作品紹介
『箱根紅葉・登山鉄道の殺意』は、2017年に放送された西村京太郎トラベルミステリー第67作です。原作は西村京太郎の同名小説、主演は十津川警部役の高橋英樹(土曜ワイド劇場版)。脚本は今井詔二。秋の箱根を舞台に、芦ノ湖、箱根登山鉄道、大涌谷など箱根の名所をフルに活用したトラベルミステリー。「妻を殺害した疑惑の夫は二度死ぬ!? 死後に自分で遺言状を投函する男の謎…」という不可解な謎が、十津川警部と亀井刑事の捜査によって紅葉の箱根で解明されていきます。
箱根の山のホテルで、女性2人連れの観光客に写真撮影を頼まれた古木保男。その夜、湖畔で殺人事件が発生する。中村慎一が亀井刑事に事件の再捜査を懇願したことから、十津川警部と亀井刑事は東京から箱根へ向かう。新幹線で小田原まで行き、箱根登山鉄道に乗り換え、強羅で下車。大涌谷、賽の河原など箱根の名所を巡りながら、十津川警部は被害者・望月京子の周辺人物(古木保男、岸本由美子、井関ゆき、白井豊ら)を辿り、複雑な男女関係に潜む殺意を解明していく——。
箱根登山鉄道のスイッチバック、芦ノ湖の遊覧船、大涌谷の噴煙、紅葉の山のホテルなど、秋の箱根の観光素材をフル動員。トラベルミステリーの王道を行く本作は、十津川警部シリーズの中でも箱根観光ガイドとしての魅力に富んだ一作です。
話題になったポイント
"二度死ぬ男"の不可解な謎
「死後に自分で遺言状を投函する男」という不可解な状況を起点にした、西村京太郎ならではの本格トラベルミステリー。鉄道トリックと人間ドラマが融合した作風です。
箱根登山鉄道スイッチバック
箱根登山鉄道大平台駅のスイッチバックなど、鉄道ファンなら涙ものの撮影が満載。鉄道ミステリーとしての醍醐味を味わえます。
紅葉の箱根オールロケ
芦ノ湖、山のホテル、強羅、大涌谷、賽の河原、恩賜箱根公園など、秋の箱根の名所がオンパレード。観光ガイド代わりにも使える映像美です。
ロケ地ガイド
箱根・芦ノ湖シーン
事件の発端となる芦ノ湖と山のホテル周辺のロケ地です。
- 芦ノ湖:物語の象徴的な芦ノ湖。
- 山のホテルプライベート桟橋:古木保男が女性2人に頼まれた桟橋。
- 恩賜箱根公園:古木保男が女性2人を撮影した場所。
- 小田急山のホテル:山のホテル。
- 賽の河原駐車場:望月京子の遺体が発見された場所。
箱根登山鉄道シーン
十津川警部と亀井刑事が辿る箱根登山鉄道のロケ地です。
- 酒匂川橋梁:新幹線が走った橋。
- JR東海道本線小田原駅:小田急に乗り換えた小田原駅。
- 箱根湯本駅:箱根登山鉄道に乗り換えた箱根湯本駅。
- 箱根登山鉄道大平台駅:スイッチバックした駅。
- 箱根登山鉄道強羅駅:十津川警部が下車した強羅駅。
- 大涌谷:大涌谷シーン。
東京・警視庁とプライベートシーン
東京の捜査拠点や事件関係者のロケ地です。
- 警視庁:警視庁シーン。
- 桜田門交差点:亀井刑事が渡った交差点。
- 日比谷茶廊:中村慎一が事件の再捜査を懇願したオープンカフェ。
- ビル:白井豊の住むマンション。
- 住宅:望月京子が住む家。
- SMAPPA!:望月京子が働く銀座のクラブ。
- 翠波画廊:ギャラリー岸本。
- シェ松尾・青山サロン:岸本由美子が望月京子に水をかけたレストラン。
- タムラ製作所:新港南化学品川工場。
富士河口湖・神奈川シーン
古木邸や横浜エリアのロケ地です。
- マエダオート富士吉田スタジオ:神奈川県箱根警察署。
- SHIGENO河口湖ハウス:古木邸。
- カトリック山手教会:刑事が岸本由美子を尾行した教会の前。
- 県道75号線:パトカーが走った場所。
- 県道75号線:井関ゆきが乗った車が走った場所。
聖地巡礼のおすすめルート
箱根登山鉄道乗り継ぎルート
JR東海道本線小田原駅から箱根湯本駅、箱根登山鉄道大平台駅、箱根登山鉄道強羅駅を巡れば、十津川警部の捜査ルートを完全再現できます。
芦ノ湖・大涌谷の名所ルート
小田急山のホテル、山のホテルプライベート桟橋、恩賜箱根公園、大涌谷を巡ると、事件の舞台と紅葉の箱根名所を堪能できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
西村京太郎トラベルミステリーの王道を行く一作。箱根の観光ロケ満載で、トラベルミステリーファンにとっては定番の魅力を持つ作品と評価されています。
好評だったポイント
「秋の箱根の景色が美しい」「箱根登山鉄道のスイッチバックが鉄道ファン必見」「高橋英樹の十津川警部が貫禄」「鉄道トリックが秀逸」「観光ガイドとしても楽しめる」といった感想が寄せられました。