作品紹介
『たぶらかし ~代行女優業・マキ~』は、2012年4月から6月まで読売テレビ製作・日本テレビ系「木曜ミステリーシアター」枠で放送された30分連続ドラマ。所属劇団が解散して多額の借金を抱えた冬堂マキ(谷村美月)が、依頼人の望む役を演じ切る“代行女優業”の会社「ORコーポレーション」に採用され、毎回異なる人物に成り代わって依頼を遂行していきます。
女優として独り立ちするための修業の日々と、依頼人の抱える孤独・嘘・後悔に正面から向き合うマキの姿を描くことで、「演じる」という行為を通じた人間ドラマに仕上がっています。民放連続ドラマ初主演となった谷村美月が毎話違う役を演じ分ける“テクニシャンぶり”が見どころです。
話題になったポイント
ポイント1:谷村美月の演じ分け
恋人の代役、介護士、秘書、アイドル未満の女など、各話ごとに髪型・声・佇まいを変化させるマキの“変身”は圧巻。民放連ドラ初主演で新境地を開拓しました。
ポイント2:30分1話完結のスピード感
30分という短尺で依頼・潜入・葛藤・解決を描き切る構成が、ミステリーとヒューマンドラマの両輪として機能。無駄のない濃縮感が視聴を後押ししました。
ポイント3:山本耕史×段田安則が支える“会社”のリアリティ
ORコーポレーションの社長役・段田安則と、マキの指導役・山本耕史(水島モンゾウ)の存在感が、特殊な職業設定に説得力を与えました。
ロケ地ガイド
ORコーポレーションとマキの仕事場
代行女優の依頼を受ける職場まわり。
- 調布卸売センター(東京都調布市):ORコーポレーションがあるビル
- ホテルベルクラシック東京(東京都豊島区):第4話の結婚30周年祝いの会場
- 砧公園(東京都世田谷区):第11話のちらし寿司シーン
都内のロケ地
六本木〜渋谷〜湾岸と、多彩なシーンが都心で撮影されています。
- 旧石川組製糸西洋館(埼玉県入間市):第1話の印象的な洋館
- 六本木トンネル(東京都港区):第7話で山之内満子が通行人に絡んだトンネル
- 洗足池(東京都大田区):第8話で中野加奈が子供に声をかけた公園
- 晴海大橋(東京都江東区):第4話でマキと石川エリが歩いた橋
最終話の舞台
物語を締めくくるエモーショナルなロケ地。
- 富士見ビル(千葉県木更津市):最終話で藤田敦夫が立てこもったビル
- フォレスト・イン昭和館(東京都昭島市):駆け落ちの代役をした教会
聖地巡礼のおすすめルート
【半日プラン】OR本社から名建築へ
調布卸売センター(OR本社外観)で記念撮影 → バスで砧公園へ移動しピクニック → 夕方は六本木トンネル周辺を散策して撮影スポットを確認。
視聴者の声・評判
評価スコア
深夜帯の30分ドラマにも関わらず、谷村美月の演技を目当てに毎週チェックしたという熱心なファン層を獲得。メディアレビューでも「演じ分けのテクニシャンぶり」と高く評価されました。
好評だったポイント
「谷村美月の新境地」「30分完結で見やすい」「依頼人の側にも救いがある脚本」が評価されました。一方、話の消化不良を指摘する声もあり、濃度の高い脚本が魅力と裏表の関係にあります。