作品紹介
『らんまん』は2023年4月から9月までNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第108作として放送された全130話の半年帯。主演は神木隆之介、ヒロインは浜辺美波。共演は志尊淳、寺脇康文、佐久間由衣、土曜ドラマ常連の佐藤二朗、池内万作、宮澤エマ、大森南朋、田中哲司ら豪華キャスト。脚本は長田育恵、音楽は阿部海太郎、主題歌はあいみょん「愛の花」。日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルに、高知の酒造家に生まれた植物少年が、独学で植物学を究めていく半生を描いた朝ドラです。
高知県佐川の造り酒屋「峰屋」の跡取りとして生まれた槙野万太郎(神木隆之介)は、幼い頃から病弱な一方、山野の植物に異様なまでの関心を持ち、"草花博士"と呼ばれる少年に育ちます。小学校中退という学歴にもかかわらず、独学で植物学を究め、東京帝国大学植物学教室の門をたたき、日本の植物研究の基盤を築いていく——。東京・根津の十徳長屋で暮らす寿恵子(浜辺美波)との出会い、結婚、研究への全力投入、貧困と困難、最愛の妻の支え。"好きを貫くこと"と"家族の絆"という朝ドラの王道テーマを、明治〜昭和の激動期を背景に叙情豊かに描きます。
神木隆之介×浜辺美波の瑞々しい演技、あいみょんの主題歌、高知・佐川町の美しい景観、明治村(愛知)での時代再現ロケ——朝ドラ全般の中でも圧倒的な映像美と人気で、平均視聴率14%台、配信数も朝ドラ史上屈指の大ヒットを記録しました。
話題になったポイント
神木隆之介の朝ドラ主演
子役時代から活躍する神木隆之介が、ついに朝ドラ主演に抜擢。子供時代→青年期→晩年まで演じ分ける圧倒的な演技力で、朝ドラヒーローの代表格となりました。
あいみょん「愛の花」の主題歌
主題歌「愛の花」があいみょんの本作書き下ろし。朝ドラの情感と完璧にマッチし、ドラマとともに大ヒット。紅白歌合戦でも披露されました。
牧野富太郎という実在の偉人
日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルにしたことで、朝ドラを通じて改めて富太郎の偉業が再認識され、高知県立牧野植物園などへの観光客が急増しました。
ロケ地ガイド
高知・佐川の万太郎の故郷
万太郎の故郷である高知県佐川町とその周辺は、美しい植物・自然の景観が全編を彩ります。
- 牧野植物園:オープニングの石垣
- 中仁淀橋付近の仁淀川:OPの川
- 四国カルスト:OPのカルスト台地
- 天狗高原:OPの草原
- 横倉山:OPの最後の山
- 伊尾木洞:第1話のヤマトグサ発見渓谷
- 牧野公園物見岩:第2話の峰屋の丘
- 青源寺:万太郎が通う名教館
- 牧野富太郎生誕の地:牧野富太郎生誕の地
- 名教館:郷校の玄関部分
茨城・愛知の時代再現ロケ
明治・大正期の東京・博覧会シーンは、愛知の明治村や茨城のワープステーション江戸で撮影されました。
- ワープステーション江戸:峰屋のある街並み
- 牛久シャトー:第3話の上野博覧会会場
- 旧水海道小学校本館:第3話の博物館
- 七つ洞公園:第3話の石橋
- 穂積家住宅:第13話の千石屋
- 古河公方公園:十徳長屋の植物採集
東京の研究拠点と重要シーン
東京の植物学教室と関連施設は、歴史的建造物で撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
高知・牧野富太郎ルート
牧野植物園→牧野富太郎生誕の地→牧野富太郎の墓→横倉山→四国カルストと巡る、高知県の牧野富太郎1泊2日聖地巡礼コース。
明治村+茨城時代再現ルート
愛知の明治村→茨城のワープステーション江戸と、明治〜昭和の街並み再現ロケ地を巡るコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均スコア★★★★4.2点。朝ドラ108作の中でも屈指の高評価を獲得、配信数も朝ドラ史上トップクラスで、牧野植物園の観光客が急増するなど社会現象となりました。
好評だったポイント
神木隆之介の万太郎像、浜辺美波の寿恵子の芯、長田育恵の叙情的な脚本、あいみょん主題歌、高知の自然の美しさ、そして"植物バカ"の主人公の純粋さ。朝ドラの金字塔として、これからも長く愛され続ける一作です。