作品紹介
『走馬灯株式会社』は2012年7月から9月までTBS系「ドラマNEO」枠で放送された全11話のサイコスリラー・オムニバスドラマです。主演は香椎由宇(本作が民放連続ドラマ初主演)、共演は柏原収史、田辺誠一、前田亜季、香川照之、窪田正孝(各話ゲスト)、堤友樹、中田サヤカら。原作は菅原敬太のコミック(バンチコミックス)。"人生の走馬灯"をテーマに、毎話多彩なゲストを迎えて1話完結のサイコスリラーを展開する異色作品です。
舞台は謎めいた場所"走馬灯株式会社"。ここは自分の人生を記録した映像がDVDで観られる不思議な会社。ふとしたことで"走馬灯株式会社"に迷い込んだ者(各話のゲスト主役)は、案内人の神沼(香椎由宇)から「あなたの人生、心ゆくまでかえりみてください」と一枚のDVDを手渡されます。そして映し出される自らの人生——。"人生を振り返る"という行為を通じて、ゲストたちは何を選び直すのか、あるいは何を悔やむのか。
香椎由宇の神秘的な案内人像、毎話のゲスト(窪田正孝、香川照之らが登場)の濃密な演技、"死の直前に見る走馬灯"という日本文化的モチーフ。深夜ドラマらしい実験的な構成と、1話完結の完成度の高さで、カルト的な人気を獲得した一作です。
話題になったポイント
香椎由宇の民放連ドラ初主演
女優として独特の存在感を放つ香椎由宇が、民放連続ドラマで初主演。神秘的な案内人・神沼役を彼女ならではの静謐な芝居で演じ切りました。
毎話ゲスト制のオムニバス形式
毎話ゲスト主役が変わるオムニバス形式。窪田正孝(第1話)、田辺誠一、香川照之など、各話のゲストを豪華俳優で固めた構成が注目を集めました。
菅原敬太原作のサイコスリラー
菅原敬太(『カッパの飼い方』などで知られる)の人気コミックを原作に、深夜ドラマならではの実験精神で映像化。原作漫画ファンからも高評価を得ました。
ロケ地ガイド
走馬灯株式会社
毎話異なる場所に出現する走馬灯株式会社は、都内のいろいろなビル・建物で撮影されました。
- ホテルクラスカ:走馬灯株式会社
- 野田一番街:第1話の商店街
- GRAVIA TOKYO:第2話の走馬灯株式会社のビル
- 晴海埠頭公園内の建物:第4話の走馬灯株式会社
- 建物:第5話の走馬灯株式会社
- 建物:第7話の走馬灯株式会社
- 菅沼孝三ドラム道場本校:第9話の走馬灯株式会社
ゲスト主役の人生シーン
毎話のゲスト主役の人生ドラマの舞台は、神奈川・千葉・東京の各地で撮影されました。
- 日本民家城山:第1話の関隆弘育った家
- ホテルバリアンリゾート東名川崎IC:第2話のホテル
- 中津川の寄大橋:第3話の橋
- 割烹旅館 山月:第3話の二笑村
- 美登梨園:第3話の露天風呂
都内各所の節目シーン
物語の重要なシーンは、都内各所で撮影されました。
- 四谷見附橋:第3話のビジョンを見た橋
- 晴海埠頭公園:第4話のビール場所
- 黒長兵衛:第4話の妹尾舞のバイト先
- 晴海運河の相生橋:第4話の飛び降りようとした橋
- 黒崎の鼻:第9話の野々村玲子突き落とし
- 東急田園都市線沿いの坂道:第9話の坂道
聖地巡礼のおすすめルート
晴海・湾岸ミステリールート
晴海埠頭公園→晴海運河の相生橋→晴海埠頭公園内の建物と、湾岸エリアの走馬灯株式会社の舞台を巡るコース。
ホテルクラスカ+都心ルート
ホテルクラスカ→四谷見附橋→GRAVIA TOKYOと、都心の走馬灯株式会社ロケ地を巡る半日コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
深夜ドラマらしい挑戦的な作風で、サイコスリラーファン・香椎由宇ファン・菅原敬太ファンから支持を獲得。原作のテイストを見事に映像化した好例です。
好評だったポイント
香椎由宇の神秘的な案内人、毎話ゲストの濃密な演技、"人生の走馬灯"というテーマ、深夜ドラマならではの実験精神。深夜帯の秀作サスペンスとして記憶される一本です。