作品紹介
『ウチの夫は仕事ができない』は、2017年7月から9月にかけて日本テレビ系土曜ドラマ枠で放送された全10話のホームドラマです。脚本は渡辺千穂によるオリジナルストーリーで、音楽は菅野祐悟が担当。主題歌は関ジャニ∞の「奇跡の人」が起用されました。
主人公・小林司(錦戸亮)は、見た目も学歴も申し分ない理想の夫。しかし実は、イベント会社「マックスエンターテインメント」で"お荷物社員"と呼ばれるほど仕事ができない男でした。妻の沙也加(松岡茉優)にそのことを隠し続けていましたが、ある日ついにバレてしまいます。
折しも沙也加の妊娠が発覚し、子どもの誕生を前に「仕事ができる夫」になるべく、夫婦二人三脚の奮闘がスタート。職場の厳しい上司・土方(佐藤隆太)や、気になる存在の黒川(壇蜜)との関係を描きながら、夫婦の絆と成長を温かく描いたお仕事ホームドラマです。
話題になったポイント
錦戸亮×松岡茉優の夫婦ケミストリー
本作最大の魅力は、錦戸亮と松岡茉優が演じる小林夫妻の息の合った掛け合いです。「つかぽんとサーヤが可愛い夫婦すぎる」と視聴者の間で評判となり、お互いを思いやりながら成長していく姿は多くの共感を呼びました。特に松岡茉優の自然体で愛らしい演技は「松岡茉優ファンは必見」と称賛されています。
毎話挿入されるミュージカル演出
本作の特徴的な演出として、各話に突然挿入されるミュージカルシーンがあります。司の心情や場面の転換を歌と踊りで表現するユニークな試みで、ドラマ全体にポップで軽快なリズムを与えました。好みが分かれる演出でしたが、「毎回のミュージカルが楽しみだった」という声が多く寄せられています。
リアルな職場事情と家族の温かさ
仕事ができないことを隠す夫のプレッシャー、妊娠中の妻の不安、義母との関係など、現実的なテーマを扱いながらも重くなりすぎないバランスが好評でした。テンポの良い展開とキャラクター同士の軽快な掛け合いが「安心して見られるドラマ」として評価されています。平均視聴率は8.7%を記録しました。
ロケ地ガイド
江戸川区・江東区エリア(小林家周辺)
ドラマの中心舞台となる小林家の周辺は、東京都江戸川区を中心に撮影されました。下町情緒が残るエリアで、夫婦の日常を彩る温かみのある風景が印象的です。
- 小林司が住むマンション:江戸川区小松川にある、司と沙也加が暮らすマンションの外観として使用されました
- 旧中川の堤防:沙也加がよく歩いている河川敷。夫婦の会話シーンの定番スポットです
- 旧中川のふれあい橋:沙也加が川の土手を走る司に声をかけようとした印象的な橋
- 旧中川の虹の大橋:沙也加と町田あかりがマタニティー友達になった場所
- 大島小松川公園:司が毎朝出社時に通る広場として登場
- 梅の家:司と沙也加が立ち寄った和菓子店。江東区大島の老舗です
千葉エリア(会社・式場)
司が勤めるイベント会社や結婚式場など、物語の重要なシーンが千葉県で撮影されています。
- エム・ベイポイント幕張:司が働くイベント会社「マックスエンターテインメント」のオフィスとして使用
- 新浦安アートグレイス・ウエディングコースト:司と沙也加が結婚した式場。回想シーンで登場します
- シエルタウン船橋丸山パークヒルズ:司と沙也加が見学に行った一戸建て
都心エリア(仕事関連)
司の仕事に関わるシーンは、新宿・渋谷・港区など都心各所で撮影されました。
- 新宿モノリス:黒川が司を連れて行ったビル。第2話の重要なシーンです
- 東京ビッグサイト:おもちゃエキスポの会場として第2話に登場
- 日本テレビタワー:毒舌ラップバトルの会場。第4話の見どころです
- 池林房:新宿三丁目にある居酒屋。恩田と司が飲んでいたシーンで使用
- 山野美容専門学校:司が訪問した高杉の会社として第8話に登場
長野・山梨エリア(特別なロケーション)
日常の舞台を離れた、物語の転機となる重要なシーンが自然豊かな場所で撮影されています。
その他の印象的なロケ地
- かっぱ祭り:町田あかりの実家のもんじゃ焼き屋。浅草の下町風情が漂います
- 石神井公園:最終話で司と沙也加がボートに乗った公園。夫婦の絆を象徴するシーンです
- アニヴェルセルヒルズ横浜:最終話で田所と小林みどりの結婚式会場として使用されました
- 青梅きのこガーデン:最終話のシイタケ狩りシーン。ほのぼのとした雰囲気が印象的です
聖地巡礼のおすすめルート
小林家の日常コース(江戸川区〜江東区)
都営新宿線東大島駅をスタートし、大島小松川公園から小林家のマンション周辺を散策。旧中川の堤防沿いを歩き、ふれあい橋や虹の大橋を巡るコースです。ドラマの日常シーンを追体験できる約2時間のルートで、下町の穏やかな風景を楽しめます。途中、梅の家で和菓子休憩もおすすめです。
司のお仕事コース(幕張〜都心)
司が通勤するエム・ベイポイント幕張を見学した後、都心へ移動して新宿モノリスや池林房など仕事にまつわるロケ地を巡ります。仕事終わりの飲みシーンが撮影された居酒屋では、実際に食事を楽しむこともできます。
夫婦の思い出コース(蓼科〜浦安)
二人の出会いの地である大滝原生林(長野県蓼科)と、結婚式を挙げた新浦安アートグレイス・ウエディングコーストを訪れるコースです。特に蓼科の原生林は、自然散策としても素晴らしいスポット。ドラマの原点ともいえるロマンチックなロケ地を堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は5点満点中3.5点、レビュー数は4,400件を超えています。評価の分布は3.1〜4.0点が全体の62%を占めており、安定して「楽しめた」と感じた視聴者が多い作品です。
好評だったポイント
最も多かった声は、錦戸亮と松岡茉優の夫婦役のケミストリーに対する称賛です。「可愛い夫婦すぎる」「二人のやりとりだけで見る価値がある」など、主演二人の自然体な演技が高く評価されました。また、テンポの良い展開や毎話のミュージカル演出を楽しむ声も多く、「安心して見られるハートウォーミングなドラマ」として幅広い世代に支持されています。一方で、「真面目だけど空回りする主人公にもどかしさを感じる」という意見もあり、それが本作ならではの味わいにもなっています。