PR本ページには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。詳細
映画

TOKYOタクシー

放送局
松竹(配給)
放送期間
202511月

85歳の高野すみれを乗せたタクシー運転手・宇佐美浩二が、柴又から葉山の高齢者施設まで寄り道を重ねる一日。フランス映画『パリタクシー』を山田洋次監督が日本に置き換えたリメイク。倍賞千恵子・木村拓哉主演。

作品紹介

『TOKYOタクシー』は2025年11月21日公開の日本映画。2022年のフランス映画『パリタクシー』(クリスチャン・カリオン監督)を、舞台を日本に置き換えてリメイクした作品です。監督は当時94歳の山田洋次、脚本は山田洋次と朝原雄三。主演は倍賞千恵子、共演に木村拓哉。『男はつらいよ』の山田洋次と倍賞千恵子が、柴又を起点にふたたび組んだという事実だけでも、日本映画史的な意味を帯びた一本です。

タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を柴又から神奈川・葉山の高齢者施設まで送る仕事を引き受けます。ところが、すみれは「途中で寄ってほしい場所がいくつかある」と言い出します。渋々ハンドルを切る宇佐美でしたが、寄り道の一つひとつが彼女の人生の断片であることに気づき、やがて彼女は自らの壮絶な過去を語り始めます。乗客と運転手、それぞれの人生が一日のうちに大きく動き出す――。

ロケ地は文字通り「東京から葉山へ」の道筋をなぞります。柴又帝釈天の参道から、隅田川に架かる言問橋、下町の風情が残る鳩の街通り商店街上野恩賜公園 不忍池を経て、横浜元町ショッピングストリート、そして終着点の交欒(マゼラン)湘南佐島へ。山田洋次の原点である柴又から現代の東京を抜け、穏やかな三浦半島に至るルートは、そのまま一人の女性の人生の旅路と重なります。

話題になったポイント

山田洋次94歳、初の海外映画リメイク

『男はつらいよ』シリーズをはじめ日本映画を牽引してきた山田洋次監督が、94歳にして初めて海外映画のリメイクに挑んだ作品。「94歳とは思えぬ挑戦と山田節が調和している」と評され、監督のフィルモグラフィのなかでも特異な位置を占めます。

倍賞千恵子と柴又、ふたたび

『男はつらいよ』のさくらを演じた倍賞千恵子が、山田監督とともに柴又帝釈天から物語を始める――この一点だけで、日本映画ファンにとっては感慨深い設定です。木村拓哉が「撮影でお世話になった」と語った参道の団子屋髙木屋老舗も登場します。

言問橋で語られる東京大空襲

すみれが5歳のとき、1945年の東京大空襲でこの橋の上で父と永遠の別れを経験した――。言問橋で語られるこの独白が、作品全体の重心となっています。実際に多くの犠牲者を出した場所であり、ロケ地としての重みが場面に直結しています。

ロケ地ガイド

柴又エリア(葛飾区)

旅の出発点。山田洋次映画の原点でもある下町。

  • 柴又帝釈天:東京都葛飾区柴又7丁目。宇佐美がすみれを乗せる、旅のスタート地点。参道の雰囲気ごと画面に収められています。
  • 髙木屋老舗:東京都葛飾区柴又7丁目。参道の草団子の老舗。『男はつらいよ』の「とらや」のモデルとしても知られる店です。

隅田川・向島エリア(台東区・墨田区)

すみれの記憶がもっとも深く刻まれた場所。

  • 言問橋:東京都台東区花川戸。すみれが東京大空襲で父と別れた記憶を語る橋。本作の核心となる場面です。
  • 鳩の街通り商店街:東京都墨田区向島5丁目。すみれが青春時代を過ごし、初恋を語る商店街。昭和の面影が濃く残る路地です。

上野・都心エリア

  • 上野恩賜公園 不忍池:東京都台東区上野公園。スワンボート乗り場前のベンチで二人が語り合う場面。
  • 東京駅:東京都千代田区丸の内。タクシーが駅前を走り抜けるシーン。
  • カトリック碑文谷教会:東京都目黒区碑文谷。旅の途中で立ち寄る教会。「サレジオ教会」の通称で知られる、都内屈指の美しい聖堂です。

神奈川・旅の終着エリア

  • 横浜元町ショッピングストリート:神奈川県横浜市中区元町。イルミネーションのなかを歩くシーン。
  • 交欒(マゼラン)湘南佐島:神奈川県横須賀市佐島。旅の終着点となる高齢者施設。劇中では葉山の設定ですが、実際は佐島にある健康型有料老人ホームで、敷地内のレストランは一般利用が可能です。

聖地巡礼のおすすめルート

柴又・向島 下町ルート

京成金町線・柴又駅から柴又帝釈天髙木屋老舗へ。草団子を食べたら、東武線で向島へ移動して鳩の街通り商店街、そして言問橋を渡る。作品前半をそのままなぞる、半日の下町コースです。

上野・目黒 寄り道ルート

上野恩賜公園 不忍池のベンチで一息つき、カトリック碑文谷教会まで足を延ばす。すみれが「寄ってほしい」と言った場所を辿る、都内一日コース。

横浜・佐島 終着ルート

横浜元町ショッピングストリートを歩いてから、三浦半島の交欒(マゼラン)湘南佐島へ。旅の終わりを追体験するドライブコース。相模湾越しの富士山が見える日を狙うのがおすすめです。

視聴者の声・評判

評価スコア

Filmarksの平均スコアは★3.8。「鑑賞後には東京をめぐりたくなる余韻をくれる作品」という評に象徴されるように、ロケ地そのものが作品の魅力に直結していると評価されています。

好評だったポイント

「倍賞千恵子の語りに引き込まれる」「木村拓哉のタクシー運転手が自然体でいい」「94歳の山田洋次がまだ挑戦していることに驚く」「言問橋のシーンで泣いた」「東京の街の撮り方が丁寧」「柴又から葉山という道筋そのものがドラマ」――『パリタクシー』のリメイクという枠を超え、日本の戦後史と個人の記憶を重ねた一本として支持されています。

ロケ地マップ9

ロケ地一覧9

ロケ地周辺のおすすめホテル