作品紹介
『卒うた』は、2010年3月1日から3月4日までフジテレビ系で放送された4夜連続ドラマです。ラジオ番組のパーソナリティ・立花仁美(長澤まさみ)がセレクトする"卒うた"とリンクさせながら、4つの卒業ストーリーをオムニバス形式で描いた青春群像劇。"卒業"を切り口にした多彩な登場人物の心の機微を、印象的な楽曲とともに紡ぎ上げた話題作です。
第1夜「Best Friend」は、サッカー部の加藤への告白に失敗した高校生・高野あゆみ(剛力彩芽)が、化学部の岡本貴行に一目惚れし、親友の佐藤真美の協力を得て"あゆみの告白大作戦"を展開する物語。第2夜「道」は、結婚を控えた山崎真理子と桜木健太が、頑固な父・啓一に結婚を許してもらうため奮闘する家族ドラマ。第3夜「奏」は、大学生カップルの前嶋由梨香と三木泰樹が、卒業を前にすれ違う恋を描きます。第4夜「ハナミズキ」は、立花仁美自身を主人公に、ラジオを介して語られる別れと再会の物語が展開されます。
長澤まさみが全話を貫く狂言回しとしてラジオブースに座り、各夜のゲスト主演陣(剛力彩芽、堀北真希ら)と紡ぐ卒業の物語は、放送時にFilmarksで★3.9点と高評価を獲得。卒業ソングの定番をBGMに、平成のティーン世代の心情を切り取った佳作として記憶されています。
話題になったポイント
4夜連続オムニバス形式
1夜完結×4本という構成は、深夜帯の連続ドラマとしては挑戦的なフォーマット。"卒うた"を軸に統一感を保ちつつ、各夜独立した物語として楽しめる構成が新鮮でした。
長澤まさみのラジオDJ役
立花仁美役で全話に登場する長澤まさみが、ラジオブースから物語をつなぐ"狂言回し"として機能。彼女のナレーションと選曲が作品全体の温度感を決定づけました。
卒業ソング名曲とのコラボ
各夜のテーマソングに卒業をモチーフとした名曲を起用。物語と楽曲が呼応する構成で、視聴後にプレイリストを作りたくなる仕上がりになっています。
ロケ地ガイド
第1夜「Best Friend」 茨城・埼玉の高校生シーン
剛力彩芽演じる高野あゆみの高校生活と告白大作戦の舞台です。
第2夜「道」 結婚を控えた家族のシーン
山崎真理子と桜木健太、頑固な父・啓一の物語の舞台です。
- 三友塗工:第2話に登場する作業場のシーン。
- 土手:第2話で山崎家近くの川の土手シーン。
- 大宮アートグレイス ウエディングシャトー:山崎真理子と桜木健太が下見に訪れた結婚式場。
- やくよけ祖師 妙法寺:山崎家の墓参りシーン。
- BARBARA market place:山崎真理子が桜木健太に父との縁切りを告げた店。
第3夜「奏」 大学生カップルの渋谷シーン
前嶋由梨香と三木泰樹のすれ違う恋の舞台です。
- 京王電鉄東府中駅:前嶋由梨香が利用する最寄り駅。
- 横浜市立大学金沢八景キャンパス:2人が通う大学のシーン。
- アパート:2人が住む同棲アパート。
- セルリアンタワー:前嶋由梨香が三木泰樹を追っているときに道を聞かれた場所。
- 桜丘CAFE:三木泰樹が女性と会っていたオープンカフェ。
- 道路:三木泰樹がアフリカ行きを告白した路上。
- 都立桜ヶ丘公園「ゆうひの丘」:2人がかつて写真を撮った高台の公園。
- 恵比寿公園:三木泰樹が荷物を取りに来るよう告げた公園。
- CARATO71:2年後に三木泰樹の個展が開かれたビル。
第4夜「ハナミズキ」 千葉・養老渓谷シーン
立花仁美と青木剛史の田園ストーリーの舞台です。
- 日比谷パティオ:立花仁美が立っていた都心の町並み。
- 養老渓谷:立花仁美が青木剛史を待っていた渓谷シーン。
- 農道:2人がジャンケンをしながら歩いた田園風景。
- 佐坪八幡神社:2人がお参りに行った神社。
- 加茂支所:青木米店の宣伝を放送した「美里町役場」。
- 旧白鳥小学校:2人が逃げてきた廃校シーン。
- 高滝湖沿いの道:湖沿いを歩く印象的なシーン。
- 小湊鉄道上総鶴舞駅:青木剛史が立花仁美を見送った駅。
聖地巡礼のおすすめルート
渋谷・卒業前カップルルート
セルリアンタワーから桜丘CAFE、都立桜ヶ丘公園「ゆうひの丘」、恵比寿公園を巡ると、第3夜「奏」の青春のすれ違いを体感できます。
養老渓谷・田園ハナミズキルート
養老渓谷、佐坪八幡神社、旧白鳥小学校、小湊鉄道上総鶴舞駅を巡れば、第4夜の千葉・房総の懐かしい風景を堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは★★★★3.9点。深夜の4夜連続SPながら、卒業ソングと丁寧な物語が支持を集めた佳作と評価されています。
好評だったポイント
「卒業ソングが効果的」「長澤まさみのラジオ役が良い」「短い時間でしっかり泣ける」「剛力彩芽の高校生役が初々しい」「養老渓谷の景色が美しい」といった感想が寄せられています。