作品紹介
『整形美人。』は2002年4月9日から6月25日までフジテレビ系「火曜21時」枠で放送された連続ドラマ(全12話)。主演は米倉涼子(早乙女保奈美役)、共演に椎名桔平(藤島流翠役)、加藤晴彦、小西真奈美、津川雅彦、市毛良枝、谷原章介、八嶋智人、加賀まりこなど。脚本は吉田智子、演出は藤田明二。米倉涼子の連ドラ初主演作として、後の女優人生に繋がる出世作。「ブスから美女への整形」という挑発的な設定で社会的議論を呼んだ意欲作です。
代々ブスの家系に生まれ、醜い容姿故に愛を得られず苦悩の日々を送ってきた女・早乙女保奈美(米倉涼子)は、一念発起して地中海で約800万円の大金をかけた全身整形を受け、完全無欠の美女に変身します。憧れのモデルとしてデビューし、幸せな人生を手に入れた保奈美。しかし、彼女が一目惚れした男性・華道家元の跡取り息子・藤島流翠(椎名桔平)は、そんな彼女の「心のブス」を見抜いていました。整形で外見は変わっても、心は変わらない――。流翠の鋭い眼差しが保奈美の本当の幸せとは何かを問い続けます。
本作は東京都目黒区大橋(タケダ運送店・早乙女家のロケ)、目黒川の東山橋・中の橋、江東区東陽(藤島会館)、渋谷区神宮前(花門)、群馬県高崎市(保奈美の秘密基地)、稲城市よみうりランド、品川区大崎ラフェ・クレール、目黒区中目黒Q.E.D.CLUB、横浜ベイブリッジ駐車場、江戸川区南葛西江戸川フラワーガーデン、福島県British Hills(イギリスのロケ地代用)、横浜市アートグレイス・ポートサイドヴィラ(結婚式場)など、東京・神奈川・群馬・福島を縦横にロケ。米倉涼子の華麗な変身と、椎名桔平の冷静な男性像が、平成日本の「美と内面」の議論を喚起しました。
話題になったポイント
米倉涼子の連ドラ初主演・出世作
当時、女優として注目を集めていた米倉涼子の連続ドラマ初主演作。バレエで培った美しさを活かしながら、「ブスから美女への整形」という挑戦的な役柄に体当たりで挑戦し、後の『黒革の手帖』『ドクターX』へと続く女優人生の原点となりました。
『B.C.ビューティー・コロシアム』ガチコラボ
第9話(2002年6月11日放送)で整形をテーマにした実在の人気番組『B.C.ビューティー・コロシアム』のセットを使い、司会の和田アキ子もそのまま出演するという画期的なコラボレーション。ドラマと番組のクロスオーバーとして話題になりました。
「整形」テーマの社会的議論
「ブスから美女への整形」というセンセーショナルな設定で、平成日本の美容整形ブームと「美と内面」の議論を喚起。椎名桔平の流翠が見抜く「心のブス」というメッセージは、外見至上主義への警鐘として記憶されています。
ロケ地ガイド
目黒・大橋エリア
早乙女家とタケダ運送店。
- 柳沢電機株式会社:目黒区大橋1丁目、タケダ運送店と早乙女家。
- 目黒川の東山橋:目黒区東山3丁目、タケダ運送店近くの橋。
- 目黒川の中の橋:目黒区青葉台3丁目、同窓会帰りの会話シーン。
- Q.E.D.CLUB:目黒区中目黒1丁目、披露宴会場下見シーン。
江東・港区・品川エリア
藤島家と都心。
群馬・神奈川・福島・遠出エリア
保奈美の秘密基地・結婚式・海外シーン。
- 豊祥産業株式会社:群馬県高崎市島野町、早乙女保奈美の秘密基地。
- よみうりランド:稲城市矢野口、保奈美の遊園地シーン。
- 横浜ベイブリッジの駐車場:横浜市鶴見区大黒埠頭、わすれな草を見つけた場所。
- 江戸川フラワーガーデン:江戸川区南葛西4丁目、整形告白の公園。
- British Hills:福島県岩瀬郡天栄村、最終話のイギリスロケ。
- アートグレイス・ポートサイドヴィラ:横浜市神奈川区大野町、最終話の結婚式場。
聖地巡礼のおすすめルート
目黒・大橋早乙女家ルート
柳沢電機株式会社(タケダ運送店)→目黒川の東山橋→目黒川の中の橋と巡る、保奈美の生活圏散策コース。
整形ドラマ重要シーンルート
花門で流翠との出会い、江戸川フラワーガーデンで整形告白、横浜ベイブリッジ駐車場でわすれな草を訪ねる重要シーン聖地コース。
クライマックス結婚式ルート
British Hills(福島・イギリス代用)とアートグレイス・ポートサイドヴィラ(結婚式場)を巡る最終話聖地ルート。
視聴者の声・評判
評価スコア
火曜9時枠で平均視聴率13.3%を記録。米倉涼子の連ドラ初主演作にして出世作。整形ブームの社会現象とも連動し、平成日本のセンセーショナルなドラマとして記憶されています。
好評だったポイント
「米倉涼子の華麗な変身が見事」「椎名桔平の流翠が冷静で魅力的」「『B.C.ビューティー・コロシアム』とのガチコラボが画期的」「整形テーマの挑発性」「米倉涼子の出世作として記憶される」「藤島流翠の『心のブス』発言が深い」「British Hillsのイギリス代用ロケが豪華」――米倉涼子ファンと社会派ドラマファン双方から愛される問題作です。