作品紹介
『スタアの恋』は2001年10月11日から12月20日までフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送された全11話の連続ドラマです。主演は藤原紀香と草彅剛、共演に伊原剛志、筧利夫、勝村政信、戸田恵子、古田新太、安西ひろこ、長谷川京子、宇梶剛士など実力派が揃いました。脚本は『ロングバケーション』『恋ノチカラ』の北川悦吏子チルドレンとも言われた市川森一の流れを汲む作品で、平均視聴率13.8%の人気作。「運命と椅子」をテーマに、トップ女優と平凡なサラリーマンの恋を軽快なコメディタッチで描いたハートウォーミングなラブロマンスです。
主演女優賞と俳優の土方(伊原剛志)という恋人を同時に手に入れたトップスター・佐倉ヒカル子(藤原紀香)。ある日、ロケ地で平凡なサラリーマン・荻原草介(草彅剛)と偶然出会い、彼の純粋さに惹かれていきます。一方の草介は上司や同僚にこき使われている不器用な男。スタアと普通のサラリーマンという両極端な二人が、恋に落ちながらも社会の壁にぶつかっていく姿が描かれます。
2001年当時、藤原紀香は『ナースのお仕事3』『ハッピーマニア』などで人気絶頂、草彅剛もSMAPメンバーとして俳優業を本格化させた時期。二人のミスマッチな組み合わせが新鮮で、主題歌のglobe「Don't look back」も大ヒット。秋ドラマの代表作として記憶されています。
話題になったポイント
藤原紀香の華麗なスタア演技
当時26歳の藤原紀香が、トップ女優を等身大で演じる説得力。ハイブランドのドレスを着こなし、レッドカーペットを歩く姿はまさに現実世界の彼女と重なり、「スタア」という役柄を完全に体現しました。
草彅剛のシュールなサラリーマン像
草彅剛が演じるダメサラリーマン・草介は、SMAPの既存イメージを覆す不器用キャラ。コミカルな表情と独特の間で、藤原紀香のオーラに対峙する貴重な存在感を発揮し、対比のコメディドラマとして新ジャンルを切り開きました。
globe「Don't look back」の主題歌効果
小室哲哉プロデュース・globeの「Don't look back」が主題歌として起用され、毎週のオープニングを盛り上げました。2001年当時、CDシングルが100万枚規模で売れた最後の時代、ドラマと音楽が完全にシンクロしていた一例です。
ロケ地ガイド
東京・港区エリア
スタアらしい都会的なシーンが多い港区の名所。
- ビル:芝公園のオフィスビル。
- 湾岸食堂:港区海岸の港湾エリア食堂。
- Stellato:白金台のおしゃれなレストラン。
- 都立芝公園:東京タワー直下の歴史ある公園。
- 旧石丸邸ガーデンテラス広尾:南麻布の高級邸宅。
東京・下町エリア
サラリーマン草介の生活圏となる下町・湾岸エリア。
- 常盤軒:南六郷の地元食堂。
- マンション:江東区辰巳の住宅。
- 東京電力江東変電所東側の荒川の土手:新砂の土手。
- 日立物流:東陽の物流施設。
- 光が丘公園のイチョウ並木:練馬の秋の名所。
- 隅田川沿いのリバーパーク:佃の川沿い公園。
学校・公共施設エリア
歴史的な学校や宗教施設のロケ地。
関東近郊エリア
千葉・埼玉・神奈川の郊外スポット。
- 太田山公園:千葉県木更津市の公園。
- 東映東京撮影所:練馬区東大泉の映画撮影所、まさに「スタア」の聖地。
- 三郷市文化会館:埼玉県三郷市の文化施設。
- アニヴェルセルヒルズ横浜:神奈川県横浜市都筑区のウェディング施設。
聖地巡礼のおすすめルート
港区スタア気分コース
都立芝公園からスタートし、東京タワーを背景に記念撮影。Stellatoでランチを取り、旧石丸邸ガーデンテラス広尾を散策。最後は湾岸食堂で港湾エリアの夜景を眺める、藤原紀香気分を味わえる港区エレガントコース。
江東区・湾岸エリア下町コース
東京電力江東変電所東側の荒川の土手から隅田川沿いのリバーパークまで、川沿いを散策。常盤軒で大田区の下町グルメを堪能する、草彅剛の演じる草介の「日常」を追体験できるコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは965件のレビューが寄せられ、平均スコアは★★★★3.7点と高評価。2000年代初頭の月9・木10ドラマブームを支えた一作として、今も「最終回が印象的」「藤原紀香と草彅剛の意外な相性が良かった」と語り継がれています。
好評だったポイント
「藤原紀香のスタアっぷりが本物」「草彅剛のサラリーマン像が新鮮」「globeの主題歌が物語に合っている」「ベタなラブストーリーながら最終回が感動的」といった声が多数。コメディとシリアスの絶妙なバランス、伊原剛志・筧利夫・古田新太・戸田恵子といった脇役の演技力の高さも、本作の魅力として評価されています。藤原紀香主演ドラマの代表作として、2000年代の日本ドラマ史を語る上でも欠かせない一作です。