作品紹介
『Stand Up!!』は、2003年7月から9月にかけてTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された青春コメディドラマです。二宮和也が演じる浅井正平を中心に、山下智久、成宮寛貴、小栗旬という今では考えられないほど豪華な若手キャスト4人が「童貞卒業」という思春期ならではの目標に奔走する姿を描きます。
舞台は東京・品川区の戸越。戸越高校2年生の正平と親友の健吾(山下智久)、隼人(成宮寛貴)、功司(小栗旬)の4人は、校内最後の童貞として有名になってしまいます。そんな中、11年前に引っ越していった幼なじみの千絵(鈴木杏)が突然戻ってきて、4人の日常は大きく動き始めます。
下ネタコメディに見えて、実は思春期のリアルな感情や友情、初恋の切なさをしっかり描いた青春群像劇です。堤幸彦監督ならではの独特な演出と、金子ありさの脚本が光る一作として、放送から20年以上経った今でも多くのファンに愛されています。
話題になったポイント
伝説的な若手キャストの共演
二宮和也(初の連ドラ単独主演)、山下智久、成宮寛貴、小栗旬という、当時20代前半だった若手俳優4人の共演は、今振り返ると奇跡のようなキャスティングです。全員がその後トップスターに成長し、この作品は「伝説のドラマ」として語り継がれています。
攻めたテーマと堤幸彦演出
「童貞卒業」というゴールデンタイムのドラマとしてはかなり攻めたテーマを、堤幸彦監督の独特な映像センスとコミカルな演出で爽やかに仕上げました。下品になりがちなテーマを青春ドラマとして昇華させた手腕が高く評価されました。
戸越の街が丸ごとロケ地に
品川区・戸越の商店街や公園、駅など街全体がロケ地として使われ、ドラマの放送後は「戸越巡り」を楽しむファンが多数訪れました。地元の商店や住宅街がそのまま撮影に使われたリアルな街の風景が、作品の魅力を引き立てています。
ロケ地ガイド
戸越エリア(メインロケ地)
- 東急大井町線戸越公園駅:ドラマのメインステージとなる戸越の玄関口。4人が毎日通学に使う駅として頻繁に登場します。
- 戸越公園南口商店街:正平たちの日常が繰り広げられる商店街。多くのシーンがこの通りで撮影されました。
- 喫茶シャルマン:4人がたまり場にしている喫茶店のロケ地。青春の語り合いシーンが印象的です。
- 大橋薬局:商店街にある薬局で、街の日常風景の一部として登場します。
- 戸越六丁目会館:地域の集会所として使われたロケ地です。
- 権現山公園:4人が語り合ったり遊んだりする公園のシーンで使用されました。
品川・大井エリア
- しながわ区民公園:開放的な公園でのシーンが撮影されました。
- 大井埠頭中央海浜公園:海を背景にした印象的なシーンのロケ地です。
- 東品川海上公園:ウォーターフロントを舞台にしたシーンで登場しました。
- JR東海道本線品川駅港南口:都会的な駅前風景のシーンで使われました。
目黒川エリア
神奈川・静岡エリア
- 横浜市立桜丘高等学校:戸越高校の外観として撮影に使用された学校です。
- 熱海サンビーチ:夏のエピソードで登場する海のシーン。青春の1ページを彩る美しいビーチです。
- 七沢温泉 七沢荘:温泉旅行エピソードで登場した風情ある温泉宿です。
聖地巡礼のおすすめルート
戸越まるごと青春ルート
東急大井町線・戸越公園駅を起点に、戸越公園南口商店街を散策しながらドラマの舞台を巡るルートです。喫茶シャルマンのロケ地や大橋薬局、権現山公園など、徒歩圏内に多数のロケ地が集中しています。商店街は現在も昔ながらの雰囲気を保っており、ドラマの世界にタイムスリップしたような気分を味わえます。
ウォーターフロント&目黒川ルート
品川駅港南口からスタートし、しながわ区民公園、東品川海上公園を経由して目黒川沿いを散策するルートです。田楽橋や遊歩道など、ドラマのロマンチックなシーンを思い出しながら歩ける水辺のコースです。
夏の思い出 熱海ルート
ドラマの夏エピソードの舞台となった熱海サンビーチを中心に、夏の青春気分を満喫できるルートです。熱海の海を眺めながら、4人の高校生たちの夏の冒険を追体験してみてはいかがでしょうか。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は3.9点(レビュー数3,420件)を獲得。平均視聴率は10.3%、最高視聴率は14.0%を記録しました。20年以上前の作品ながら多くのレビューが寄せられていることからも、根強い人気がうかがえます。
好評だったポイント
最も多い感想は「キャストが豪華すぎる」という驚きの声です。二宮和也、山下智久、成宮寛貴、小栗旬が同じドラマに出演しているという事実は、今見ると本当に贅沢なキャスティング。「青春の輝きがまぶしい」「下ネタなのに爽やか」「何度見ても笑える」といった評価が多く、特に二宮和也の「イケてない役を軽々と演じる才能」が絶賛されています。また、主題歌の嵐「言葉より大切なもの」とドラマの世界観が見事にマッチしている点も好評です。