作品紹介
『月曜ミステリー劇場 西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ31 四国連絡特急殺人事件』は、2004年3月29日にTBS系「月曜ミステリー劇場」枠で放送された2時間サスペンスドラマです。原作は西村京太郎の同名小説。「十津川警部シリーズ」第31作で、主演は渡瀬恒彦(十津川省三警部)、相棒の亀井刑事役は伊東四朗、共演に榎本加奈子、内藤剛志、岩崎良美など。お遍路でにぎわう春の四国・高知県足摺岬を舞台に、東京の銀行経営者殺害事件と巨大スーパーチェーン会長殺害事件を解き明かす、本格旅情ミステリーです。
巨大スーパーチェーン「トクマサ」の会長が四国で殺害された——警視庁の十津川警部(渡瀬恒彦)と亀井刑事(伊東四朗)は、地元警察からの捜査協力要請で四国へと向かう。会長の秘書・弓子(榎本加奈子)が警察に保護を求めて現れ、「会長の甥で重役の南条(内藤剛志)が殺した」と証言。十津川は東京・四国を行き来しながら、会長秘書・甥・愛人らの複雑な人間関係と、四国お遍路の旅、特急列車「南風」「四国岡部」、瀬戸内海フェリーが繋ぐ事件のミステリーを解き明かしていきます。
香川・観音寺、本山寺、JR予讃線本山駅、高知・足摺岬、金剛福寺、足摺岬パシフィックホテルなど、四国の名所をふんだんに使った本格旅情ロケが特徴。十津川警部シリーズおなじみの「鉄道×旅情×ミステリー」の魅力を堪能できる、シリーズ屈指の良作です。
話題になったポイント
渡瀬恒彦×伊東四朗の名コンビ
渡瀬恒彦の十津川警部と伊東四朗の亀井刑事という、シリーズおなじみの名コンビ。重厚な渡瀬と人情味あふれる伊東のかけ合いが、シリーズの魅力を支えました。本作は2009年に渡瀬が降板する前の充実期に当たります。
四国お遍路と足摺岬の旅情
春のお遍路でにぎわう四国を背景に、高知最南端の足摺岬・金剛福寺といった四国の名所を舞台にした旅情豊かなロケ。鉄道と海の風景が、ミステリーに深い余韻を加えています。
特急「南風」と瀬戸内海フェリー
特急「南風1号」の車中、瀬戸内海を横切るフェリーボート、そして高知龍馬空港——複数の交通手段が事件のアリバイ崩しの鍵となる、西村京太郎ミステリーらしい構成が冴えわたる一作です。
ロケ地ガイド
香川(お遍路と捜査の地)
四国お遍路の風景。
高知・足摺岬(事件の核心地)
クライマックスの足摺岬シーン。
- 高知龍馬空港:南国市物部、高知龍馬空港。
- 県庁前交差点:高知市本町、高知城の見える道路。
- 金剛福寺:土佐清水市足摺岬、岡部が消えた金剛福寺(四国八十八か所第38番札所)。
- 足摺岬:土佐清水市、岡部(南条吾郎)が殺害された現場。
- 足摺岬パシフィックホテル:土佐清水市、十津川警部たちが泊まったホテル。
- 足摺岬洞門:土佐清水市、拳銃が発見された場所。
東京(事件の発端)
警視庁と被害者・容疑者シーン。
- 警視庁:千代田区霞が関、警視庁本部。
- 古賀オール株式会社:「品川トクマサ本社」のロケ地。
- JR東海道本線品川駅:港区高輪、JR品川駅。
- マンション:井崎玲子の住むマンション。
- 大江戸:伊吹君子が食事したうなぎ屋「大江戸」。
- 芝浦TMビル:港区芝浦、十津川と君子が食事した回転寿司「寿し丸」。
- 羽田空港第1旅客ターミナルビル:大田区羽田空港、羽田空港。
聖地巡礼のおすすめルート
足摺岬十津川警部ルート
足摺岬から金剛福寺、足摺岬パシフィックホテルを巡る土佐清水市コース。十津川警部の事件の現場を辿れる聖地です。
四国お遍路69-70番札所ルート
観音寺から本山寺、JR予讃線本山駅を巡る香川県お遍路コース。お遍路ファンにもおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
2004年放送、十津川警部シリーズ31作目として安定の人気を獲得。視聴率は10%超で、シリーズファンに親しまれました。
好評だったポイント
「渡瀬恒彦の十津川が安心」「伊東四朗の亀井が良い」「四国の風景が美しい」「足摺岬の眺望が圧巻」「お遍路ロケが旅情たっぷり」「鉄道トリックが本格ミステリー」と評価され、十津川警部シリーズの代表作として親しまれています。