作品紹介
『日本人の知らない日本語』は2010年7月から9月まで読売テレビ制作・日本テレビ系「木曜ナイトドラマ」枠で放送された全12話の日本語学校ヒューマンコメディです。主演は仲里依紗、本作が彼女の連続ドラマ初主演作品。原作は蛇蔵・海野凪子の同名コミックエッセイ(メディアファクトリー)で、実在の日本語学校講師の体験談をベースにした、日本人が気づかない母語の面白さを扱う異色作です。
主人公・嘉納ハルコ(仲里依紗)は、ファッション誌にも取り上げられるほどのカリスマ古着屋店員。高校教師になる夢を実現させるため、「3カ月間勤め上げたら高校教師を紹介してもらえる」という条件で日本語学校「光文学院」の教師に着任します。そこで待っていたのは、中国、韓国、スウェーデン、ガーナ、英国、ロシアと世界中から集まった個性豊かな留学生たち。彼らからの「日本人も答えられない日本語の素朴な質問」に、ハルコは頭を抱えながらも全力で向き合っていきます。
共演は青木崇高(渋谷太陽役)、原田夏希(鹿取みゆき役)、池田成志(鷹栖一樹役)、谷村美月、市川由衣ら。異文化コメディと日本語トリビアが融合した独特の世界観で、留学生役のキャスティングも国籍にこだわった本格派。原作ファンからも高評価を獲得し、仲里依紗のブレイクに貢献した一作です。
話題になったポイント
仲里依紗の連ドラ初主演
『時をかける少女』の声優で話題を集めていた仲里依紗が、実写ドラマでも主演に抜擢。派手なファッションのカリスマ店員から熱血教師への変化を、彼女のコミカルなセンスで見事に演じ切りました。
日本語のトリビアが学べる教養系コメディ
毎話登場する日本語の素朴な疑問(「おいしい」と「うまい」の違い、敬語の使い方、数え方など)は、日本人も思わず唸る内容。エンタメと教養を両立させた稀有な作品です。
本格派の留学生キャスト
ダイアナ、ボブ、ジャック、ルカ、王、金麗、エレーンなど、実際に日本語を学ぶ外国人俳優をオーディションで起用。国際色豊かなアンサンブルが作品の世界観を支えました。
ロケ地ガイド
光文学院と学校の日常
物語の中心となる日本語学校・光文学院と、周辺の学校シーンは、千代田区内でロケが行われました。
留学生たちのバイト先と街歩き
ダイアナやボブらのバイト先、ハルコと生徒たちの街歩きシーンは、都内各地の実店舗で撮影されました。
- 中華麺舗虎:ボブがバイトをしている中華料理店
- 菊寿司本店:第1話の「茅場町 菊寿司」
- Winner's 東京ドームシティ:ダイアナのバイト先「Saizy's」
- カラオケドリーム矢口店:第2話のカラオケ
- ぴなふぉあ3号店:第4話のメイドカフェ
- DexeeDiner SHIBUYA:最終話のテストのカフェ
都内の異文化体験スポット
外国人留学生ならではの視点で描かれる都内の名所は、観光とドラマの両面で楽しめます。
- 隅田川親水テラス:第3話の川沿い遊歩道
- 神田川の万世橋:第4話の橋
- 内堀通りの半蔵門交差点:第6話のエレーンの撮影スポット
- 四谷見附橋:第6話のハルコの元カレ待ち合わせ
- 相模三川公園:第8話の河川敷
聖地巡礼のおすすめルート
秋葉原・神田日本語学校ルート
株式会社三忠→神田川の万世橋→秋葉原のぴなふぉあと巡る、ハルコと留学生たちの日常コース。外国人観光客気分で都内観光を楽しめます。
東京ドームシティ留学生バイトルート
Winner's 東京ドームシティ→中華麺舗虎と、留学生のバイト先を巡る都心ルート。ドラマさながらの多文化な雰囲気を味わえます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均スコアは3.4点。原作ファン・日本語教育関係者からも支持を得て、仲里依紗のキャリア的にも重要な作品として位置づけられます。
好評だったポイント
仲里依紗のコメディセンス、留学生キャラクターの個性、日本語トリビアの教養性、そして青木崇高との軽妙な掛け合い。深夜枠ながら教養も笑いも兼ね備えた異色のヒットドラマです。