作品紹介
『八重の桜』は2013年に放送されたNHK大河ドラマ第52作で、会津藩の砲術師範の娘・山本八重(後の新島八重)の波乱に満ちた生涯を描いた全50回の物語である。主演は綾瀬はるか。
「ならぬことはならぬ」の精神のもとで育った八重は、戊辰戦争においてスペンサー銃を手に取り鶴ヶ城の籠城戦で男装して戦い、「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた。敗北後は京都へ移り、新島襄と結婚して同志社の設立に尽力。生涯にわたり自分の可能性に挑み続けた女性の物語である。
話題になったポイント
東日本大震災からの復興支援として企画
2011年の東日本大震災を受けてNHK内部で方針を転換。逆境をはねのけて生き抜いた東北の人物として新島八重が選ばれた。会津戦争の敗北から再生していく姿が、被災地への応援メッセージとなることが意図された。
綾瀬はるかの新境地と国際エミー賞ノミネート
綾瀬はるかはスペンサー銃を構えるアクションシーンや会津弁の演技で高い評価を得た。2014年の国際エミー賞テレビドラマ部門にもノミネート。綾瀬は放送後も毎年「会津まつり」に参加し、地域との絆が続いている。
全国と福島県の対照的な視聴率
全国平均視聴率は14.6%だったが、舞台の福島県では初回から最終回まで平均20%超の高視聴率を維持。地元にとっては格別な作品となった。
ロケ地ガイド
福島エリア(メインロケ地)
会津若松を中心に、福島県内の歴史スポットが多数登場する。
京都エリア
八重の後半生の舞台である京都では、同志社大学や金戒光明寺などが登場する。
聖地巡礼のおすすめルート
会津若松・八重の足跡ルート(1日コース)
鶴ヶ城からスタートし、会津藩校日新館で「ならぬことはならぬ」の教育に触れる。会津武家屋敷で什の教えを学び、飯盛山で白虎隊自刀の地を訪れる。オープニング映像の石部桜も外せないスポットだ。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは3.8/5.0(1,498件)。特に前半の会津戦争パートが高く評価されている。
好評だったポイント
「戊辰戦争の描写が生々しく迫力がある」「綾瀬はるかのアクションと会津弁が素晴らしい」「会津武士道の精神に感動した」という声が多い。前半(会津編)と後半(京都・明治編)でトーンが変わる構成には賛否があるが、前半は大河ドラマとして高い完成度と評されている。