作品紹介
『赤川次郎原作 毒〈ポイズン〉』は2012年10月から12月まで読売テレビ制作・日本テレビ系「木曜ミステリーシアター」枠で放送された全12話のサスペンスドラマです。主演は綾部祐二(ピース)、共演は臼田あさ美、坂本あきら、是近敦之、上西恵(NMB48)、木村祐一、渡辺いっけいら。原作は赤川次郎の同名小説。"究極の毒薬"を巡る連続不審死事件に、新人刑事と毒薬の製作者が対峙する本格派ミステリーとして製作されました。
物語の舞台は現代の東京。科学者の松井博士は、飲んだ人を24時間後に心臓麻痺で死なせ、かつ絶対に検出されない"究極の毒薬"を開発しました。ネット上に出回る"完全犯罪の毒"の噂と共に、次々と不審死事件が起きるようになります。警視庁捜査一課特別犯罪捜査係の新人刑事・笹本直美(臼田あさ美)が、毒の製作者・松井十一(綾部祐二)と対面し、対決し、過去からの因縁を引きずる事件の全貌に迫っていきます。
ピースの綾部祐二の初連ドラ主演作として話題になり、犯人役の芸人を起用したキャスティングの意外性、赤川次郎原作らしい謎解きの妙と、平日深夜ドラマの実験的な良作として記憶されています。
話題になったポイント
綾部祐二の初ドラマ主演
お笑いコンビ・ピースの綾部祐二が、初の連続ドラマ主演に挑戦。ミステリアスな科学者役を意外な芝居で演じ、"芸人の俳優転身"の例として話題を集めました。
赤川次郎原作の完全犯罪ミステリー
赤川次郎らしい、"完全犯罪"を軸に据えた本格派推理。24時間後に心臓麻痺で死ぬ毒薬という設定が、毎話の緊張感を作り出します。
平日深夜枠の意欲作
木曜23:58スタートという平日深夜枠ながら、大ベテラン作家原作+芸人主演という実験的な組み合わせ。深夜ドラマの多様性を広げた一本です。
ロケ地ガイド
警視庁と事件捜査の舞台
捜査の中心となる警視庁と、事件が次々に起きる都内のロケ地。
- 警視庁:警視庁
- リーガロイヤルホテル東京:第1話の会食ホテル
- ハマサイト:第1話の藤尾進訪問ビル
- 世田谷通りの高架下:第1話の浜田陽介追跡
松井十一と毒受け渡しの場
毒薬が密かに受け渡される場面は、都内の特徴的な場所で撮影されました。
- 港町架道橋:第1話の松井と秋本俊二の毒薬受け渡し
- 仙川沿いの道:第2話のすれ違い
- 乃木坂トンネル:第5話の大西冴子への毒渡し
- 晴海運河の相生橋:第7話の笹本と松井の対話橋
- 左近通り:最終話の並木道
- 晴海大橋:最終話で松井が倒れた場所
事件の連鎖と舞台
次々と起こる不審死事件の舞台は、都内の具体的なロケ地で撮影されています。
- マンション:第5話の大西冴子のグランドスカイパーク
- オステリアフィオレンツァ西麻布:第5話の大西と河村のカフェ
- 汐留シティセンター:第6話のポスターシーン
- 第一下川ビル:第8話の投身自殺のビル
- bar&dining KITSUNE:最終話の会話バー
聖地巡礼のおすすめルート
湾岸エリア・毒の受け渡しルート
晴海運河の相生橋→晴海大橋→左近通りと、毒薬の受け渡しと最終話の舞台を巡る湾岸コース。
六本木〜赤坂深夜ミステリールート
乃木坂トンネル→オステリアフィオレンツァ西麻布→bar&dining KITSUNEと、六本木・赤坂周辺のサスペンススポットを巡るコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
深夜枠としては実験的な配役で話題を集め、赤川次郎ファン・ミステリーファン・芸人ファンと多層的に支持を獲得しました。
好評だったポイント
綾部祐二の意外な主演芝居、臼田あさ美の新人刑事像、赤川次郎原作の構成力、そして平日深夜枠ならではの挑戦的な作り。深夜ミステリーの異色作として記憶される一本です。