作品紹介
『エリートヤンキー三郎』は2007年10月から12月まで、テレビ東京「ドラマ24」枠で放送された深夜ドラマ全12話。阿部秀司の同名漫画(ヤングマガジンアッパーズ連載)を原作とする学園コメディです。
県内屈指の不良校・私立徳丸学園に入学した主人公・大河内三郎を演じるのは石黒英雄。先輩格として知名度を轟かす兄、一郎・二郎の威光のもと、内気な普通の高校生だった三郎が周囲から「大物ヤンキー」として祭り上げられていく騒動を描きます。
テレ東深夜枠ならではのアンチハリウッド的なギャグ・パロディ・ぶっ飛んだ演出が光る怪作で、インパルス板倉俊之のシュールな演技も話題に。後に映画版『激情版 エリートヤンキー三郎』も公開されたカルト的人気を持つ作品です。
話題になったポイント
石黒英雄の振り幅
『仮面ライダー響鬼』で清廉なヒーローを演じた石黒英雄が、内気な普通高校生から「大物ヤンキー」を演じ分ける本作。彼の俳優としての幅を広げた重要作です。
板倉俊之のシュール演技
インパルスの板倉俊之が役者として独特の存在感を発揮。コントとは違う、ドラマならではの冷めた間が独特の世界観を作っています。
テレ東深夜のおバカ&ハイテンション演出
常識的なドラマの文法を逸脱したテロップ・SE・ナレーションが暴走するハイテンション演出が、深夜ドラマファンの心をつかみました。
ロケ地ガイド
横浜・川崎エリア(学園・市街地)
徳丸学園の校舎や三郎の日常生活シーンは、神奈川県の郊外エリアで集中的に撮影されました。
- 旧神奈川県立三崎高校:徳丸学園の校舎として使用された廃校。ロケの中心地
- 田園調布学園大学:学園の追加カットで使用
- アニヴェルセルヒルズ横浜:印象的な洋館シーン
- 横浜市営地下鉄センター南駅:日常の通学・移動シーン
- 港北東急百貨店南側の道:横浜港北の街並み
- 徳生公園、山田富士公園:横浜港北ニュータウンの公園
東京湾岸・お台場エリア
クライマックスの抗争シーンは、湾岸の人気のない埠頭やプロムナードで撮影されています。
- 横浜港シンボルタワー:本牧埠頭の象徴。決戦の舞台として
- 大黒埠頭:湾岸ヤンキー文化の聖地
- 都立潮風公園、お台場海浜公園:お台場の開放的な海辺
- 有明南運河の夢の大橋:印象的な背景に
- 青海南埠頭公園:殺伐とした抗争シーンに
- 黒崎の鼻:三浦半島の絶景スポット。ラストの感動シーン
茨城・千葉のロケ地
- 常総市地域交流センター:地方の集会シーンで使用
- 陽光歩道橋:関東圏の生活感ある歩道橋
聖地巡礼のおすすめルート
横浜港北ヤンキー学園コース(1日)
センター南駅を起点に、徳生公園・山田富士公園・港北東急百貨店周辺と、徳丸学園的世界観の街を巡るコース。横浜の住宅街と公園の組み合わせが、本作のサブカル的雰囲気を体感させてくれます。
湾岸決戦コース(半日)
大黒埠頭→横浜港シンボルタワー→お台場海浜公園と、抗争クライマックスのロケ地を巡るドライブコース。映像と現地の風景を比較する楽しみがあります。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★3.1/48件のレビュー。少数ながら熱狂的なファンに支えられているカルト深夜ドラマ。
好評だったポイント
「テレ東らしいぶっ飛んだ演出が最高」「石黒英雄のヤンキー姿がツボ」「漫画原作の世界観をうまく再現している」というコアなファンの声が中心。深夜ドラマならではの自由な実験精神が評価されました。