作品紹介
『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は2010年10月公開の長編映画で、2007〜2008年フジテレビ系土曜ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』の劇場版です。主演は岡田准一(V6)、共演は堤真一、真木よう子、松尾諭、神尾佑、香川照之、平山浩行ら。監督はドラマ版演出・波多野貴文(本作が映画監督デビュー)、脚本は金城一紀、音楽は菅野祐悟。興行収入36.3億円を記録し、映画観客動員ランキング3週連続1位を獲得する大ヒット作となりました。続編『革命篇』が2011年に公開され、シリーズを締めくくります。
総理大臣狙撃未遂事件から数か月後——SPの井上薫(岡田准一)は、上司・尾形総一郎(堤真一)の発言に疑念を抱き、困惑の日々を送っていました。東京の街には平穏が戻ったかのように見えましたが、実は政権中枢を狙うテロ計画が水面下で進行中。そして、その魔の手は井上の同僚・笹本絵里(真木よう子)にも迫っていきます。第34回日本アカデミー賞・話題賞作品部門を受賞した本作は、岡田准一の2年間にわたる肉体改造と本格アクション、ハリウッドで行われたポストプロダクションなど、日本映画のアクション水準を引き上げた記念碑的作品です。
岡田准一のキレキレのアクション、堤真一のミステリアスな上司、真木よう子の凛とした同僚、香川照之の政治家役と、豪華キャストが緊張感のある政治サスペンスを演じ切った一作です。
話題になったポイント
岡田准一の本格アクション
岡田准一が2年間の肉体改造を敢行し、ハリウッド並みのSPアクションシーンを実現。六本木ヒルズでの爆弾テロ犯追跡シーンは、日本映画のアクション史に残る名シーンとして評価されました。
興行収入36.3億円の大ヒット
2010年邦画興行収入上位、3週連続1位獲得。ドラマ版からの続編映画として、シリーズものの成功例として記憶されています。
第34回日本アカデミー賞受賞
話題賞作品部門を受賞。"邦画アクションの新基準"として業界・観客双方から評価されました。続編『革命篇』も連続してヒットしました。
ロケ地ガイド
六本木ヒルズ・爆弾テロ追跡
冒頭の印象的な追跡シーンは、六本木ヒルズを中心に都心で撮影されました。
- 六本木ヒルズ:地雷撲滅キャンペーン"Power of JOY"の会場
- けやき坂:テディベアを抱いた女の子が歩く坂
- セレスティンホテル:井上薫の追跡通り
- 神保町三井ビル南の路地:路地追跡
- 錦町安田ビル前交差点:トラック横転の交差点
- 汐留交差点南の歩道橋:トラック飛び乗り
- 桜田通り高輪台交差点:トラック荷台戦闘
警視庁とSPの本拠地
SP第4係の拠点と、政治家を警護する会場は、都内の象徴的な建物で撮影されました。
- 警視庁:警視庁
- リーガロイヤルホテル東京:「伊達國雄と未来を語る会」の会場
- 開港広場:井上薫と尾形の対話
- 味の素スタジアム:お国入り警護の車両乗車
- サンピアンかわさき:伊達警護の会議室
クライマックス・赤坂テロ
後半の赤坂エリアでのテロ攻撃と警護のシーンは、都内の坂道や交差点で撮影されました。
- 桜蔭中学校前路地:テロリスト第1波
- 赤坂桜坂:田辺警護の坂道
- ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス東路地:第2波の石田・山本負傷
- スウェーデン大使館本館:笹本警護通り
- 道路:第3波のボーガン射抜き
- 財務省上交差点:木内狙撃シーン
聖地巡礼のおすすめルート
六本木ヒルズ追跡シーンルート
六本木ヒルズ→けやき坂→セレスティンホテル→神保町→汐留交差点と、冒頭の爆弾テロ追跡シーンを追体験するコース。
永田町・赤坂SP警護ルート
赤坂桜坂→財務省上交差点→スウェーデン大使館本館と、政治中枢での緊迫シーンの舞台を巡るコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
興行収入36.3億円の大ヒット、日本アカデミー賞話題賞受賞。岡田准一の代表作の一つとして、邦画アクションの頂点の一作として評価されています。
好評だったポイント
岡田准一の身体能力、堤真一の謎めいた上司、真木よう子の凛々しい女性SP、波多野貴文の演出力、菅野祐悟の劇伴。日本映画のアクション表現を底上げした記念碑的作品です。