作品紹介
『Piece』は、2012年10月から12月にかけて日本テレビ系で放送された青春ミステリードラマです。『砂時計』などで知られる芦原妃名子の同名漫画(小学館「ベツコミ」連載)を原作とし、中山優馬が主演、本田翼がヒロインを務めました。原作漫画は第58回小学館漫画賞少女向け部門を受賞した高評価作品です。
大学生の成海(中山優馬)は、高校時代のクラスメイト・はるかの訃報を受けて葬儀に参列します。そこで再会したのは、高校2年生の数ヶ月間だけ深い関わりを持った水帆(本田翼)。はるかには交際相手がおり妊娠していたことが判明し、水帆の母からその元交際相手を探してほしいと頼まれた成海は、封印されていた高校時代の記憶と向き合うことになります。
亡くなったクラスメイトの秘密を「ピース」をはめるように一つずつ解き明かしていく過程で、成海自身の隠された過去も明らかになっていく。青春の光と影を繊細に描いたミステリアスなラブストーリーです。
話題になったポイント
芦原妃名子原作の繊細な心理描写
少女漫画のアートスタイルでありながら、本格的なサスペンス・ミステリーを展開する原作の魅力をドラマでも再現。亡くなった人の謎を追うことが、自分自身の秘密を解き明かすことにつながるという二重構造の物語が高く評価されました。
中山優馬×本田翼のフレッシュな共演
当時注目の若手俳優・中山優馬と、モデル出身でブレイク前夜だった本田翼の共演が話題に。中山優馬のクールで影のある演技と、映像の美しさが印象的な作品に仕上がっています。松村北斗(SixTONES)や鈴木愛理も出演し、フレッシュなキャスティングが注目を集めました。
パズルのように組み上がるストーリー
タイトルの「Piece」が示す通り、物語の断片(ピース)が一つずつはまっていく構成は、視聴者に推理する楽しみを与えました。何気ない高校時代のエピソードが、後から重大な意味を持って立ち上がってくる脚本の巧みさが見どころです。
ロケ地ガイド
神奈川県・横浜エリア
- 日本丸メモリアルパーク:横浜みなとみらいの象徴的なスポットで、印象的なシーンの撮影に使用されました。
- みなとみらい大橋:横浜の海辺を背景にしたシーンで登場する美しい橋です。
- もえぎ野小学校:学校関連のシーンで使用された横浜市内の小学校です。
- もえぎ野公園:登場人物たちの日常シーンで使われた緑豊かな公園です。
- 徳生公園:自然に囲まれた公園で、心の交流を描くシーンに使われています。
東京都エリア
- 東京薬科大学:成海たちの大学生活のシーンで使用されたキャンパスです。
- 東京堂書店神田神保町店:知的な雰囲気の書店シーンで登場します。
- 西片町教会:重要なシーンで使用された歴史ある教会建築です。
- 多摩川の丸子橋:橋のシーンで使用された、多摩川にかかる印象的な橋です。
- 汐留シオサイト:都心の近代的な街並みを背景にしたシーンで登場します。
茨城県エリア
- MMMみなとカフェ:カフェシーンの撮影に使用された水辺のカフェです。
- 関東鉄道常総線守谷駅:ローカル線の駅が登場するシーンで使われています。
聖地巡礼のおすすめルート
横浜みなとみらい 青春の海コース
桜木町駅からスタートし、日本丸メモリアルパーク、みなとみらい大橋と海辺を散策。横浜の美しい港の景色とともに、ドラマの青春ミステリーの雰囲気に浸れます。富岡並木ふなだまり公園まで足を延ばせば、より静かな水辺の風景も楽しめます。所要時間は約2〜3時間です。
横浜・青葉区 学園エリアコース
もえぎ野小学校、もえぎ野公園を中心に、青葉区の住宅地を散策するルート。ドラマに登場する高校時代の回想シーンの雰囲気を体感できます。徳生公園の自然豊かな景色も合わせて楽しめる、のんびりとした散歩コースです。所要時間は約2時間です。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は好評で、特に原作ファンからの支持が厚い作品です。映像美と繊細なストーリーテリングが高く評価されています。
好評だったポイント
「パズルのように謎が解けていく展開が面白い」「中山優馬のクールな演技が役にハマっている」「映像がとても綺麗」という声が寄せられています。原作漫画のファンからは「少女漫画とミステリーの融合が見事」と評価される一方、「脚本がやや安っぽい」「もう少しテンポが欲しい」という意見も。しかし、亡くなったクラスメイトの秘密を追う過程で主人公自身も変わっていくという二重構造のストーリーは、多くの視聴者の心を捉えました。青春の甘酸っぱさとミステリーの緊張感が共存する、独特の魅力を持つ作品です。