作品紹介
『そのときは彼によろしく』は、2007年6月2日に公開された日本映画です。市川拓司(『いま、会いにゆきます』『ぼくの好きな人』など)の同名恋愛小説(小学館文庫)を実写映画化。主演は山田孝之(遠山智史役)と長澤まさみ(滝川花梨/森川鈴音役)、共演に塚本高史(五十嵐佑司)、国仲涼子(柴田美咲)。監督は『ROOKIES-卒業-』『海猿』の平川雄一朗。「先天性中枢性肺胞低換気症候群」という難病を抱えるトップモデルと、彼女を愛し続けた幼なじみの男の純愛と友情を、横須賀・三浦半島の風景の中で美しく描いた切ない純愛映画です。
横須賀の小さな水草屋「AQUA PLANTS SHOP Trash」を経営する遠山智史(山田孝之)。ある日、彼の前に突然、人気スーパーモデル・森川鈴音(長澤まさみ)が現れる。実は鈴音は、智史の幼なじみ・滝川花梨だった。13年ぶりの再会を喜び合う二人。さらに親友で画家志望の五十嵐佑司(塚本高史)もまじえて、幼なじみ3人の絆が蘇る。だが鈴音=花梨は、先天性中枢性肺胞低換気症候群という重い病気を抱えていた。強い薬も効かなくなり、限られた時間の中で、智史と花梨は中学時代に約束した想いに向き合っていく――。
監督は平川雄一朗、脚本は安倍照雄。横須賀の本町、逗子、三浦半島、夫婦橋、どぶ板通り、平和中央公園、長井海の手公園ソレイユの丘、山梨の伊豆ノ宮溜池の廃バス、鹿島鉄道玉造町駅など、神奈川・山梨・茨城を舞台にした幅広いロケが魅力。山田孝之と長澤まさみの透明感ある演技、塚本高史の朴訥な親友役が、市川拓司原作らしい優しい純愛の世界観を完璧に映像化しました。2007年純愛映画の代表作として記憶されています。
話題になったポイント
山田孝之×長澤まさみのW主演
当時23歳の山田孝之と20歳の長澤まさみのW主演。山田孝之は『電車男』『白夜行』からの硬派な路線が定着しつつあった時期で、本作の優しい水草屋という新しい役柄が話題に。長澤まさみは『世界の中心で、愛をさけぶ』に続く純愛路線として評価されました。
市川拓司原作の純愛映画
原作・市川拓司は『いま、会いにゆきます』『ぼくの好きな人』など2000年代純愛小説の代表的作家。「難病を抱えるヒロインと彼女を愛する男」というモチーフで多数の作品を生み出した彼の代表作の一つで、本作は彼の典型的な世界観の映画化として高評価を獲得。
横須賀・三浦半島のロケーション
横須賀の本町、どぶ板通り、夫婦橋、うみかぜ公園、平和中央公園、三浦海岸、長井海の手公園ソレイユの丘など、横須賀・三浦半島を徹底的にロケ地として活用。海軍の街・横須賀の独特の風情と、三浦の海の美しさが本作の世界観を支えました。
ロケ地ガイド
横須賀・水草屋エリア
主人公・遠山智史の活動拠点。
- 店舗:神奈川県横須賀市本町1丁目、AQUA PLANTS SHOP Trash(水草屋)。
- どぶ板通り:神奈川県横須賀市本町2丁目、智史が走った街。
- 夫婦橋:神奈川県横須賀市久里浜5丁目、花梨と智史が話した橋。
- うみかぜ公園:神奈川県横須賀市平成町3丁目、花梨が薬を眺めた海岸。
- 平和中央公園:神奈川県横須賀市深田台、高台の公園。
- RISTORANTE DON:神奈川県横須賀市津久井1丁目、レストラン「FOREST」。
- 久里浜駅から久里浜港にかけての街:神奈川県横須賀市久里浜、スタッフロール空撮。
- 平和中央公園付近の街:神奈川県横須賀市深田台、スタッフロール空撮。
三浦半島・海岸エリア
- 三浦海岸:神奈川県三浦市南下浦町上宮田、想像シーンの海岸。
- 長井海の手公園ソレイユの丘:神奈川県横須賀市長井4丁目、花梨の入院病院。
- 道路:神奈川県三浦市三崎町六合、智史の風車近くの道路。
逗子・パン屋シーン
- melon館:神奈川県逗子市久木8丁目、Bakery Shibataのロケ地。
幼少時代・山梨エリア
子供時代の幼なじみシーン。
- 伊豆ノ宮溜池:山梨県甲斐市大垈、花梨と智史が出会った廃バス。
- 甲斐市立竜王北小学校:山梨県甲斐市竜王、滝川花梨たちの小学校。
その他のシーン
- スーパートップ:花梨と智史のカレー食材スーパー。
- 野津原医院:東京都大田区南久が原2丁目、智史の実家・遠山医院。
- 鹿島鉄道玉造町駅:茨城県行方市玉造、智史と花梨のキスお別れの駅。
- 光と緑の美術館:神奈川県相模原市中央区横山3丁目、五十嵐佑司展会場。
聖地巡礼のおすすめルート
横須賀・水草屋ルート
京急横須賀中央駅から水草屋→どぶ板通り→平和中央公園→うみかぜ公園と歩く半日コース。智史の世界に浸れます。
三浦半島ドライブコース
三浦海岸→長井海の手公園ソレイユの丘→三崎の風車道路を巡る1日ドライブ。三浦半島の海の風景を堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksレビュー数9,546件と多くのファンを獲得した2007年の純愛映画。「市川拓司原作らしい優しい世界観」「山田孝之と長澤まさみがぴったり」と評価されました。
好評だったポイント
「山田孝之の優しい智史」「長澤まさみの儚いトップモデル」「塚本高史の朴訥な親友」「横須賀ロケが郷愁を誘う」「市川拓司原作らしい純愛」「水草屋の独特の世界観」「最後の結末で泣ける」といった感想が並び、2000年代純愛映画の代表作として記憶されています。