作品紹介
『先に生まれただけの僕』は2017年10月から12月まで日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送された全10話の社会派エンターテインメント作品です。主演は櫻井翔。次屋尚プロデュースの下、「未来を生きる子供たちに、大人は何を教えるべきか?」をテーマに掲げた、商社マン×高校校長という異色の題材のオリジナル脚本ドラマです。
主人公・鳴海涼介(櫻井翔)は、総合商社・樫松物産の若手エース。青森にある子会社の赤字経営を抜群の営業力で立て直したあと、会社が経営する私立京明館高等学校の校長として出向を命じられます。経営不振に陥った私立高校を立て直すミッションを任された鳴海は、民間企業の発想で教育現場を変えようとしますが、改革に抵抗する教師陣との衝突、生徒の進路問題、経営層との駆け引きなど、次々と難題に直面していきます。
共演は蒼井優(特進クラス担任・真柴ちひろ役)、多部未華子(恋人役)、瀬戸康史、井川遥、風間杜夫、竜雷太、生瀬勝久、古谷一行ら。学園ドラマと企業ドラマの融合に加え、"日本の教育をどう変えるか"という真面目な問いが、全体を貫く骨太な社会派作品です。
話題になったポイント
ビジネスマン校長という異色設定
"民間出身の校長"というリアルな社会テーマを正面から取り上げた意欲作。制作陣が実際に高校現場を取材し、進学率・経営・教師の悩みなどを丁寧に落とし込みました。
櫻井翔の新境地
『ザ・クイズショウ』などクール系の役柄が多かった櫻井翔が、ビジネススキルのある校長役を演じ、コメディセンスも発揮。従来のイメージを広げた意欲作です。
蒼井優との名コンビ
改革派の鳴海 vs 保守派の真柴ちひろ(蒼井優)の掛け合いは毎回名シーン。脚本と演技が噛み合ったバランスの良さで、視聴率以上にドラマファンからの評価が高い作品です。
ロケ地ガイド
京明館高等学校の舞台
物語の中心となる京明館高等学校は、都内の実在する大学・学校で撮影されました。
- 東京未来大学:私立京明館高等学校の校舎
- 工学院大学附属中学校高等学校:図書館・音楽室・グラウンドのシーン
- 住友不動産新宿グランドタワー:総合商社樫松物産
- 山野美容専門学校:第9話の社長室のシーン
鳴海と松原のデート
鳴海と恋人・松原聡子(多部未華子)のシーンは、都内のオシャレなレストランや名所で撮影されました。
- FONDA DELA MADRUGADA:第1話のレストラン
- CELENCEE:第5話の指輪を見た店
- 青海:第7話の寿司店
- 松坂屋上野店:第8話で鳴海が指輪を見た店
- 東京オペラシティ:最終話の重要シーン
教師たちの交流の場
教師同士の交流や飲みのシーンは、都内の老舗・人気店が多く登場します。
- そば処港屋:第1話の立ち食いそば
- わらやき屋 銀座:第2話の焼き鳥店
- サンシャイン水族館:第2話で鳴海と松原が話した水族館
- とらや椿山:第6話で柏木と松原が和菓子を食べた店
- 下総屋食堂:第8話の食堂
- 新宿美禄亭:第9話で上司と飲んだ居酒屋
聖地巡礼のおすすめルート
京明館高校・新宿ビジネス街ルート
住友不動産新宿グランドタワー→東京未来大学→サンシャイン水族館と巡る、鳴海校長の1日を体験するルート。新宿から池袋を歩くコースです。
鳴海と松原のデートルート
青海→東京オペラシティ→FONDA DELA MADRUGADAと巡る、二人のラブストーリー追体験ルート。ディナータイムがおすすめ。
視聴者の声・評判
評価スコア
視聴率は安定、Filmarksなどでも高評価を得ています。特に教育関係者・ビジネス層からの支持が厚く、"今の時代に必要なドラマ"として言及される機会が多い一作。
好評だったポイント
櫻井翔と蒼井優のバランスの良いコンビ、日本の教育を真正面から問う姿勢、軽妙な会話劇と社会派要素の両立、そして櫻井翔の新しい一面。骨太な学園ドラマが少なかった2010年代後半における異色の良作です。