作品紹介
『浅見光彦シリーズ4 津和野殺人事件』は1997年7月25日にフジテレビ系で放送された2時間サスペンスで、榎木孝明主演のフジ版浅見光彦シリーズ第4作です。主演は榎木孝明、共演は野際陽子(母・雪江役)、森口瑤子(樋口実加代/杉森依子の二役)、高林由紀子、秋野太作、西岡徳馬ら。原作は内田康夫の同名小説で、後にTBS版(沢村一樹主演、2008年)でもリメイクされる人気作。島根県津和野と山口県向道ダムを舞台にした、名家朱鷺家の後継者選びにまつわる連続殺人ミステリーです。
浅見光彦(榎木孝明)の母・雪江(野際陽子)が、染井霊園の墓地で老人の死体を発見します。亡くなっていたのは島根県津和野の旧家・朱鷺勝蔵で、神津家の墓に寄りかかって絶命していました。その後、神津家の当主の叔父・神津洋二が、山口県の向道ダムで毒殺死体として発見されます。光彦は事件の真相を追って、山口から津和野へ向かい、津和野屈指の旧家・朱鷺家の本家後継者選びに関わる複雑な因縁に迫っていきます——。
津和野の赤い鳥居トンネル・太皷谷稲成神社、殿町通り、津和野城跡など、山陰の小京都の美しい風景をふんだんに使った豪華ロケ。1997年当時の榎木孝明版浅見光彦の魅力と、野際陽子演じる母・雪江との親子関係の温かさが堪能できる名作です。
話題になったポイント
榎木孝明版浅見光彦の代表作
フジ版浅見光彦を長年演じた榎木孝明にとって、初期の代表作の一つ。知的で品のある浅見像と、母・雪江との親子愛が作品を通じて光ります。
森口瑤子の二役
樋口実加代と杉森依子という運命的に絡む二人を森口瑤子が一人二役で好演。本作の重要な謎の核心を支えるキャスティングが秀逸です。
津和野の観光ミステリー
太皷谷稲成神社の千本鳥居、殿町通り、森鴎外記念館など、津和野の観光名所がふんだんに登場。旅情と謎解きが一体となった2時間サスペンスの王道仕立てです。
ロケ地ガイド
津和野・山陰の小京都
山陰の小京都・津和野の風情ある町並みが、作品の"顔"として使われています。
- 太皷谷稲成神社:樋口久美が夢で見た赤い鳥居のトンネル
- 津和野城跡:井手刑事による案内
- 殿町通り:津和野の鯉のいる町並み
- 津和野カトリック教会:津和野の教会
- 津和野町役場津和野庁舎:大岡家老門
- 森鴎外記念館:森鴎外旧宅
- 乙女峠マリア聖堂:マリア聖堂
津和野の宿・店と朱鷺家
光彦の宿泊先や聞き込み先は、津和野の実在店舗で撮影されました。
- 堀庭園:朱鷺本家
- 津和野ホテル:浅見が宿泊したホテルサンルート
- 津和野警察署:津和野警察署
- 財間酒造場:朱鷺家の聞き込み酒造
- 沙羅の木松韻亭:松韻亭
- のれんの宿「明月」:浅見兄弟の飲み屋
- JR山口線の津和野川橋梁:蒸気機関車の鉄橋
東京・山口の事件現場
事件の発端と展開の舞台は、東京と山口で撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
津和野1日観光ルート
JR津和野駅→殿町通り→津和野城跡→太皷谷稲成神社→森鴎外記念館と、山陰の小京都を巡る1日コース。赤い千本鳥居は必訪です。
山口・向道ダムサスペンスルート
山口宇部空港→向道ダム→津和野へと、サスペンスの軌跡を辿る1泊2日コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
榎木孝明版浅見光彦シリーズの初期代表作として、フジテレビ系サスペンスファンから長年愛されています。
好評だったポイント
榎木孝明の知的な浅見像、野際陽子の雪江の品格、津和野の観光スポットの映像美、森口瑤子の二役。2時間サスペンスの王道を楽しめる上質な一作です。