作品紹介
『ザ・ドクター』は1999年7月4日から9月19日までTBS系「東芝日曜劇場」枠で全11話放送された医療ヒューマンドラマ。主演は堤真一(麻生一真役)、共演に長嶋一茂(神崎俊太郎役)、葉月里緒菜(青山晴香役)、高岡早紀(朝倉由希役)、永井美奈子(落合友里子役)、村上弘明(高柳竜司役)、山口紗弥加、河相我聞、美保純、野際陽子、渡辺典子など。手術で少女の患者を亡くしてから執刀できなくなった元天才外科医が、沖縄・石垣島の小さな診療所での療養を経て、東京の山川記念病院で内科医として再び医療と向き合う姿を描いた感動作。沖縄・石垣島・竹富島の絶景と東京を行き来する、TBS日曜劇場らしい重厚な医療ヒューマンドラマです。
麻生一真(堤真一)は、かつて大病院で外科医として活躍していた天才医師。しかし、手術で少女の患者を亡くしてしまったショックから、執刀できなくなり、医師としての自信を失っていました。一真は、現実から逃げるように、高柳竜司(村上弘明)が開業する沖縄・石垣島の診療所に勤務して療養生活を送っていました。穏やかな八重山の自然と人情に触れ、少しずつ心を癒していく一真。
そんな一真のもとに、父が亡くなったという知らせが届きます。父の遺志を継ぐ形で、一真は東京の「山川記念病院」で内科医として勤務することに。久しぶりの東京、新たな同僚たちとの出会い、そして手術への恐怖を克服できるのか――一真の医師としての再起の物語が始まります。沖縄・石垣島・竹富島のコンドイビーチ・玉取崎展望台・御神崎・底地ビーチ・崎枝湾、東京・天王洲アイル・恵比寿・町田の成瀬・つくし野駅などのロケが、本作のヒーリング感とリアリティを支えました。
話題になったポイント
堤真一の繊細な医師演技
主演・堤真一が、手術トラウマを抱える元天才外科医を繊細に演じ切り、後の堤真一の「重厚な大人の男」演技の原点となった作品。患者と向き合う医師としての葛藤と再起を、抑えた演技で表現しました。
沖縄・石垣島・竹富島のフルロケ
沖縄県石垣島・竹富島の絶景を主舞台に据え、玉取崎展望台、底地ビーチ、コンドイビーチ、御神崎、崎枝湾を望む道路など八重山諸島の名所がフル登場。傷ついた医師の心を癒す沖縄の自然が、本作のヒーリング感を生み出しました。
TBS日曜劇場の重厚なヒューマンドラマ
『輝く季節の中で』『真夏のメリークリスマス』『青の時代』など、90年代後半TBS日曜劇場の重厚な人間ドラマの系譜に連なる一作。医療ヒューマンドラマとして、当時の日曜の夜の家族視聴に寄り添った名作です。
ロケ地ガイド
沖縄・石垣島エリア
八重山諸島の絶景。
- 玉取崎展望台:石垣市伊原間、石垣島屈指の絶景。
- 底地ビーチ:石垣市川平、エメラルドグリーンの遠浅。
- 御神崎(うがんざき):石垣市崎枝、石垣島西端の岬。
- 崎枝湾を望む道路:石垣市崎枝。
- ANAインターコンチネンタル石垣リゾート:石垣市真栄里。
沖縄・竹富島エリア
赤瓦の集落。
東京・天王洲・湾岸エリア
東京の山川記念病院シーン。
- 天王洲アイルふれあい橋:品川区東品川2丁目。
- 旧芝離宮恩賜公園:港区海岸1丁目、都心のオアシス。
- 東京倶楽部ビル前の外堀通り:千代田区霞が関3丁目。
- 虎ノ門ツインビルディング(旧新日鉱ビル):港区虎ノ門2丁目。
- 天王洲アイルの緑の広場:品川区東品川2丁目。
- 日本デジタル研究所:江東区新砂1丁目。
- 恵比寿のマンション:渋谷区恵比寿西2丁目。
町田・横浜・郊外シーン
関連ロケ地。
- しあわせ野医院:町田市成瀬台2丁目、医院シーン。
- 成瀬の町並み:町田市成瀬3丁目。
- ビッグヨーサン成瀬店前:町田市成瀬が丘2丁目。
- つくし野駅付近の坂道:町田市つくし野4丁目。
- 東京都市大学横浜キャンパス:横浜市都筑区。
聖地巡礼のおすすめルート
石垣島絶景ルート
玉取崎展望台から底地ビーチ、御神崎を巡る、石垣島の絶景観光コース。
竹富島・赤瓦ルート
竹富の町並みを散策し、コンドイビーチで白砂と遠浅を堪能する、竹富島の王道コース。
町田成瀬・しあわせ野医院ルート
しあわせ野医院から成瀬の町並み、つくし野駅付近の坂道を歩く、本作の医院・住宅地ロケ巡礼コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★2.7、レビュー数26件と少数ながら、堤真一ファン・90年代TBS日曜劇場ファンから根強く愛される医療ヒューマンドラマです。
好評だったポイント
「堤真一の繊細な医師演技」「石垣島・竹富島の絶景に癒される」「TBS日曜劇場らしい重厚さ」「葉月里緒菜の透明感」「医師の再起というテーマに共感」「八重山ロケのリアリティ」――90年代後半TBS日曜劇場の佳作として、ヒーリングドラマファンに記憶されている一作です。