作品紹介
『死化粧師(エンバーマー)』は、2007年にテレビ東京系「ドラマ24」枠で放送された連続ドラマです。三原ミツカズの同名漫画を原作に、上川隆也が主演を務めるエンバーマー(死化粧師)を題材にした異色のヒューマンドラマ。アメリカでエンバーミング技術を学んだ間宮心十郎が、日本でまだ珍しいエンバーマーとして、亡くなった人々を生前の姿に修復しながら、遺族の心と向き合う姿を描いた感動の物語です。
アメリカでエンバーミング(遺体に腐敗防止・殺菌処置を施し、死者を生前の姿に修復する技術)を学び、ライセンスを取得して帰国した間宮心十郎(上川隆也)。日本で数少ないエンバーマーとなった心十郎は、天馬国際病院で勤務する。第1話、交通事故の患者が運び込まれ亡くなり、遺体の損傷が激しい状況に直面。心十郎は遺族の願いに応えるため、エンバーミングで遺体を生前の姿に修復していく。看護師・夏井アズキ、エンバーマーとしての仕事を巡る遺族との関わり、人の温もりを求めて発揮するナンパな一面など、シビアな仕事と人間味あふれるキャラクターを併せ持つ間宮心十郎像が魅力の異色のヒューマンドラマです。
当時の日本ではまだ馴染みの薄い「エンバーマー」という職業を真正面から扱い、視聴者にエンバーミングの意義と、遺族の心のケアを伝えた意欲作。川崎市民プラザ、カトリック赤羽教会、玉川野毛町公園、東扇島西公園、秋谷海岸立石公園など、東京・神奈川のロケが情感豊かに使われた、深夜枠ならではの渋い名作です。
話題になったポイント
エンバーマーという珍しい職業
当時の日本ではまだ馴染みの薄い「エンバーマー(死化粧師)」という職業を真正面から扱った異色のヒューマンドラマ。エンバーミングの技術と意義を、視聴者に伝える教育的な側面も持っています。
上川隆也の二面性ある演技
シビアな仕事に向き合う一方で、人の温もりを求めるナンパな一面も持つ間宮心十郎。上川隆也が、複雑な内面を持つキャラクターを丁寧に演じ分けました。
遺族との心の交流
各話で扱われる依頼人(遺族)との心の交流が、ドラマの大きな魅力。死を通じて生を見つめ直す本作は、視聴者の心を強く打ちました。
ロケ地ガイド
天馬国際病院・教会シーン
心十郎が勤務する病院と教会のロケ地です。
- 川崎市民プラザ:天馬国際病院。
- カトリック赤羽教会:病院裏の教会。
- 都立芝公園:よく出てくる東京タワーが見える公園。
- 玉川野毛町公園の環八通り沿い:夏井満がライブを開いた広場。
- 目黒川の田楽橋:心十郎とアズキがよく会う川岸。
第1話・帰国と各エピソードシーン
各話の重要シーンの舞台です。
- 成田国際空港第2ターミナル:第1話で心十郎が帰国した空港。
- 青山学院大学前の青山通り:第1話で心十郎が写真を撮った通り。
- 新宿一丁目交差点付近の新宿通り:第1話で日比野富行が星川詩織を迎えに来た通り。
- JULIET ROSA AOYAMA:第1話で星川詩織がウェディングドレスを見た店。
- 住宅街:第4話で亜璃唖の登校途中の路地。
第6・7話・心十郎の活動シーン
第6話以降の重要シーンのロケ地です。
- Techno Hub INnovation Kawasaki:第6話で西山健一が働くトラックの場所。
- 県道101号線:第6話で西山のトラックが走った道路。
- 渋谷氷川神社:第6話で心十郎と西山が話した神社。
- 警視庁:第7話で心十郎が小野功に会いに行った警視庁。
- 玉川野毛町公園:第7話で心十郎と中原保が時計を修理した公園。
第10〜11話・最終話シーン
後半の重要シーンのロケ地です。
- 東扇島西公園:第10話で心十郎とアズキがデートした海辺。
- 第三京浜道路玉川IC近くの高架下:第11話で心十郎が夏井満に声をかけたガード下。
- 御成門小学校前の愛宕通り:第11話で心十郎が仁科早紀に三浦海岸への乗車を頼んだ通り。
- 秋谷海岸立石公園:第11話で心十郎が滝本順一を見つけた三浦海岸。
- シブヤ本店:第11話でアズキがクリスマスケーキを買った店。
- サンピアンかわさき:最終話で心十郎が飛び降りようとしたビルの屋上。
聖地巡礼のおすすめルート
天馬国際病院・心十郎の活動ルート
川崎市民プラザ(天馬国際病院)からカトリック赤羽教会、都立芝公園、目黒川の田楽橋を巡れば、心十郎のエンバーマーとしての活動を体感できます。
三浦海岸・最終話ルート
東扇島西公園、秋谷海岸立石公園(三浦海岸)、サンピアンかわさきを巡ると、第10・11話の名場面と最終話のクライマックスを辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
エンバーマーという珍しい職業を真正面から扱った異色のヒューマンドラマ。上川隆也の二面性ある演技と、遺族との心の交流が深い感動を呼んだ深夜枠の名作です。
好評だったポイント
「上川隆也のエンバーマー像が新鮮」「エンバーミングの意義を初めて知った」「死を通じて生を見つめ直す感動」「シビアと優しさのバランスが絶妙」「夏井アズキとのラブストーリーが切ない」といった感想が寄せられました。