作品紹介
『龍馬伝』は2010年に放送されたNHK大河ドラマ第49作で、幕末の土佐に生まれた下級武士・坂本龍馬(福山雅治)の生涯を、三菱財閥の創始者となる岩崎弥太郎(香川照之)の回想という独自の視点で描いた全48回の物語である。
龍馬は身分の低い郷士の家に生まれながらも、剣術修行で江戸に出て黒船来航を目撃し、日本の未来を憂えるようになる。脱藩、勝海舟との出会い、亀山社中の設立、薩長同盟の実現、大政奉還から33歳での暗殺まで、激動の時代を龍馬の情熱と行動力を軸に壮大なスケールで描いた作品である。
話題になったポイント
福山雅治の大河初主演と香川照之の圧倒的演技
ミュージシャン・俳優として絶大な人気を誇る福山雅治の大河ドラマ初主演が大きな話題に。岩崎弥太郎役の香川照之は圧倒的な演技力で物語を牽引し、佐藤健(岡田以蔵)、大森南朋(武市半平太)など多彩なキャスティングも注目された。
革新的な映像技術
NHK大河ドラマ史上初めてプログレッシブカメラを全編で採用し、フィルム風の質感を実現。埃っぽさや泥臭さまで再現した「汚し」の美術と相まって、幕末にタイムスリップしたかのような臨場感を生み出した。
高視聴率と受賞歴
初回視聴率は23.2%、全48回の平均視聴率は18.7%。放送文化基金賞優秀賞、エランドール賞作品賞を受賞。桂浜は第1回ロケーションジャパン大賞グランプリに輝いた。
ロケ地ガイド
高知エリア(龍馬の故郷)
龍馬が生まれ育った土佐の地では、歴史ゆかりの場所が多数登場する。桂浜は聖地巡礼の最人気スポット。
長崎エリア(亀山社中の拠点)
龍馬が日本初の商社を立ち上げた長崎は、グラバー園や亀山社中記念館など見どころが豊富。長崎県は4万部のロケ地マップを作製するなど観光振興に力を入れた。
京都エリア(幕末の政治舞台)
龍馬暗殺の地・近江屋跡をはじめ、寺田屋、二条城、三条大橋など幕末の重要スポットが集中するエリア。
聖地巡礼のおすすめルート
高知・龍馬の足跡ルート(1日コース)
坂本龍馬誕生地からスタートし、高知城、土佐神社を巡り、桂浜で太平洋を望む龍馬像の前に立つ。龍馬が見た景色を追体験できる感動のルート。
長崎・海援隊ルート(1日コース)
亀山社中からグラバー園、大浦天主堂、眼鏡橋を経て稲佐山展望台へ。龍馬が「世界」を見据えた長崎の地を堪能できる。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは4.2/5.0(2,603件)と高評価。「大��ドラマの金字塔」との声も多い。
好評だったポイント
「福山雅治の龍馬があまりにもハマり役」「香川照之の泥まみれの演技が凄まじい」「従来の大河とは一線を画す映像美」「佐藤健��人斬り以蔵は鬼気迫るものがあった」と、キャストの演技力と革新的な映像表現が高く評価されている。