作品紹介
『スロースタート』は2007年NHK総合で放送された2部作(前編・後編)のドキュメンタリータッチのヒューマンドラマです。主演は谷口未散(社会福祉士役)と矢沢仁。神戸・関西を舞台に、NPO法人"スロースタート"によるニート・引きこもり支援活動をリアルに描いた社会派作品。篠崎倉庫を事務局に、ニートや引きこもりの若者たち、そして彼らを支える支援者の実像を、ドキュメンタリーと演劇の中間的な手法で描き出します。
物語の舞台は神戸市。NPO法人"スロースタート"は、ニート・引きこもり・不登校の若者たちの社会復帰を支援する団体。主人公・谷口未散はそのスタッフとして、少年・前田信吾、ニートの中村透、退職型ニートの早川彰らの訪問活動を続けます。家族関係、就労、人間不信、引きこもりから抜け出せない葛藤——NPO職員たちが"スロースタート"で若者たちと向き合う日常を、重層的に描きます。
神戸ハーバーランド、メリケンパーク、北公園、諏訪山公園、松江海水浴場、奈良・今井町、大阪・淀川河川公園など、関西の多様なロケ地をドキュメンタリータッチで活用。神戸・関西のNPO活動を全国に知らせた意義深い作品です。
話題になったポイント
ニート・引きこもり支援のリアル
2000年代後半、社会問題化していたニート・引きこもりの若者を支援するNPOの活動を、ドキュメンタリータッチでリアルに描いた先駆的作品。当事者・家族に強く響く内容です。
神戸・関西オールロケ
神戸ハーバーランド、メリケンパーク、北公園、サンキタ通り、諏訪山公園、松江海水浴場など、神戸の景観を全編で活用。関西のNPO活動の空気感をリアルに伝えました。
後編の谷口未散の父の四十九日
後編では谷口未散が父親の四十九日で福岡に帰郷、戻ってから早川彰との再会を描く展開。NPO職員の個人的悲しみと業務の両立というリアルな側面に切り込みました。
ロケ地ガイド
NPO法人スロースタートと神戸
NPO法人の事務局と、神戸市内の名所が活用されました。
- でこぼこ広場:谷口未散と中村透の待ち合わせ
- 篠崎倉庫:NPO法人スロースタート事務局
- 階段:前編の封書投函の高台階段
- 小杉マンション:谷口未散のマンション
- サンキタ通り:中村透を探す通り
- 神戸ハーバーランド:前編の中村透探し
- メリケンパーク:徹君無事の連絡
訪問活動の現場
谷口未散が訪問する各家庭や、若者たちの生活圏。
後編の大阪+神戸
後編で福岡から戻った谷口未散が大阪と神戸を往復します。
- 大阪国際空港:福岡からの帰郷空港
- フレンドリー貝塚店:退職型ニート早川との会合
- アクティブライフ山芦屋:前田信吾の職場体験
- 淀川河川公園太子橋地区:淀川沿いの公園
- コムボックス光明池店:早川の広場
- JR住道駅:早川の地からの電車
- 大阪医療センター:東大阪救急病院
- 諏訪山公園:神戸港を見下ろす
聖地巡礼のおすすめルート
神戸NPO事務局ルート
篠崎倉庫→神戸ハーバーランド→メリケンパーク→北公園→諏訪山公園と、神戸市内のNPO活動の舞台を巡るコース。
大阪・関西横断ルート
大阪国際空港→淀川河川公園太子橋地区→大阪医療センターと、後編の大阪エリアを辿るコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
NHKらしい社会派ドキュメンタリータッチのドラマとして、当事者・家族・支援者から高い評価を獲得。ニート・引きこもり問題を広く社会に伝える意義ある作品として記憶されています。
好評だったポイント
谷口未散演じる社会福祉士のリアルな芝居、矢沢仁の支援者像、当事者の葛藤、関西オールロケの身近さ。社会問題にドラマで向き合う先駆的な意欲作です。