作品紹介
『ホワイト・ラボ〜警視庁特別科学捜査班〜』は、2014年4月から6月にかけてTBS系列の「月曜ミステリーシアター」枠で放送された科学捜査ドラマです。科捜研の知識と捜査一課の捜査権を併せ持つ新組織「ホワイト・ラボ」のメンバーたちが、独自のユニークな捜査方法で難解な事件を次々と解決していきます。
主人公・一ノ瀬聡士(北村一輝)は、卓越した科学捜査力を持つ天才的な研究者。「人間うそ発見器」の異名を持つ本田真幸(谷原章介)、元お笑い芸人の奥貫徹(宮迫博之)、若き科学者・山根武彦(薮宏太)ら個性豊かなメンバーが集結。班長の神山恵子(和久井映見)がチームをまとめ、ベテランの黒田敬(大杉漣)が重厚な存在感で支えます。
それぞれが独自の信念と正義を持ちながら、科学の力で事件の真相に迫る姿を描いた本作は、従来の刑事ドラマとは一線を画す新感覚の捜査ドラマとして注目を集めました。全11話で完結しています。
話題になったポイント
科学捜査×刑事ドラマの新しいアプローチ
科捜研と捜査一課の機能を統合した「ホワイト・ラボ」という架空の組織を舞台に、DNA鑑定や指紋分析、化学分析といった科学捜査の手法をドラマの中心に据えた点が斬新でした。事件の謎解きに科学的な根拠を重視する展開が、理系ファンや科学好きの視聴者から支持されました。
豪華キャストの化学反応
北村一輝の知的で爽やかな主人公像は、従来の刑事ドラマとは異なる新鮮な魅力を発揮。谷原章介とのバディ的なやりとりや、宮迫博之のコミカルな演技、大杉漣の重厚な存在感が絶妙なバランスを生み出しました。特に和久井映見が演じる班長・神山恵子の包容力ある演技は多くの視聴者から高い評価を受けています。
東京の洗練されたロケーション
汐留シオサイトのイタリア街や神宮外苑のイチョウ並木、CANAL CAFEなど、東京の洗練されたスポットがロケ地として多数登場。都会的でスタイリッシュな映像美が、科学捜査ドラマの知的な雰囲気と見事にマッチしています。
ロケ地ガイド
東京都・新宿〜飯田橋エリア
物語の中で印象的なシーンが撮影された、都心の人気スポットが集まるエリアです。
- CANAL CAFE:神楽坂にほど近い、お濠沿いの人気カフェレストラン。登場人物たちが集まるシーンで使用され、水辺の開放的なテラス席が印象的です。数多くのドラマのロケ地としても知られる定番スポットです。
東京都・青山〜外苑エリア
都心の緑豊かなエリアで、ドラマの中でも象徴的な場面が撮影されました。
- 神宮外苑のイチョウ並木:約300mにわたる146本のイチョウが並ぶ東京屈指の並木道。ドラマでは登場人物が語り合う印象的な場面に登場し、美しい街路樹のトンネルが物語に彩りを添えました。秋の黄葉シーズンには特に訪れる価値があります。
- けやき広場:六本木・赤坂エリアにあるけやき坂沿いの広場で、都会的な雰囲気のシーンに使用されました。
東京都・汐留エリア
近代的なビル群が立ち並ぶ汐留は、ドラマの中でも重要なロケ地エリアとなりました。
- 汐留シオサイト5区イタリア街:イタリアの街並みを再現した独特の雰囲気を持つエリア。石畳の道やカラフルな建物が立ち並び、まるでヨーロッパにいるかのような異国情緒あふれるシーンが撮影されました。科学捜査班のメンバーが訪れる場面で印象的に使われています。
- 汐留シオサイト:高層ビル群と近代的な都市空間が広がる汐留の再開発エリア。スタイリッシュな都会の風景が、ドラマの知的でクールな雰囲気を演出しています。
東京都・永田町〜霞が関エリア
警察ドラマならではの、官庁街のロケーションも見どころです。
- 国会議事堂前の道:日本の政治の中心地である国会議事堂前。事件の背景に政治的な要素が絡むシーンなどで使用され、重厚な雰囲気を醸し出しています。
- 警視庁:桜田門にそびえる警視庁庁舎。ホワイト・ラボの上部組織としての警視庁が映し出される外観シーンで登場しています。
東京都・新橋エリア
サラリーマンの街として知られる新橋周辺も、ロケ地として活用されました。
- NEWしんばしビル:新橋駅前の複合商業ビル。昭和の雰囲気を残すビルの外観や周辺が、庶民的な日常シーンの撮影に使われました。
- 帝京大学医学部附属病院:事件関係者の入院シーンなどで外観が使用された大学病院。科学捜査と医療が交差する場面で登場しています。
群馬県・館林エリア
東京から離れたロケーションとして、群馬県の教会が使われました。
- カトリック館林教会:群馬県館林市にある歴史ある教会。事件の重要な手がかりとなるシーンで使用され、荘厳な教会の佇まいが物語に深みを与えています。都心のロケ地とは趣の異なる静寂な空間が印象的です。
聖地巡礼のおすすめルート
東京都心ホワイト・ラボ巡りコース(半日)
まずは飯田橋駅からスタートし、CANAL CAFEでドラマの雰囲気を味わいながらランチを楽しみましょう。その後、地下鉄で青山一丁目駅へ移動し、神宮外苑のイチョウ並木を散策。特に11月下旬から12月上旬の黄葉シーズンがおすすめです。続いて六本木のけやき広場を経由し、大江戸線で汐留へ。イタリア街のフォトジェニックな街並みを楽しんだら、汐留シオサイトの近代的なビル群を眺めながら新橋駅方面へ。NEWしんばしビル周辺で昭和レトロな雰囲気も堪能できます。
官庁街&科学捜査ルート(午前中)
桜田門駅からスタートし、警視庁の外観を眺めた後、国会議事堂前の道を歩いて永田町・霞が関の雰囲気を体感。ドラマの中で描かれた権力と正義の狭間を実感できるルートです。その後、帝京大学医学部附属病院方面に足を延ばせば、科学捜査ドラマの世界をより深く味わえます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は★3.3(レビュー数195件)。科学捜査という題材の新鮮さや豪華キャストが評価される一方、ストーリーの緊迫感についてはやや物足りないという声もあり、平均的な評価に落ち着いています。
好評だったポイント
「北村一輝の爽やかな役柄が新鮮で、従来のイメージを覆す好演だった」「科学を使った捜査方法が奇抜で、普通の刑事ドラマとは違った不思議な雰囲気が楽しめる」「和久井映見の班長役に包容力を感じた」「個性的なキャラクターの掛け合いが面白い」といった声が多く寄せられています。一方で、「物語全体を貫く事件の情報が断片的で、各話との絡み合いがもう少し欲しかった」「登場人物の描き方が中途半端に感じる場面がある」という指摘もあり、一話完結のミステリーとしては楽しめるものの、シリーズ全体のストーリー構成には改善の余地があるという評価が目立ちました。大杉漣の重厚な演技も高く評価されており、惜しまれるその存在感はドラマの大きな魅力のひとつとなっています。