作品紹介
『VISION-殺しが見える女-』は、2012年7月から9月まで読売テレビ制作・日本テレビ系「木曜ミステリーシアター」枠で放送された本格派サイコサスペンスドラマです。「NIGHT HEAD」「ギフト」などミステリー作品の第一人者として知られる飯田譲治によるオリジナル脚本で、主演は山田優。全12話で構成されています。
人気モデルの来栖玲奈(山田優)は、ある日突然「VISION」と呼ばれる特殊能力に目覚め、人に触れると殺人の映像が脳裏に浮かぶようになります。その恐ろしい力に怯える玲奈でしたが、ある事件をきっかけに休職中の刑事・北川と出会い、二人は難事件の解決に挑むことになります。
一話完結型の事件を追いながらも、玲奈の謎に満ちた過去が徐々に明らかになっていく連続ドラマとしての構成が特徴的です。能力が回を追うごとに強化され、やがて犯人と直接コミュニケーションできるまでに進化していく展開が見どころです。
話題になったポイント
飯田譲治による本格サイコサスペンス
「NIGHT HEAD」や「沙粧妙子-最後の事件-」といった名作ミステリーを手がけてきた飯田譲治の完全オリジナル脚本ということで、ミステリーファンの間で注目を集めました。特殊能力×刑事ドラマという組み合わせに、飯田作品ならではの独特の緊張感と予測不能な展開が加わり、深夜枠ながらコアなファンを獲得しました。
山田優の新境地
モデル・女優として活躍する山田優が、特殊能力に苦悩しながらも事件に立ち向かうヒロインを熱演。普段のファッショナブルなイメージとは異なる、恐怖と葛藤を抱えたキャラクターを繊細に演じ、俳優としての新たな一面を見せました。劇中では実際にモデル役という設定で、華やかなファッションシーンと緊迫のサスペンスシーンのコントラストも話題になりました。
都心の実在ロケ地で描くリアリティ
お台場、秋葉原、新宿、有楽町など東京の実在スポットが多数登場し、見慣れた都市の風景がサスペンスの舞台として再構成される演出が印象的でした。現代の東京を舞台にしたリアルなロケーションが、超常的な能力というフィクション要素にリアリティを持たせています。
ロケ地ガイド
お台場・臨海エリア
東京湾岸の開放的なロケーションが印象的なシーンに使用されています。
- お台場レインボー公園:レインボーブリッジを望む公園で、玲奈と北川が事件について話し合う重要なシーンの撮影地。海風を感じながらの会話シーンが印象的です。
秋葉原・千代田エリア
電気街として知られる秋葉原周辺も、事件の舞台として登場します。
- 秋葉原UDX駐車場:秋葉原のランドマークであるUDXビルの駐車場が緊迫したシーンの舞台に。夜間の無機質な空間がサスペンスの雰囲気を高めています。
渋谷・六本木エリア
ライブハウスなど、都心のエンターテインメント施設も登場します。
- eggman:渋谷の老舗ライブハウスが劇中の音楽シーンの撮影に使用されました。実在する人気ライブスポットでのリアルな雰囲気が作品に活気を与えています。
新宿エリア
西新宿の高層ビル群が、都会的な映像美を演出しています。
- コンシェリア西新宿タワーズウエスト:西新宿の高層タワーマンションで、登場人物の住居シーンなどに使用されています。都会的で洗練された空間が、モデルである主人公の生活感を表現しています。
- 新乃木坂ビル:乃木坂エリアのオフィスビルが作品に登場。都心のビジネス街としての雰囲気が物語の舞台装置として効果的に使われています。
調布・府中エリア
東京西部のスポーツ施設も印象的なシーンに使われています。
- 味の素スタジアム:調布市にある大型スタジアムが劇中のロケ地として登場。広大な施設の周辺エリアが事件の舞台として使用されています。
千葉県エリア
千葉県内の大学キャンパスも撮影に使用されています。
- 東洋学園流山キャンパス:千葉県流山市にある大学キャンパスが、劇中の学校シーンの撮影地として使われています。緑豊かなキャンパスが日常と非日常の対比を際立たせています。
有楽町エリア
銀座に隣接する有楽町の賑やかな街並みも登場します。
- ビックカメラ有楽町店:有楽町駅前の大型家電量販店が、街中での追跡シーンなどに使われています。多くの人が行き交う繁華街の臨場感がサスペンスを盛り上げます。
聖地巡礼のおすすめルート
お台場〜有楽町 ベイエリアルート
ゆりかもめでお台場レインボー公園からスタートし、レインボーブリッジの景色を楽しんだ後、新橋経由でJR山手線に乗り換えて有楽町のビックカメラ周辺を散策するルートがおすすめです。お台場では周辺の商業施設でランチを楽しみ、有楽町では銀座方面への散策も合わせると充実した一日になります。所要時間は約3〜4時間。
秋葉原〜新宿 都心横断ルート
JR中央線で秋葉原UDXを見学した後、新宿に移動してコンシェリア西新宿タワーズウエスト周辺を散策するルート。秋葉原では電気街の雰囲気を楽しみながらUDX周辺を探索し、新宿では西新宿の高層ビル群を眺めながらドラマの世界観に浸れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは112件のレビューで平均スコア★2.8と、やや厳しめの評価となっています。平均視聴率は3.0%(最高4.1%)で、深夜帯の放送枠としては標準的な数字でした。
好評だったポイント
飯田譲治ファンからは「VISIONの能力設定が斬新で引き込まれた」「毎回の事件が予測不能で面白い」といった好意的な声が寄せられています。一方で「もう少しキャラクターの深掘りが欲しかった」「能力の設定にもっと一貫性があれば」という意見もあり、コアなミステリーファン向けの作品という評価が定着しています。山田優の演技については「モデル役がハマっていた」「サスペンスシーンの表情が良い」という好評の声がありました。