作品紹介
『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は、2010年公開のRAILWAYSシリーズ第1弾。大手家電メーカーの役員候補だった筒井肇(中井貴一)が、母の入院と親友の死をきっかけに子供の頃の夢を思い出し、49歳にして一畑電車の運転士を目指す物語です。
監督は島根3部作の最終作となる錦織良成。撮影には3年近くが費やされ、一畑電車・島根県・松江市・出雲市など沿線の自治体が全面協力しました。2009年に12年に一度の「ホーランエンヤ」祭りが撮影時期と重なったことから、貴重な祭りのシーンも作品に取り入れられています。
人生の折り返し地点で夢に再挑戦する勇気、家族との絆、地方の美しさを描いた感動作で、興行収入は13億円を超えるヒットとなりました。
話題になったポイント
中井貴一の体当たり演技
中井貴一は実際に一畑電車の運転シミュレーションを体験し、運転士の所作を徹底的に学んで撮影に臨みました。49歳で人生を一変させる主人公の苦悩と喜びを繊細に演じ、高い評価を得ています。
一畑電車の全面協力と観光効果
映画公開後、一畑電車の乗客数は大幅に増加。「デハニ50形」車両が注目を集め、映画に登場する駅や沿線風景を巡る観光客が急増しました。地方鉄道の映画としてその後のRAILWAYSシリーズの礎を築きました。
12年に一度のホーランエンヤ
松江城山稲荷神社の式年神幸祭「ホーランエンヤ」は日本三大船神事の一つ。2009年の開催が撮影時期と重なり、映画に取り入れられた貴重な映像は大きな話題となりました。
ロケ地ガイド
一畑電車沿線(島根県)
- 一畑電車 伊野灘駅:主人公・肇の実家の最寄り駅として頻繁に登場。宍道湖が望める絶景ポイントです。
- 一畑電車 雲州平田駅:映画のポスター撮影にも使われた印象的な駅舎。多くのシーンに登場します。
- 一畑電車 出雲大社前駅:ステンドグラスとシャンデリアが美しい終着駅。国の登録有形文化財です。
- 一畑電車 一畑口駅:スイッチバックで方向転換する珍しい駅。運転士が反対側の運転席に移動するシーンが印象的です。
- 宍道湖:一畑電車が湖畔を走る美しい車窓風景。天気の良い日は大山も見えます。
- 一畑電車 川跡駅:大社線との分岐駅。乗り換えの拠点として登場します。
聖地巡礼のおすすめルート
一畑電車で巡る島根満喫コース(1日)
松江しんじ湖温泉駅から一畑電車に乗車し、宍道湖の絶景を車窓から楽しみます。伊野灘駅で途中下車して映画の雰囲気を味わったら、一畑口駅でスイッチバックを体験。雲州平田駅でレトロな駅舎を撮影し、川跡駅で大社線に乗り換えて出雲大社前駅へ。出雲大社参拝後は、門前町でご当地グルメの出雲そばを堪能しましょう。一畑電車の1日乗車券がおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
映画.comでの評価は3.5前後、Filmarksでも3.3前後と安定した支持を得ています。
好評だったポイント
「中井貴一の演技に引き込まれた」「島根の美しい風景に癒される」「年齢に関係なく夢を追いかける勇気をもらった」といった声が多数。特に40代以上の観客から「自分の人生を振り返るきっかけになった」という感想が目立ちます。一畑電車の「デハニ50形」ファンも多く、鉄道ファンからも高く評価されています。