作品紹介
『鉄人28号』(2005年)は、横山光輝の不朽の名作漫画『鉄人28号』を初めて実写映画化した、2005年3月19日公開の特撮アクション映画です。監督は青春映画の名手・冨樫森、原作の戦後・昭和の世界観を現代へ移し、小学6年生の主人公・金田正太郎の成長物語に重点を置いて再構築。主役の金田正太郎には、約1万人の応募の中から池松壮亮(当時14歳)、ヒロイン立花真美役には蒼井優(当時20歳)が抜擢された、若手俳優の出世作の一つです。
父・金田正一郎を亡くした小学6年生の金田正太郎は、母と二人で暮らしている。ある日、巨大ロボット「ブラックオックス」が東京タワーを破壊する事件が発生。綾部と名乗る老人から、父が遺した巨大ロボット「鉄人28号」の操縦を任された正太郎は、特殊な能力「直感像資質」とラジコン操作で鉄人をコントロールし、ブラックオックスとの死闘に挑む——。少年とロボット、父と息子の絆を縦軸に、巨大ロボット同士の壮絶バトルを描いた特撮エンタメです。
東京タワー、増上寺、国会議事堂、丸の内オフィス街など東京のランドマーク破壊シーンと、岡山県・犬島精錬所跡の鉄人28号製造基地、首都圏外郭放水路の秘密基地など印象的なロケ地を活かした撮影。Filmarks平均★2.5の評価ながら、横山光輝原作のクラシックな世界観を実写で観られる貴重な一作として評価されています。
話題になったポイント
池松壮亮・蒼井優の出世作
1万人のオーディションを勝ち抜いた池松壮亮の正太郎役と、蒼井優の真美役。両者とも本作後にトップ俳優への道を歩み、現在の日本映画界を代表する存在に。本作は彼らのキャリア序盤の重要作です。
東京ランドマーク破壊シーン
東京タワー、国会議事堂、丸の内オフィス街などのランドマーク破壊CGが見どころの一つ。「ゴジラ」「日本沈没」など東京破壊映画の系譜に連なる本格特撮シーンが本作の魅力です。
首都圏外郭放水路の異形
「地下神殿」と呼ばれる埼玉県春日部市の首都圏外郭放水路(庄和排水機場)を、ブラックオックスの秘密基地として撮影。日本が世界に誇る巨大地下構造物のSF的魅力を活かしたビジュアルが話題に。
ロケ地ガイド
東京・ランドマーク破壊シーン
鉄人28号とブラックオックスの戦闘の舞台。
- 増上寺:港区芝公園、ブラックオックスが降り立った寺。
- 東京タワー:港区芝公園、ブラックオックスが破壊した東京のシンボル。
- 丸の内のオフィス街:千代田区丸の内、鉄人とブラックオックスが戦った街。
- 国会議事堂:千代田区永田町、ブラックオックスが鉄人を投げて破壊した建物。
- 新芝浦南運河:港区芝浦、正太郎が空飛ぶ腕を見た運河。
- 新芝浦南運河の百代橋:港区芝浦、腕が空を飛んでいた運河。
- 品川埠頭:品川区八潮、再戦のレンボーブリッジが見える倉庫街。
- 路地:正太郎が走っていた路地。
- 町並み:金田陽子が風鈴を買った路地。
- 尾久銀座商店街:荒川区東尾久、正太郎が歩いていた商店街。
- 根津神社:文京区根津、正太郎がケンカをしていた神社。
金田家・ブラックオックスの秘密基地
正太郎の自宅と敵基地の重要拠点。
- 洋館:横浜市、金田正太郎が住む家。
- 旧石川組製糸西洋館:入間市河原町、屋根が壊された屋敷。
- 首都圏外郭放水路庄和排水機場:春日部市上金崎、ブラックオックスの秘密基地。
- 荒川彩湖公園:戸田市内川、正太郎がラジコン飛行機で遊んでいた広場。
- 国際フード製菓専門学校:横浜市、陽子が講師をしている料理学校。
岡山県・鉄人28号製造の地
鉄人28号誕生の場所。
- 犬島精錬所跡:岡山市東区犬島、鉄人28号を製造した秘密基地。
聖地巡礼のおすすめルート
東京ランドマーク破壊ルート
増上寺から東京タワー、国会議事堂を巡る東京中心部の半日コース。鉄人とブラックオックスの戦いの舞台を体感できます。
地下神殿・秘密基地ルート
埼玉県春日部市の首都圏外郭放水路庄和排水機場を訪れる聖地巡礼。「地下神殿」と呼ばれる世界最大級の放水路で、ブラックオックスの基地を体感できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
2005年公開、Filmarks平均★2.5の評価。CGクオリティに賛否はあったものの、横山光輝原作の実写化として独自のポジションを獲得しました。
好評だったポイント
「池松壮亮の少年役が瑞々しい」「蒼井優のヒロイン姿が美しい」「東京タワー破壊シーンが見もの」「首都圏外郭放水路のロケが圧巻」「父と子の絆に泣ける」と評価され、特撮ファンと横山光輝ファンに記憶される一作です。