作品紹介
『探偵物語』(2018年)はテレビ朝日で2018年4月に放送された2時間スペシャルドラマで、赤川次郎の同名ミステリー小説を原作に斎藤工と二階堂ふみが主演を務めました。私立探偵・辻山秀一(斎藤工)と、調査に巻き込まれる女子大生・直美(二階堂ふみ)が、歌舞伎町の殺人事件をきっかけに複雑な事件の真相へと迫っていきます。
赤川次郎作品らしい軽妙なサスペンス感と、昼と夜で表情を変える東京の街並み、ダークな歌舞伎町の歓楽街、海沿いの横浜や佃の下町など、多彩なロケ地が作品の空気を形作っています。1979年放送の松田優作主演『探偵物語』へのオマージュも随所にちりばめられた、平成末期の"探偵もの"として評価されました。
話題になったポイント
斎藤工×二階堂ふみの初共演
個性的な二人の初共演が話題に。斎藤工の飄々としたハードボイルドと、二階堂ふみの生意気でキュートな女子大生役のバランスが、2時間スペシャルを飽きさせない推進力を生みました。
赤川次郎原作らしい軽妙なトリック
「軽くて怖い」赤川次郎らしい風味のトリックに加え、脚本の中園健司によるオリジナル要素もプラス。ミステリーファンにとって手堅い見応えでした。
夜の歌舞伎町ロケの迫力
ホストクラブやバー、繁華街の路地裏など、夜の歌舞伎町をリアルに撮影。昭和から続く探偵もののノワール感を、2018年の新宿で再現しました。
ロケ地ガイド
新宿・歌舞伎町エリア
事件の中心地となる歌舞伎町では、ホストクラブ・バー・街路・裏通りなど、夜の街を彩る多彩なスポットが使われました。
- ホストクラブPLATINA:事件の重要な舞台となるホストクラブ。
- Hotel Perrier前の通り:歌舞伎町の路地裏シーン。
- エコロパーク歌舞伎町第20:夜の駐車場での緊張感ある追跡シーン。
- 新宿柴田ビル:雑居ビル然とした事件舞台として使用。
- 都庁通り:朝の新宿風景。
佃・中央区エリア
下町情緒あふれる佃や隅田川沿いの風景は、主人公たちの生活感を印象付けるパートで使われました。
- 隅田川の河川敷:会話や対峙が行われる川辺のシーン。
- 一軒家(佃):下町の古い住宅として登場。
- 佃小橋:佃の象徴的な赤い橋。
- 大河端リバーシティ21:高層マンション街の近代的なカット。
横浜・千葉エリア
事件の広がりとともに横浜港や成田空港など、関東近郊のロケ地も効果的に使用されています。
- 埠頭(横浜):クライマックスに近い対決シーンの舞台。
- 山下埠頭:夜景を背にした重要シーン。
- 成田国際空港第2ターミナル:物語の結末を暗示する空港シーン。
- さくら斎場:作品冒頭のシリアスなシーンで登場。
聖地巡礼のおすすめルート
歌舞伎町ナイトツアー
新宿駅東口から歌舞伎町へ。PLATINA・Hotel Perrier前の通り・新宿柴田ビルを巡り、都庁通り越しに夜景を楽しむ2時間コースがドラマの雰囲気にぴったり。
佃散策プラン
月島駅から佃小橋→一軒家→隅田川河川敷→大河端リバーシティ21を歩く、下町情緒のショートコース。夕方に歩くと作品の情緒を追体験できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
2時間スペシャルながらミステリーファン・赤川次郎ファン・斎藤工ファン・二階堂ふみファンのそれぞれから注目を集め、SNSでも放送中・放送後に感想が飛び交いました。
好評だったポイント
斎藤工のハードボイルドな佇まい、二階堂ふみの生意気キュートな存在感、夜の歌舞伎町ロケのリアリティ、赤川次郎原作らしいトリックの軽妙さ。昭和の『探偵物語』を知る世代にも"現代版へのオマージュ"として楽しめる一本でした。