作品紹介
『テンペスト』は、2011年7月17日から9月18日までNHK BSプレミアムで放送された全10話の歴史ドラマです。池上永一の同名小説を原作に、仲間由紀恵が琉球王国末期の女性・真鶴/男装の宦官・孫寧温の二役を熱演。19世紀の琉球王朝を舞台に、性別を偽って王府の財政改革に挑む天才官僚と、列強の狭間で揺れる琉球王国の運命を描いた壮大な歴史絵巻。沖縄の名所・首里城、斎場御嶽、識名園、玉泉洞、残波岬などを総動員したオールロケで、琉球王国末期の動乱を映像化した話題作です。
琉球王国末期、聡明な少女・真鶴(仲間由紀恵)は、女に学問は要らないという当時の価値観に異を唱える。兄の失踪を契機に、性別を偽って科試(こうし)を突破し、宦官・孫寧温として首里城に上がる決意を固める。13歳の若さで難関の科試に合格した寧温は、評定所筆者として王府に出仕し、財政改革に着手。同期の喜舎場朝薫(塚本高史)、薩摩藩との外交交渉、阿片密輸事件の解明、そして英国艦船の来航——尚育王(GACKT)の治世の中、琉球王国が直面する内外の難題に、寧温/真鶴は知恵と勇気で立ち向かっていく。やがて八重山への流刑を経て、彼女は琉球王国の運命とともに自らの女性としての人生を選び取る。
仲間由紀恵が女と男の二役、塚本高史、谷原章介、高岡早紀、GACKTら豪華キャストが結集。沖縄県の協力により、首里城、斎場御嶽、玉泉洞、残波岬、御神崎、辺戸岬、王陵など、琉球の世界遺産・名所をフル活用した撮影が実現。音楽は安室奈美恵の「Tempest」が主題歌として大ヒット。NHKドラマ史上屈指の壮大な歴史エンターテインメント作品です。
話題になったポイント
仲間由紀恵の二役熱演
主人公・真鶴と、男装の宦官・孫寧温の二役を仲間由紀恵が演じ分け。男装姿の凛々しさと、女性に戻った時の柔らかさのコントラストが、ドラマの大きな魅力となりました。
沖縄世界遺産フルロケ
首里城、斎場御嶽、識名園、玉泉洞など、沖縄の世界遺産・名所をふんだんに活用した本格オールロケ。琉球王国末期の世界観を映像で完璧に再現しました。
安室奈美恵主題歌「Tempest」
主題歌は安室奈美恵の「Tempest」。沖縄出身の歌姫が琉球王朝ドラマの主題歌を担当するという、地元色豊かなコラボレーションが話題を呼びました。
ロケ地ガイド
首里城・王府シーン
琉球王国の中心となるロケ地です。
- 首里城公園:寧温が科試を受けに来た首里城。
- 琉球体験王国むら咲むら:再科の合格発表会場。
- 斎場御嶽:聞得大君が寧温に予算復活を要求した場所。
- 識名園:阿片の証拠をつかむため寧温と朝薫がおかれた場所。
- おきなわワールド 玉泉洞:阿片の隠し場所の洞窟。
- 王陵(たまうどぅん):八重山から戻った真鶴が孫嗣勇と再会した場所。
真鶴の故郷・沖縄北部シーン
真鶴の幼少期と物語の重要シーンの舞台です。
- 浦添大公園:真鶴が歩いた石畳道。
- 真栄田漁港の北東側の半島:真鶴が浅倉雅博と初めて会った海辺。
- 琉球村:多嘉良善蔵と寧温の前祝いの家。
- 真栄田岬ビーチ:寧温の父・嗣志が処刑された海岸。
- 安部浜:寧温と朝薫が難破船の調査に訪れた海岸。
- 自然植物公園「ビオスの丘」:寧温と嗣勇が密かに会った龍潭。
- 恩納村のジャネーバーマ:浅倉雅博が寧温を助けて介抱した海岸。
- 中城城跡:寧温と朝薫が阿片について話した場所。
- 残波岬:寧温と嗣勇が徐丁垓を倒した場所。
八重山・離島・列強来航シーン
寧温が流刑となった八重山と列強艦船来航のロケ地です。
- むら咲むら近くの港:八重山に流刑となった寧温を浅倉雅博が見送った港。
- 御神崎(うがんざき):寧温が八重山到着時に列強艦船の砲撃を見た場所。
- 辺戸岬:英米の艦船を望む風景。
- 於茂登岳:黒水熱にかかった寧温が夢で見た山。
- 大石林山:寧温が夢で王宮に戻ろうと飛んだ場所。
- おきなわ郷土村:真鶴と思徳金が暮らした八重山の家。
- 普久川滝:思徳金が真鶴の体を清めた水辺。
- ワープステーション江戸:第7話で真鶴が浅倉雅博を窺った武家屋敷。
- 末吉宮:最終話で真鶴と王子が身を隠した末吉の森の遍照寺。
聖地巡礼のおすすめルート
首里城・斎場御嶽世界遺産ルート
首里城公園から斎場御嶽、識名園、王陵(たまうどぅん)を巡れば、琉球王国の中心の世界を体感できます。
北部・離島ルート
残波岬、御神崎、辺戸岬、おきなわ郷土村を巡ると、寧温の流刑地・八重山と列強艦船来航の舞台を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
NHK BSプレミアムの大河級作品として、仲間由紀恵の二役熱演、沖縄世界遺産フルロケ、琉球王国末期の壮大な歴史絵巻が高く評価された一本。原作ファンと沖縄ファン双方の支持を集めました。
好評だったポイント
「仲間由紀恵の男装が美しい」「沖縄の世界遺産がたっぷり」「琉球王国の歴史を初めて知った」「安室奈美恵の主題歌が琉球の空気感とマッチ」「GACKTの王様役が様になる」といった感想が寄せられました。