作品紹介
『セトウツミ』は、此元和津也の人気コミックを原作とする2017年放送のテレビドラマ(テレビ東京系・全10話)。2016年に公開された池松壮亮・菅田将暉W主演の同名映画(大森立嗣監督)の世界観を、テレビシリーズとして展開した作品です。
高校2年生の内海想(クールな塾通い)と瀬戸小吉(天然な元サッカー部)が、放課後をいつも河原でダラダラ喋りながら過ごす——というだけの会話劇。性格は真逆な二人が繰り広げる、くだらない言葉遊び・恋愛相談・哲学的な対話が、まるで上方漫才のような独特のリズムで紡がれます。
派手な事件はなく、河原の堤防に座って二人が話すだけ。それなのに飽きさせない緻密な脚本と、若手俳優陣の絶妙な間合い。テレビドラマ版では映画版とはキャストを変え、新たな解釈で原作の魅力を再構築しました。
話題になったポイント
会話劇の極致
河原に座って喋る、ただそれだけ。なのに飽きさせない緻密な脚本と俳優陣の演技力。「シチュエーションコメディの新境地」と高く評価されました。
原作の世界観の再現
此元和津也の原作漫画の独特なテンポと哲学性を、忠実かつ映像ならではの表現で再現。映画版と読み比べると、それぞれの解釈の違いも楽しめます。
河原ロケの普遍性
河原の堤防という、誰もが思い当たる「青春の舞台装置」を最大限に活用。視聴者自身の高校時代の記憶と重なり、強い共感を呼び起こします。
ロケ地ガイド
旧中川エリア(メインロケ地)
本作の代名詞的ロケ地。江戸川区と江東区の境界を流れる旧中川の土手は、二人が毎話のように座って喋る本作のシンボルです。
埼玉・大宮の学園シーン
二人が通う高校シーンは、埼玉県の高校・周辺道路で撮影されました。
- 埼玉県立大宮工業高等学校:内海・瀬戸の通う高校として活用
- 埼玉県立大宮工業高等学校前の道:通学路シーン
- 道路、交差点:日常移動シーンの背景
葛飾・江戸川エリアの庶民派ロケ地
下町の素朴な風景が、二人の会話劇によく合います。
- 平井諏訪神社:江戸川区平井の神社。地元密着型のシーン
- 天祖神社:地元の神社。日常的な背景に
- 燈明寺:寺院でのシーン
- トントンびょうし 平井店:地元の店舗。庶民派ロケ
- ジョニーエンジェル:個性的な店舗での会話シーン
- 蔵前橋通りの歩道橋:移動中の会話シーン
その他の重要ロケ地
- すみだ水族館:東京スカイツリータウンの水族館。デートシーンで活用
- 京浜運河の大井北埠頭橋:湾岸のシーン
- 東京多摩フットボールセンター・南豊ヶ丘フィールド:サッカー部時代の回想シーン
- たまがわ・みらいパーク:多摩川河川敷の公園
- 昭島病院:病院シーン
聖地巡礼のおすすめルート
旧中川聖地巡礼コース(半日)
JR平井駅から旧中川の土手を散策し、平井橋・平井諏訪神社・トントンびょうし平井店と、本作の聖地を歩いて巡るコース。土手に座って二人の会話を脳内再生する楽しみ方ができます。
下町文化巡りコース(1日)
旧中川の土手→すみだ水族館→蔵前橋通りと、江戸川・墨田の下町文化と本作のロケ地を一気に楽しむコース。スカイツリーも近く、観光と聖地巡礼を兼ねられます。
視聴者の声・評判
評価スコア
映画版もドラマ版も、原作ファン・若手俳優ファンから高く支持されています。
好評だったポイント
「会話だけで成立するドラマって稀有」「下町の何気ない風景が良い」「原作の独特な間合いが映像でも完璧に再現されている」という声が多数。何度見返しても新しい発見がある「噛むほど味が出る」会話劇として、コアなファンに長く愛される作品となっています。