作品紹介
『民王R』は、池井戸潤の小説を原作とした政治コメディドラマの続編で、2024年10月から12月にかけてテレビ朝日系火曜9時枠で放送されました。前作『民王』(2015年)から9年ぶりの復活となり、遠藤憲一が再び内閣総理大臣・武藤泰山役を熱演。菅田将暉は「民神(たみしん)」としてナレーションで参加するという斬新な形で作品に関わっています。
政界引退を考えていた武藤泰山に、再び総理大臣就任の打診が舞い込みます。しかし就任と同時に、またしても前代未聞の"入れ替わり"事件が発生。今回は息子との入れ替わりではなく、毎回ランダムに「全国民」の誰かと入れ替わってしまうという、さらにスケールアップした設定が展開されます。
殺人犯、おばあちゃん、外国人など、毎話異なるキャラクターと入れ替わる泰山を、遠藤憲一が圧倒的な演技力で演じ分けるという見どころ満載の作品です。
話題になったポイント
遠藤憲一の七変化演技
本作最大の見どころは、毎話異なる人物と入れ替わる泰山を演じる遠藤憲一の七変化演技です。特に第4話のおばあちゃんとの入れ替わりでは「エンケンさんのおばあちゃん演技には泣かされた」「名演技だった」と絶賛の声が上がりました。強面の遠藤憲一がおばあちゃんや女子高生を演じるギャップが大きな話題となりました。
初回放送でX世界トレンド1位
初回放送直後にX(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得し、見逃し配信の再生数が115万回を突破するなど、SNS上で大きな反響を呼びました。9年ぶりの復活に対するファンの期待感の高さが数字に表れました。
前作からの進化と挑戦
前作では泰山と息子・翔(菅田将暉)の固定ペアでの入れ替わりでしたが、今作では毎回異なる国民との入れ替わりという新しい試みに挑戦。賛否両論を呼びましたが、「毎回違う社会問題に光を当てる」という意欲的な構成が評価されました。
ロケ地ガイド
東京・永田町〜千代田区エリア(政治の中枢)
- 国会議事堂:ドラマの象徴的なロケ地。泰山が総理大臣として国政に携わるシーンで登場
- 国会議事堂前駅2番出入口:泰山の通勤シーンなどで使用された実際の地下鉄出入口
- 首相官邸:泰山の執務シーンや官邸内でのやり取りが撮影された場所
- 首相官邸西側の通り:官邸周辺での移動シーンに登場
- パレスサイドビル:政界関連のシーンで使用されたロケ地
- 学士会館:国会議事堂の廊下として使われた格調高い建物
- 国会前庭和式庭園:政治家たちが密談するシーンなどで登場
東京・新宿エリア
- 歌舞伎町シネシティ広場:入れ替わり後の泰山が街を彷徨うシーンで登場
- 歌舞伎町の町並み:夜の歌舞伎町を舞台にしたエピソードで使用
- 東横INN新宿歌舞伎町:宿泊先として登場した実在のホテル
- 新宿大ガード西交差点西側の青梅街道:新宿での移動シーンに使用
- COFRELIO(コフレリオ)新宿シアター:物語の重要なシーンで使われた劇場
東京・港区〜渋谷区エリア
- アーク森ビル:政財界の関係者が集まるシーンで使用されたビル
- 旧石丸邸ガーデンテラス広尾:高級感のあるパーティーシーンなどで登場
- ドルチェマリリッサ 表参道:おしゃれなカフェシーンで使用された表参道の店舗
- テレビ朝日:報道シーンなどに登場した放送局
神奈川エリア
- あつぎ飯山温泉「元湯旅館」:入れ替わりエピソードの舞台となった温泉旅館
- 相模湖休養村キャンプ場:自然の中でのロケが行われたキャンプ場
- 県道517号線の箕石橋:移動シーンで登場した風光明媚な橋
聖地巡礼のおすすめルート
永田町・政治の中心を巡るルート
国会議事堂前駅からスタートし、国会議事堂の外観を眺めた後、首相官邸方面へ。国会前庭和式庭園で一休みしてからパレスサイドビルへ向かい、学士会館の重厚な建築を楽しむコース。政治ドラマの舞台を肌で感じられる約2時間の散策です。
新宿・歌舞伎町ナイトルート
新宿駅から歌舞伎町シネシティ広場へ向かい、ドラマに登場した歌舞伎町の町並みを散策。大ガード西交差点を経由してCOFRELIOシアターまで足を延ばす約1時間のルート。夕方以降に訪れると、ドラマの雰囲気をより一層楽しめます。
神奈川・温泉リラックスルート
小田急線で本厚木駅へ向かい、飯山温泉「元湯旅館」で入浴を楽しんだ後、相模湖方面へ移動してキャンプ場周辺を散策。ドラマのロケ地を巡りながら日帰り温泉旅行が楽しめる贅沢なルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は約3.2点(5点満点)で、前作の4.1点と比較するとやや控えめな評価となりました。初回視聴率は7.8%と健闘しましたが、その後は低迷し平均視聴率は3.8%。一方でTVerの見逃し配信は好調で、初回は115万回再生を突破しました。
好評だったポイント
最も評価されたのは遠藤憲一の演技力です。「毎回違うキャラクターを完璧に演じ分ける遠藤さんは流石」「おばあちゃん回は本当に泣けた」「公安の小ネタも面白くて細部まで楽しめた」といった声が多数寄せられました。また、毎回異なる社会問題を取り上げる姿勢にも一定の評価がありました。一方で「毎回入れ替わり相手が変わるのは疲れる」「前作のような泰山と翔の掛け合いが恋しい」という意見もあり、新しい試みへの賛否が分かれた作品でもあります。