作品紹介
『山田太郎ものがたり』は、2007年7月から9月にかけてTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された全10話のコメディドラマです。森永あいの同名少女漫画を原作に、二宮和也と櫻井翔のW主演で実写化されました。嵐メンバー2人の初の連続ドラマ共演としても話題を集めました。
容姿端麗、学力優秀、スポーツ万能——まさに完璧な学園の王子様・山田太郎(二宮和也)。しかしその正体は、ビルの谷間に建つ掘っ立て小屋のような家に住む、6人の弟妹を養う超貧乏大家族の長男でした。高校生でありながらバイト代で一家を支え、毎日100円以下の食事でやりくりする壮絶な生活を送っています。
そんな太郎に目をつけたのが、大財閥の御曹司・御村託也(櫻井翔)。太郎の「完璧なのに謎めいた」姿に興味を持った託也は、やがて太郎の貧乏生活を知り、金持ちと貧乏人の真逆コンビとして絶妙な友情を育んでいきます。笑いあり涙ありの学園コメディです。
話題になったポイント
嵐・二宮和也×櫻井翔のW主演
当時絶大な人気を誇っていた嵐のメンバー2人が初めて連続ドラマでレギュラー共演を果たしたことが最大の話題でした。完璧だけど貧乏な太郎を二宮和也が、金持ちの御曹司を櫻井翔が演じるという対照的なキャスティングが、2人のキャラクターにぴったりとハマり、ファンのみならず幅広い層から支持を集めました。
豪快な貧乏エピソードの数々
毎回繰り広げられる超貧乏エピソードが笑いを誘い、「ここまでやるか」というコミカルな演出が話題に。しかしその中にも家族愛があふれており、太郎が弟妹たちのために懸命に働く姿は多くの視聴者の心を打ちました。
多部未華子の連ドラ初出演
ヒロイン・池上隆子役で多部未華子が連続ドラマに初出演し、清楚でまっすぐなキャラクターを好演。後に日本を代表する女優の一人となる彼女の原点ともいえる作品です。平均視聴率は14.94%を記録し、同クール第2位の人気作となりました。
ロケ地ガイド
東京・六本木エリア(学園周辺)
- けやき坂:太郎たちが通う名門学園の周辺として使われた、六本木ヒルズのおしゃれな坂道です。
- 六本木トンネル:通学路のシーンなどで印象的に使われたトンネルです。
- ティファニー六本木ヒルズ店:セレブな学園生活を象徴するロケ地として登場しました。
- 愛宕神社:太郎が弟妹のために願掛けをするシーンなどで使用された歴史ある神社です。
東京・湾岸エリア
- お台場海浜公園:太郎と託也の友情シーンが撮影された、開放感あふれる海辺のスポットです。
- 天王洲アイルふれあい橋:ドラマチックなシーンが撮影された天王洲の象徴的な橋です。
- 東品川海上公園:キャラクターたちの心情が描かれた公園シーンで登場しました。
- ららぽーと豊洲:買い物シーンなどで使われた豊洲の大型商業施設です。
埼玉県エリア(学校ロケ地)
- 西武学園文理中学・高等学校:太郎たちが通う名門校の校舎として使われた学校です。
- いずみ高等学校のふれあいドーム:学園のイベントシーンで使われた特徴的なドーム施設です。
- 東京電機大学鳩山キャンパス:学園の敷地として使われたキャンパスです。
神奈川県エリア
- コルトーナ横浜ウェディングヴィレッタ:御村家の豪邸や華やかなパーティーシーンで使われた洋館です。
- 引地川親水公園:自然豊かな公園での家族シーンが撮影されました。
- モトスミオズ通り商店街:太郎が買い物をする庶民的な商店街として登場しました。
聖地巡礼のおすすめルート
六本木セレブ学園コース(半日)
六本木駅からけやき坂をスタートし、六本木トンネル、愛宕神社を巡る学園エリアコース。太郎が貧乏なのに名門校に通うギャップを感じながら、六本木の華やかな雰囲気を楽しめます。ランチは六本木ヒルズ周辺のレストランで。
お台場・湾岸コース(半日)
お台場海浜公園から天王洲アイルふれあい橋、東品川海上公園を巡る海沿いのルート。太郎と託也の友情の舞台を歩きながら、レインボーブリッジの景色も楽しめます。ららぽーと豊洲でショッピングを楽しむのもおすすめです。
埼玉学園ロケ地巡りコース
西武学園文理中学・高等学校周辺からスタートし、東京電機大学鳩山キャンパスへ。実際の学校が名門学園に変身したロケ地を訪れることで、ドラマの制作現場の雰囲気を感じられます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでのレビュー数は14,172件と非常に多く、平均スコアは5点中3.9点の高評価です。平均視聴率14.94%を記録し、2007年7月期のドラマの中で第2位の人気を獲得しました。
好評だったポイント
「二宮和也と櫻井翔のダブルキャストが両極端のキャラクターにぴったり」「超貧乏エピソードが毎回笑えるけど、その中に家族愛があふれていて泣ける」「貧しい家庭に育った太郎が自分の境遇に悲観せず、妹たちの面倒を見ながら学園生活を送る姿が最高」という声が多数寄せられています。コメディとしての面白さだけでなく、「お金では買えない本当の幸せとは何か」というテーマが普遍的であり、放送から15年以上経った今でもファンに愛されている名作コメディドラマです。