作品紹介
『きのう何食べた?』は、2019年4月6日から6月29日までテレビ東京系「ドラマ24」枠で放送された全12話の食べ物×ライフスタイルドラマです。よしながふみによる講談社「モーニング」連載の人気漫画の実写化で、西島秀俊(筧史朗役)と内野聖陽(矢吹賢二役)のW主演。中年ゲイカップルの食卓と日常を、温かく丁寧に描いた異色のグルメドラマで、原作・西島秀俊・内野聖陽・テレ東の絶妙なケミストリーが生んだ深夜ドラマの大ヒット作です。
都内の弁護士事務所で働く節約家のシロさんこと筧史朗(西島秀俊)と、人気美容師でおおらかなケンジこと矢吹賢二(内野聖陽)。新小岩のマンションで一緒に暮らす中年ゲイカップルの日常は、毎日の手作り料理が中心。新小岩中村屋やベニースーパー佐野店で買い物し、シロさんが献立を考え、ケンジが「美味しい!」と笑う――。元カノの今田聖子、ジルベール、富永家、千石さん夫婦など、周囲の人々との関係も丁寧に紡がれます。各話のシメに「シロさんの手料理レシピ」が登場し、料理ファンも楽しめる構成。
監督は中江和仁・野尻克己、脚本は安達奈緒子。原作のよしながふみが「実写なんだしこんなに似せなくても……と思うほどそっくり」と絶賛。深夜ドラマながら社会現象となり、2020年正月SP、2021年Season2、2023年正月SP、2023年劇場版、2025年Season3と続編が連発される国民的ドラマに。「中年ゲイカップルの日常」を温かく描くことで、LGBTQ表象の進化にも貢献した作品です。
話題になったポイント
西島秀俊×内野聖陽の名コンビ
シロさん=西島秀俊(当時48歳)、ケンジ=内野聖陽(当時51歳)の中年俳優ダブル主演という稀有な座組。原作者・よしながふみが「びっくりするぐらいそっくり」と絶賛したキャスティングで、内野聖陽は「内野さんが本物に見える」「演技がすばらしい」と業界・原作ファン双方から高評価を獲得しました。
毎話登場する手作り料理
シロさんが作る毎話の手料理が話題を呼び、レシピ本やコラボ商品が次々発売。「ドラマを見て料理を作る」という新しい視聴体験を提供し、深夜ドラマながら主婦・料理ファン層にも幅広く浸透しました。
新小岩の徹底ロケと聖地化
新小岩中村屋(シロさんの行きつけのスーパー)、新小岩ルミエール商店街、ベニースーパー佐野店など、新小岩エリアを徹底活用。放送後、新小岩は「シロさんの聖地」として全国のファンが訪れる新しい観光地になりました。
ロケ地ガイド
新小岩・葛飾エリア
シロさんとケンジの日常の舞台。
- 新小岩中村屋:東京都江戸川区松島3丁目、シロさんがよく買い物する中村屋。
- 新小岩ルミエール商店街:東京都葛飾区新小岩1丁目、千石さん夫婦遭遇シーン。
- ベニースーパー佐野店:東京都足立区佐野2丁目、第1話の牛乳購入シーン。
シロさん・ケンジの仕事場
2人それぞれの職場。
家・家族
新宿2丁目・グルメシーン
2人のお出かけ先。
- ARTY FARTY:東京都新宿区新宿2丁目、第4話のシロさん&ケンジ初対面のクラブ。
- MARUGO GRANDE:東京都新宿区新宿3丁目、第4話のレストラン。
- ベーカリーヨネザエモン:東京都中野区弥生町4丁目、第2話の元カノ偵察パン屋。
- 居酒屋まつぼっくり:東京都中野区弥生町1丁目、第5話の忘年会居酒屋。
- My Humble House Tokyo:東京都中央区銀座3丁目、第6話の銀座レストラン。
- かしを食堂:東京都板橋区三園1丁目、第6話の食堂。
- マルちゃんのクリーニング新宿御苑店:東京都新宿区新宿1丁目、第6話のクリーニング店。
裁判所・病院シーン
- 東京高等裁判所:東京都千代田区霞が関1丁目、第6話に登場。
- 法務省の赤レンガ棟:東京都千代田区霞が関1丁目、第6話の裁判後の通り。
- 本庄記念病院:栃木県足利市堀込町、第4話の筧悟朗手術病院。
- 西武園ゆうえんち:埼玉県所沢市山口、第3話の今田聖子付き添い遊園地。
聖地巡礼のおすすめルート
新小岩・シロさんの日常コース
JR新小岩駅から新小岩ルミエール商店街を歩き、新小岩中村屋でシロさんの買い物気分を体験できる半日コース。実際にシロさんレシピの食材を買って帰るのが王道です。
新宿2丁目・ケンジの世界コース
新宿三丁目駅からARTY FARTYとMARUGO GRANDEを巡り、第4話の名シーンを追体験。新宿2丁目の街並みと本作の世界が重なります。
視聴者の声・評判
評価スコア
テレビ東京深夜ドラマとしては異例の社会現象級ヒット。Filmarks・Twitterで高評価を獲得し、Season2、Season3、SP、劇場版へと続編連発。中年ゲイカップルの日常を温かく描いた稀有な作品として、海外でも評価されています。
好評だったポイント
「西島秀俊と内野聖陽が原作通り」「毎話の手作り料理が美味しそう」「中年ゲイカップルの日常が普通でいい」「LGBTQ表象として画期的」「テレ東深夜ドラマの最高傑作」「料理レシピが実用的」「大人の視聴者にも響く」といった感想が並び、2010年代深夜ドラマの代表作として記憶されています。