホテル:第4話の盗聴シーン
聖地巡礼のおすすめルート
新宿〜湾岸ハードボイルドルート
YUNIKA VISION→警視庁→天王洲アイルと巡るコース。作品のクール&ウェットな質感を都心の夜景とともに体感できます。
会津ミステリーツアー
会津若松駅を拠点に、田季野でソースカツ丼やわっぱ飯を堪能し、湯野上温泉駅の茅葺き屋根駅舎を訪ねるルート。作品に流れる哀愁感に浸れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
映像美や音楽、キャスト演技には高評価が集まる一方、原作未読層にはストーリー理解が難しいとの声も。総合的にはハードボイルドドラマファンから強く支持される作品です。
好評だったポイント
西島秀俊・香川照之・池松壮亮・真木よう子・長谷川博己・蒼井優と層の厚い俳優陣による演技合戦、菅野祐悟の重厚な劇伴、地上波ドラマの常識を超えた映画的演出が、いまも熱心なファンを生み出し続けています。