作品紹介
『Room Of King』は2008年10月4日から11月29日まで、フジテレビ系土曜23時枠で放送された全9話の連続ドラマです。主演は当時人気急上昇中だった水嶋ヒロ、ヒロイン役には実力派若手女優の鈴木杏。井川遥、渡部篤郎ら個性派俳優が脇を固め、脚本は大宮エリーが担当しました。
物語の舞台は、東京・青山の一等地にそびえる豪華マンション「KING」。謎の不動産屋に声をかけられた、職業も年齢もバラバラな9人の男女が、突然このマンションでルームシェアをすることになります。実はこの不思議な共同生活は「9人の中で最も成功した人物=KING」だけがマンションの所有権を獲得できるという奇妙なゲームだったのです。
主人公は青山の小さな花屋でアルバイトをする森次郎(水嶋ヒロ)。彼は同じくマンションに住むことになった浅田麻子(鈴木杏)と出会い、互いに刺激を与え合いながら成長していきます。前半はサクセスストーリー、後半は登場人物全員の運命が大きく動く異色のヒューマンコメディとして展開されました。
話題になったポイント
大宮エリー脚本の異色ルームシェア劇
CMディレクター出身の大宮エリーが手がけた脚本は、独特の感性と毒っ気のあるユーモアで彩られ、当時の深夜ドラマの中でも一際異彩を放つ作品となりました。
水嶋ヒロの主演作として話題
『メイちゃんの執事』『絶対彼氏。』などで人気を集めていた水嶋ヒロの主演作として、放送当時から女性ファンを中心に大きな注目を集めました。
青山・お洒落タウンが舞台
東京でも屈指のお洒落エリア・青山や表参道を舞台にしたことで、街そのものが作品の重要な要素として機能しました。表参道ヒルズ、神宮外苑、イタリア公園など、トレンドスポットが次々と登場します。
ロケ地ガイド
表参道・青山エリア
本作の中心舞台。森次郎が働く花屋や登場人物たちの生活圏として、お洒落なストリートが繰り返し映し出されます。
- ノッティングヒルズ東京:登場人物たちが訪れる印象的な施設として登場。
- 表参道ヒルズ前の表参道:都会的なシーンの定番ロケ地。けやき並木が物語に華を添えます。
- 神宮外苑のイチョウ並木:黄金色に染まる秋の名所が、印象的な情感シーンに使われました。
湾岸・お台場エリア
制作元のフジテレビ周辺、湾岸エリアの近未来的な景観もロケ地に組み込まれています。
- フジテレビ湾岸スタジオ:本作のメイン制作拠点。スタジオ周辺も登場。
- アニヴェルセル東京ベイ:結婚式場として有名な施設。劇中の華やかな場面で使われました。
- イタリア公園:浜離宮近くにある異国情緒漂う公園。デートシーンに最適なロケーション。
- 若洲キャンプ場:海辺の開放的なスポット。登場人物たちの心の解放を象徴する場面で活躍。
渋谷・横浜エリア
都会の象徴である渋谷や、横浜の優雅なロケ地もストーリーに彩りを添えます。
- TOHOシネマズ渋東シネタワー:渋谷の映画館が登場人物の交流の場に。
- 横浜迎賓館:横浜の格式ある邸宅で撮影。重要な場面の舞台として印象を残しました。
- 横浜ベイホール:横浜のライブハウスとして登場。物語のクライマックスを盛り上げます。
聖地巡礼のおすすめルート
表参道お洒落散歩コース
表参道駅から表参道ヒルズ前のけやき並木を歩き、神宮外苑のイチョウ並木へ。秋であれば黄葉が見頃となり、ドラマの雰囲気をそのままに体感できます。
湾岸ベイサイドコース
ゆりかもめでお台場へ向かい、フジテレビ湾岸スタジオ周辺を散策。新橋方面に足を延ばしてイタリア公園で休憩、夜は若洲キャンプ場で東京湾の夜景を眺めるのもおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksドラマでの平均スコアは★3.4点。深夜枠での放送ながら、独特の世界観とキャストの好演で熱心なファンを獲得しました。
好評だったポイント
「個性豊かなキャストが少しずつ成長していく姿が良い」「青山の街並みがとにかくお洒落」「水嶋ヒロと鈴木杏の組み合わせが新鮮」といった声が寄せられました。一方で「展開が掴みにくい」という意見もありましたが、それ含めて「クセになる」と評価する視聴者も少なくない、忘れがたい異色作です。