作品紹介
『若者たち2014』は、2014年7月9日から9月24日までフジテレビ系「水曜22時」枠で放送された全11話のテレビドラマです。1966年にフジテレビで放送された名作ドラマ『若者たち』を現代版としてリメイクし、妻夫木聡を中心に瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平という実力派俳優が5人兄弟を演じた本格青春群像劇です。
千葉県の海岸沿いの町に暮らす佐藤家の5人兄弟。両親を亡くし、長男・旭(妻夫木聡)がリーダーとして家族をまとめています。次男・暁(瑛太)は自分の夢を追い、長女・ひかり(満島ひかり)は恋愛と仕事に悩み、三男・陽(柄本佑)は兄への反発を抱え、末弟・旦(野村周平)は将来への不安と向き合っています。友情・恋愛・確執・和解を繰り返しながら、不器用ながらも懸命に生きる5人の姿を描きます。
リベンジポルノや格差社会、ブラック企業問題など現代的なテーマを取り入れつつ、兄弟の絆という普遍的なテーマを泥臭く熱く描いた意欲作で、第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では妻夫木聡が主演男優賞総合2位、瑛太が助演男優賞総合3位に入賞しました。
話題になったポイント
日本映画界を代表する豪華キャストの競演
妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平という、それぞれが主演級の実力を持つ俳優陣が5人兄弟として共演したことが最大の話題となりました。妻夫木聡のリーダーシップについて、瑛太や満島ひかりが「座長としての妻夫木くんは本当にすごい」とべた褒めする場面も。撮影現場では本当の兄弟のような関係性が生まれたと報じられ、その化学反応が画面にも表れていると評されました。
1966年版の名作を現代に甦らせた挑戦
1966年の伝説的ドラマ『若者たち』のリメイクという挑戦は、放送前から大きな注目を集めました。オリジナル版の「若者たち」のテーマソングをモチーフにしながら、リベンジポルノ、ブラック企業、格差社会など現代の社会問題を織り込んだ脚本は、「今の時代にこそ必要なドラマ」と評価する声と「暑苦しい」と感じる声の両方を生み、賛否両論を呼びました。
泥臭くもひたむきな青春ドラマの復権
スマートなドラマが主流の時代にあえて「泥臭さ」「暑苦しさ」を前面に出した本作は、視聴者の間で好みが大きく分かれました。しかし「兄弟で本気でぶつかり合う姿に胸が熱くなった」「今のドラマにはないストレートな感情表現が新鮮」という熱い支持も多く、コアなファンを獲得しています。
ロケ地ガイド
千葉エリア
埼玉エリア
- 城西大学:大学のシーンで使用されました。兄弟の一人が通うキャンパスとして登場します。
東京・品川〜お台場エリア
東京・渋谷〜代官山エリア
- JINNAN CAFE:渋谷・神南のカフェでのシーンが撮影されました。若者たちの集いの場として登場します。
- タブローズ代官山:代官山のレストランでの食事シーンなどに使用されました。
- SANBANCHO CAFE:カフェでの会話シーンで使用されたロケ地です。
東京・北区〜荒川エリア
- JR山手線第二中里踏切:日常の通勤・移動シーンで使用された、情緒ある踏切のロケ地です。
- JR中央線のガード下:ガード下の独特の雰囲気が、兄弟たちの庶民的な暮らしを象徴するシーンで使用されました。
- USAGI:飲食店でのシーンに使用されたロケ地です。
新潟エリア
- 新潟刑務所:ストーリーの重要な転換点となるシーンで使用された施設です。
聖地巡礼のおすすめルート
東京下町・兄弟の暮らしコース(半日)
JR山手線第二中里踏切からスタートし、JR中央線のガード下を散策。昭和の風情が残る下町エリアで、佐藤家の兄弟が暮らした庶民的な雰囲気を体感しましょう。上野駅で兄弟たちの旅立ちの場面に思いを馳せた後、JINNAN CAFEやSANBANCHO CAFEでドラマの余韻を楽しむルートです。
千葉・海岸沿いコース(半日)
佐藤家が暮らす海沿いの町をイメージし、千葉の堂坂公園周辺を散策するコースです。兄弟たちが走り回った公園や海の見える風景を楽しみながら、ドラマの青春群像劇の舞台を巡ります。天気の良い日は海辺の散歩も気持ちいいルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは平均スコア4.0点を獲得。視聴率こそ振るわなかったものの、作品の質に対する評価は高く、「隠れた名作」として認知されています。
好評だったポイント
「キャストが豪華すぎる」「全員の演技が素晴らしい」という俳優陣への評価が最も多く、特に妻夫木聡の号泣シーンや満島ひかりの繊細な演技が絶賛されています。「泥臭くもひたむきに生きる熱さが好き」「不器用な兄弟愛に泣かされた」「兄弟喧嘩のシーンのリアルさがすごい」という声がコアファンから。一方で「今の時代には暑苦しい」「毎回の号泣シーンはお腹いっぱい」という意見もあり、視聴者の好みが分かれた作品でもあります。しかし「こういう真っ直ぐなドラマは今のテレビに必要」「数年後に評価されるタイプの作品」という将来的な再評価を予言する声も多く見られました。