作品紹介
『いつまでも白い羽根』は、藤岡陽子の同名小説を原作とした2018年のドラマ作品です。東海テレビ・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠にて、2018年4月7日から5月26日まで全8話が放送されました。新川優愛にとって連続ドラマ初主演作品となった本作は、看護専門学校を舞台にした「大人の青春物語」として注目を集めました。
主人公の木崎瑠美(新川優愛)は、大学入試に失敗し、不本意ながら看護専門学校に通うことになった女性。看護師になりたいわけでもなく、人づきあいも苦手な瑠美は、学校生活に馴染めずにいました。しかし、様々な世代の個性的なクラスメイトたち――特に不器用ながらも真っすぐな山田千夏(伊藤沙莉)との出会いが、彼女の人生を大きく変えていきます。
厳しい看護実習や命と向き合う日々、初恋の喜びと切なさ、そして将来への不安と希望。瑠美は仲間たちとともに成長しながら、やがて自分の中にある「看護師になりたい」という気持ちに気づいていきます。青春の光と影を繊細に描いた、心に残るヒューマンドラマです。
話題になったポイント
新川優愛の連ドラ初主演
ファッション誌『non-no』の専属モデルとして人気を博していた新川優愛にとって、本作が連続ドラマ初主演となりました。モデルとしての華やかなイメージとは対照的に、挫折を経験した等身大の看護学生を演じ、女優としての新たな一面を見せました。ナチュラルな演技が「リアルな看護学生に見える」と好評を得ています。
伊藤沙莉の圧倒的な存在感
山田千夏役を演じた伊藤沙莉の演技が、視聴者から絶大な支持を受けました。不器用だけれど友達思いで芯が真っすぐな千夏のキャラクターを見事に体現し、「伊藤沙莉の千夏がピュアで大好き」「彼女の演技に何度も泣かされた」という声が多数寄せられました。本作をきっかけに、伊藤沙莉の演技力が広く認知されるようになったとも言われています。
リアルな看護学校の描写
看護専門学校での授業や実習のシーンがリアルに描かれ、看護師を目指す学生や現役の看護師からも「あるある」と共感の声が上がりました。患者との向き合い方、厳しい先輩看護師との関係、国家試験へのプレッシャーなど、看護の世界のリアルが丁寧に描写されています。
ロケ地ガイド
千葉エリア(看護学校周辺)
- 日本医科大学看護専門学校:ドラマの舞台「恵林医科大学付属看護専門学校」の外観として使用された学校。千葉県印西市に位置し、成田スカイアクセス印旛日本医大駅から徒歩圏内です。
- 麗澤大学:キャンパスシーンの撮影に使用された大学。広々とした敷地と緑豊かな環境が、学生生活の舞台として印象的です。
- 堀江良文堂書店松戸店:瑠美が教科書や参考書を購入するシーンなどで使われた地元の書店。日常生活のリアルさを演出しています。
- 浦安ブライトンホテル:ドラマ内の重要なシーンで使用されたホテル。華やかな空間が物語にアクセントを加えています。
東京エリア(都心・通学圏)
- 昭和大学医学部附属看護専門学校:看護学校の外観撮影にも使われたもう一つの学校。医療の専門性を感じさせる建物です。
- 昭和大学病院:看護実習のシーンで使用された病院。瑠美たちが患者と向き合う重要な場面の舞台です。
- JR東海道本線品川駅港南口:通学や外出シーンで登場する品川駅。都会の喧騒の中を行き交う学生たちの日常が描かれました。
- Cafe Ruby on AOYAMA:瑠美たちがくつろぐカフェシーンで使用されたおしゃれなカフェ。友人との語らいの場面で登場します。
- NOSORG:物語の中で印象的な飲食シーンに使われた店舗。キャラクターたちの関係性が深まる場面で登場しました。
- 神宮外苑のイチョウ並木:季節感あふれる美しいシーンで使用された東京を代表する並木道。瑠美の心情と重なる風景が印象的です。
- 東京タワー:東京のシンボルが映り込む夜景シーンで登場。都会で暮らす若者たちの物語を象徴するランドマークです。
- ホテルカデンツァ光が丘:物語の転換点となるシーンで使用されたホテル。重要なイベントが行われる場所として登場します。
神奈川エリア(三浦半島)
- 三崎漁港:瑠美たちが息抜きに訪れるシーンで使われた漁港。三浦半島の海の風景が心を癒す場面です。
- 三崎港 海の幸:漁港近くの飲食店でのシーン。新鮮な海の幸を楽しむ場面が描かれました。
- 菊名海岸:海辺での印象的なシーンに使用されたビーチ。開放的な風景が物語に彩りを添えています。
聖地巡礼のおすすめルート
千葉・看護学校探訪コース(半日)
ドラマの中心舞台を巡るコースです。成田スカイアクセスで印旛日本医大駅へ向かい、日本医科大学看護専門学校の外観を見学。その後、麗澤大学周辺を散策し、堀江良文堂書店松戸店で本を探すのも楽しいでしょう。瑠美たちの学生生活を追体験できるルートです。
東京・青山〜品川コース(半日)
東京都心のロケ地を巡るコースです。神宮外苑のイチョウ並木を散策した後、Cafe Ruby on AOYAMAでカフェタイム。その後、品川駅方面へ移動し、天王洲アイルふれあい橋の夜景を楽しむコースです。秋のイチョウ並木の時期が特におすすめです。
三浦半島・三崎漁港コース(1日)
神奈川のロケ地を巡るリフレッシュコースです。京急で三崎口駅へ向かい、バスで三崎漁港へ。三崎港 海の幸で名物のマグロ料理を堪能した後、菊名海岸で海を眺めましょう。ドラマの登場人物たちと同じように、日常から離れてリフレッシュできるコースです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は★3.2(409件のレビュー)。「オトナの土ドラ」枠の作品として、一定の視聴者層から支持を受けました。深夜帯に近い放送時間ながら、看護をテーマにした珍しい青春ドラマとして注目を集めています。
好評だったポイント
最も多くの支持を集めたのは、伊藤沙莉の演技力です。「千夏のまっすぐさに心を打たれた」「伊藤沙莉の演技に何度も泣いた」という感想が数多く寄せられました。また、看護学校の日常をリアルに描いた脚本も「看護師を目指す人の苦労がわかった」「医療ドラマとは違うリアルさがある」と高評価。新川優愛の等身大の演技も「自然体で好感が持てる」と好評でした。
賛否が分かれたポイント
最終回の結末については賛否が分かれました。「最後がモヤモヤする」「もう少しすっきり終わってほしかった」という声がある一方、「あえて全てを描き切らないのがリアル」「人生は綺麗に完結しないからこそ、この終わり方が良い」という肯定的な意見も。全8話という短いシリーズの中で多くのテーマを扱ったため、「もう少し話数があればもっと深く描けたのでは」という惜しむ声もありました。